テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

おもいで京都/おまけの巻・1。

2007-06-11 22:56:37 | 
 京都旅行の追想、なのでございます。
 初心者の素人にしては
 ちょっと良い写真じゃない?と思ったりして。

「かえりの、しんかんせん、でスね。ネーさ?」

 そうです、テデイちゃ。
 京都駅新幹線ホームで撮りました。
 大阪方面から、いままさに到着のひかり号くん。
 新型ののぞみでないのが残念です。

「しんがた、ッて?」

 7月辺りから、新型の新幹線が投入されると
 新聞に載ってました。
 見てみたい、乗ってみたいですね。

「あれ、ネーさ、
 いつから てつどうまにあ、になったのでスかァ?」
 
 マニア……?
 ハッ!
 そうか、そうだったのか。
 偶然に撮影できた一枚の写真や、
 ふと目に留まった時刻表、旅行の追憶……。
 たぶん、みんなこうして《鉄》になってゆくんだわ。
 その気持ちが、今やよーく分かります。
 
 行きたいな~、京都に。
 新型のぞみに乗って。
 出来るならすぐにでも……!

「ふー、やれやれ、でスね。
 ネーさの、きょうとしっく、じゅうしょうでス。
 とうぶん、なおりそにないでス、ねェ」
 
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あずまおとこ、古都へ、の本。

2007-06-11 22:29:54 | ブックス
 ものすごっく久しぶり!なBOOKS紹介です。
 戻ってまいりました!
 でも……(しくしく、しくしく)。

「あれェ、いつもヘンなネーさですが、
 きょうは、いちだんとへんでスね?
 しくしく、って、ナニでしョ?」

 しくしくじゃありませんよ、テディちゃ。
 シックです。

「しっくゥ?」

 シックです。
 私、京都シックにかかりました。
 ホームシックと同様の疾患でございます。
 症状としては、京都行きたいな、そうだ京都行こうと言ったり、
 京都のガイドブックをぼーっと眺めて溜息する、
 などといった例が顕著にみられます。
 ああ、京都行きたい、もう一度……。

 けれど、すぐには旅に出掛けられそうもない私は、
 書棚の中に京都を探しました。
 すると、おお、あったではありませんか、
 これぞ京都の御話です!


     
      ―― 雨にもまけず粗茶一服 ――



 作者は松村栄子さん、京都在住者による京都弁が決まっています。
 東京生まれ&東京育ちの主人公、遊馬(あすま)くんが、
 ひょんなことから家出して、
 逃亡潜伏することになったのが、京の都。
 理由あって素性を騙り、新聞配達をしながら、
 この町に暮らすようになった遊馬くんの、
 ゆるやかな変容と開眼が清々しく、爽やかです。
 
 楽しいのが、脇キャラの変人ぶり。
 茶道絡みのストーリーですのに、
 誰も『枯れ』てなんかいません。
 侘び寂び? それ一体なぁに? といいたげに。
 
 画像は、私の所蔵している単行本ですが、
 現在は文庫化されていると聞きました。

 それにしても、うう、読み返していたら
 京都に、京都に行きたい~~。

「あららん、ネーさがまたヘンになってるでスねェ」

 京都シックの解毒剤・治療薬は唯ひとつ、
 京都へゆくしかないのですよ。
 京都ぅ……。
 


 
 
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