こんばんは、ネーさです。
「こんばんわん、テディちゃだよゥ♪」
テディちゃ、私、大切なことを忘れておりましたよ。
「えッ? まさか? はちみつを、かいわすれたのでスかッ!?」
違います。
「ああ、よかったでス……」
ころッと忘れていたのは、若冲さんに関する御本の紹介です。
若冲さんだ相国寺さんだ京都だと、浮かれ騒いでおきながら、
肝心のことを失念していたのですね。
伊藤若冲とは、どんな画家、どんな人物であったのか、
知るために読むべき本は?
江戸絵画が注目される昨今、若冲さんは《スター》になりました。
大型書店の美術書コーナーに行けば、
研究書が多数、平台に並べられています。
さて、その中からどれを選べばよいのでしょう?
私のお勧めは、この一冊です。
―― 週間 日本の美をめぐる 驚異のまなざし 伊藤若冲 ――
小学館刊、2002年7月発行と、少し前になりますが、A4ワイドの
大きなページは見易く、全体にとても分かりやすくまとめられています。
週間モノによくある、『入門書』的に捉えられがちな、薄さ、手軽さも、
侮ってはいけません。重要な画は押さえてありますし、年表も的確。
これで御値段¥560ならばお買い得と言えましょう。
《若冲展》グッズ売り場でも、これが積まれていましたね、たしか。
専門家からも高い評価を得ているのかもしれません。
「ネーさ、テディちゃは、このえがすき、でスよ」
14ページに掲載の『百犬図』ですね。
私も大好きです!
ちょっぴり円山応挙の仔犬にも通じる、パピーたちの大行進。
原寸大の複製画が欲しい!
「じゃくちゅーおじさん、いぬもすき、だったのでスね」