京都への旅／すべてはこのために。

　　　　　若冲展。

　このためにこその、京都です。

　

　では、続きはまた明日！

「あした、ね！」

京都だ！／到着です！

「きゃ～きゃあァ～！！」

　着きました！
　京都です！
　おっと、もたもたしてはいられません。
　この新幹線は大阪へ向けて出発するのですからね。

「ネーさ、いそいでいそいでッ」
　　
　さあ、降りましょう。
　おお。ここが京都駅新幹線ホーム。
　お天気は悪くないようです。
　さて、次は、と。

「つぎは？　どうするのォ？」

　ふふふ。
　いよいよ、です。
　私たちのこの旅の目的を明かす時がやってきました。

　それは。

「それはッ？」

　次回で。

「え～ッ？」
　

京都へ・その８／建築ラッシュの。

「ネーさ、みた？　みたでスか？」

　なんか、すごい高層ビル建築中でしたね。
　さすがは名古屋です。
　商業都市なんだわ……トヨタもあるし。

「ここは、なごや、なのでスか。ふーン」

　停車中のホームからじゃ、
　駅の外はあまり見えないけれど、
　賑やかそうなのはよく判ります。

「きしめん！　てばさき！」

　……ここで、それを言われても。

京都へ・その７／すれちがい…。

「あ～、むかいのほーむに、べつの、しんかんせんくんがいるゥ」

　のぞみの通過待ちでしょう。
　東京行きの、ひかり号みたいだね。

「ここ、どこなのでスか？」

　静岡駅だよ。
　京都へは、まだちょっとかかるねえ。

「ふむむゥ～」

京都へ・その６／ふじ？

　さて、真面目にひた走る新幹線くんは、
　箱根の山のトンネルをを無事通り抜けたようです。
　私としては、この耳がキンキン状態がやや辛いのですが。
　　
　おや、あれは？

　テディちゃ、見てごらん。

「んー？　ナニでスか？
　くもばっかり、でスよ？」

　あれ、たぶん、富士山。

「えッ？　ふぅじぃー？？　どこどこどこッ？」

　だから、あの雲の中。
　広大な裾野が見えるでしょ。

「てっぺんは？　てっぺんどこォ？」

　あれだとちょっと見えそうにないね、今日んとこは。

「うえーン！！」
　

京都へ・その５／うみ？

　ふー、じっと座っているのも疲れます。
　デッキに遊びに来ました。

　テディちゃ、あの向こうは海、のはずですよ。
　相模湾、なのかな。

「……うみ。でも、みえませんでス……」

京都へ・その４／日本の車窓から？

「ネーさ、とおくに、おやまがみえます……あれなぁに？」

　えーと、今は神奈川県内を走っておりますから、
　出発時間と考え合わせると、　
　あの山並みは丹沢の山々かしらん。
　箱根にはまだ早いからね。

「もうかながわ……はやいのでスね、しんかんせん」

　でも、意外に横揺れする感じだね？
　変だな？


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　　後に分かったことですが、この日（５/３１）、丁度この頃から
　　関東地方には暗雲が立ち込めつつあったのでした。
　　ために、吹き付ける横風が普段よりも強かったのでしょうか？
　　とにかく、けっこうな揺れを感じました。

　　雷が鳴り、雹が降り、
　　豪雨が降り注いだのがこの日の午後でした。
　　東京出発の時間帯がずれれば、どうなっていたことか。
　　……もしかして、

　　私（私たち）、晴れおんな、なの？？

京都へ・その３／出発だ！

「おおッ、うごきだした！
　ホントにしゅっぱつでスよ、ネーさ！」

　はいはい、
　ひかり４０９号は定刻通りに出発いたしましたよ。
　遅れがなくて、ネーさはホッといたしました。
　
「きゃー、うごいてる、うごいてるゥ！
　はやい、はやーい！」

　どうコメントすればいいのかな、こういうのは……。

「あ？　あれレ？　もうとまっちゃったでスよ？
　なんでなんでーッ？」

　品川に着いたのです。
　このひかり号は品川にも止まるタイプだからね。

「なあんだ、そッか……あ、またうごきだしたーッ！」

　なんか、先が思いやられるな……。

　

京都へ・その２／東京駅では？

「ネーさ、いそいで！　もうすぐ、でるのでスよ！
　しんかんせんが！」

　テディちゃ、あのね、お席が違います。
　そちらは、三人掛けの海側、Ａ席の方でしょ。
　私たちの指定席券は、Ｅ席。
　山側のお席なんだから。

「え～。うみィ、うみはァ？」

　たぶんＥ席では見えないでしょうけど、
　新幹線はあんまり海沿いを走る路線じゃないと思うよ。

「ちぇッ、まあいいかァ……
　あッ、べるがなってまスよお！」」

京都へ・その１／お出かけ、開始！

　こんばんは、ネーさです。

「こんばんわ、テディちゃでスよぅ」

　さあ、私どもはお出かけすることになりました。
　まずは、５月３１日、東京出立の日から始めましょう。

「そーだ、しゅっぱつなのでスよッ！！」