テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

くちなし、咲けば。

2007-06-21 23:05:03 | 花雑記
「おはな、さいてるでスよ、ネーさ」

 くちなしの花ですね。
 甘い、良い香りがいたします。
 初夏の夕べによく似合う花ですね。
 
 でも、今年は花の数が少ないような気がします……。
 去年とか、もっと花が多かったように思うんだけど。

「さっきの、あめで、おちちゃったのでスか」

 午後5時前後でしたね、多摩地方を雨雲が通過したのは。
 突然のどしゃ降りで、私もびっくりしましたが。
 夕立というよりスコールみたいな雨でしたもの。
 とはいえ、花を叩き落す程の
 水量ではありませんでしたよ。

「あめに、うたれて、
 おっこちちゃわなくて、よかったでス。
 がんばって、ながァーく、さいてね、くちなッしィー」
 
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日本の橋、あれやらこれやら。

2007-06-21 13:24:34 | ブックス
「こにちはッ、テディちゃでス。
 ネーさ、いつも夜にかいてるのに、きょうはおひるんでスか?」
 
 こんにちは、ネーさでございます。
 本日はちょっと気分を変え、
 お昼どきに書いてみましょうか、と思いつきました。
 ていうか、何かしていないと脳みそ煮えちゃいそう……
 東京地方は今日も夏日(真夏日?)です。ふー。

 こんな時には涼やかなビジュアル本を!というわけで、


      ―― 橋を見に行こう ――

 
 写真・文は平野暉雄(ひらの・てるお)さん。
 副題の〈伝えたい日本の橋〉が示すように、
 日本各地の橋を写真で紹介している御本です。

 橋って、絵になりますねえ。
 太鼓橋の写真を見ていると、モネが睡蓮の池に
 橋を架けた理由が解るような気がします。
 構図が、ピタリと決まる。引き締まる。アクセントになる……。
 また、橋というのは一種の数学・力学的表現でもありますから、
 黄金率の美しさ、と言えるかもしれません。

 けれど、ハッとしたのは、弥彦神社の橋。
 新潟県弥彦村、弥彦神社にある玉ノ橋(たまのはし)は、
 ひとが渡る橋ではありません。

「え? ひとはわたらないのでスか???」

 そうなのです、テディちゃ。
 この橋を渡るのは、神さま。
 神さまだけがお渡りになる、屋根付きの御橋なのです。
 人間は渡れないのですよ。

 歴史はとても古く、奈良時代の文書に
 既にこの橋の名が在るそうです。1300年以上の昔ですね。

「れいんぼぶりじぃ、なんて、めじゃない、でスね」

 まさに。現代の橋がプラモデルに見えちゃいます。

 他にも、美しい橋、不思議な橋がページを彩ります。
 湖の水位が下がると姿を現す北海道糠平湖のタウシュベツ川橋梁、
 静岡県大井川の蓬莱橋(木造歩道橋では世界一!全長約897m)、
 石川県鶴仙渓谷の蟋蟀橋(こおろぎばし)は総檜造り、
 沖縄県那覇の円鑑池に架かる天女橋は日本最古の石造アーチ橋…。

 先日の京都旅行で私たちが渡った三条の橋も木造でした。
 素朴な木や石で出来た橋には、風情、雰囲気がありますねえ…。

「はしのうえや、かわのそばは、
 すずしーから、よいでスよ。ネーさ」

 揺れる吊り橋は勘弁してほしいけど、
 涼しい川辺へ行きたい気分!になったら、ぜひこの一冊を。
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