テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

おもいで京都/おみやげレポ編♪

2007-06-22 23:40:45 | 美味
 御存知でしょうか――
 いえ、和スイーツ好きの方には説明するまでもありません、ね?
 京の《緑寿庵 清水》さんといえば、

「こんぺとゥ!!」
 
 よく出来ました、テディちゃ。
 そうなのです。

 金平糖の専門店さんです!

 6月初めの京都旅行で、その緑寿庵さんの金平糖を
 私たちはお土産として購入いたしました。
 本店へ伺いたかったのですが、時間に余裕が無く、
 帰りの新幹線に乗る直前、伊勢丹デパートの地下で入手。
 これって、実はとてもラッキーだったらしいのです。
 人気が高くて、すぐ売り切れちゃうんですって。
 そういえば、伊勢丹のお店には『本日分終了』の札が
 ショーケースにやたら沢山貼ってありました……。

「らっきい、らっきい♪
 そいで、ネーさ、おあじはァ?」

 不明。

「ふェ??」

 進呈しちゃったのよね、弟に。

「えーッ?? じゃ、こんぺとはッ!」

 私は、食べておりませんの。

 ホント言うと、緑寿庵の金平糖はね、
 以前にお取り寄せしたことがあって、
 その美味しさは分かっていたのですよ。
 弟は、何ぞのパーティーで見せびらかしたいらしくて、
 それならまァいいか、と。
 
「うう、こんぺとゥ……
 テディちゃも、たべてみたかったでスよゥ……」

 そうね。
 季節限定品らしき、サイダー味の金平糖は、
 私も大いに食べてみたくはあったのですが。

「えッ? さいだーあじッ!
 さいだー、って、あの、のみものの、さいだー?
 しゅわしゅわの、さいだァ?」

 はい、そのサイダーですよ。
 しゅわしゅわドリンクのサイダー、です。

 でも、不思議ではありますね。
 本当なのでしょうか?
 サイダー味?
 そのような味の金平糖は存在するのか、
 しゅわしゅわと金平糖は共存可能なのか?
 疑問を感じた私は、真実を知るため、
 昼寝中の弟を叩き起こし、訊いてみました。
 すると。

「す、するとォ?」

 確かにしゅわしゅわだった、と。

「しゅ、しゅわしゅわ、だったのでスかッ」

 だったそうですよ。
 しゅわ~として、ラムネのようであった、とか。
 ラムネって、サイダーですもんね。

「しゅわしゅわ……いいなァ、しゅわしゅわ……
 テディちゃも、しゅわ~ッと、
 してみたかったでスよ……」

 また京都旅行する時には、 
 今度こそ緑寿庵さんの本店を訪ね、
 山盛りに金平糖を買ってまいりましょう。

「しゅわしゅわ~でス!」

 えーと、サイダー味は通年品ではないかもしれませんので、
 次に行った時にも売っているか、となると……ううむむむ。

「うえェ~ン!」
 

 

 

 
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美しきフェイクの世界。

2007-06-22 14:45:58 | ブックス
 今日の御紹介は、本好きの御方ならば皆さま御存知でしょう、
 おっきくて(ほぼB4サイズ)、重い(紙質ですね)、
 読み手泣かせ(持ち運ぶと腰痛が……涙)でお馴染みの
 《別冊太陽》シリーズから、3月に出た新刊でございます。


  ―― コスチュームジュエリー 1920s‐70s ――


「ネーさ、こすちゅーむじゅえりー、って? ナニでスか?」

 大雑把に言うと、合金、ガラス、フェイクパールといった
 人工の素材中心で作られた装身具のことです。
 本物のダイヤモンド、バロックパールが使われる例もありますが、
 多くは、やはり人造物を主材としています。

「にせもの、なのでスか??」

 NO。
 コスチュームジュエリーは偽造や贋物とは全く別の物なのです。
 シャネルさんやディオールおじさんは、好んで、意図的に、
 模造真珠やラインストーンを選び、
 ネックレスやイヤリングを製作したのでした。
 石が本物であるか否かは、重要ではありません。
 見るべきは、デザインです。

 本物の宝石だったら到底ムリだろう、
 とても作れそうにない、
 作っても誰も買えないような値段になっちゃう……
 でも!フェイクだったらO.K.だ!
 そんな逆転と挑戦の発想で作られたジュエリーの数々。
 見ごたえがありますね。

 ハリウッド黄金時代の、
 銀幕の中でスターたちが身に着けた〈撮影用ジュエリー〉も
 悪くはありませんが、
 私が、素晴らしい!と讃えたいのは唯ひとり。
 ムッシュ・クリスチァン・ディオール!!
 これぞボン・シック!でしょう!

「わお。ほんとでス、きれいでスよん」

 53歳の若さで急逝したディオールさんが
 デザイナーとして活躍できたのは、
 実はたった10年程度に過ぎません。
 デビューが遅かったのですね……。
 《ニュールック》で一時代を築いておきながら……
 本当に惜しいことです……。
 
「え?
 じゃ、どれも、もう、かえない、のでスか?
 きれいなのにィ……。
 ほしいときは、どしたらのいいのでショ?」

 シャネルさんやディオールさんデザインの、
 当時のコスチュームジュエリーが欲しい!という御方は
 アンティークショップで探されると良いでしょう。
 海外でもその手のマーケットが確立されているようですね。
 地道にお店巡りをし、
 国内外のオークションをチェックしてゆけば、
 いつの日にかは、きっと。
 
 でも。
 わざわざ探す? そんなのめんどくさいわ!
 という御方は……

「どするのでスか?」

 この本を眺めて満足、しましょう。

 

 
 

 
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