テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

チーズ菓子(たぶん)新作♪

2007-11-07 22:16:12 | 美味
 からいもの!
 何かショッパいもの、食べた~いッ!

「うきゃッ?
 ねーさがァ、うわごと、いってるでスよ?」

 うわ言じゃありませんのよ、テディちゃ。
 今日は朝から塩からい物が食べたくって、
 ついついこんなスナック菓子を買っちゃいました。

「ちーずちっぷスゥ……?」

 新作でしょうか。初めて見かけましたからね。
 わたくし、チーズ味大ッ好き!
 さあ、いただきましょう!

「はハァ、これがァうわさのォ、
 しょくよくのあきィ、げんしょう、でスね」

(ばりばり&もぐもぐ&ぱりぱり&がつがつ……)

 塩ッ気とチーズの風味が程よくて、
 ぱくぱく行けちゃいますね。
 ただ、一袋当たりの量が、ちょっと少なめ、かな?
 ま、おいしいから~、いいけどねッ。
 チーズのお菓子大大大好きッ!!という御方にはお薦めでーす。

「ネーさ、かつてない、すぴーどでェ、たべてるでス。
 なんかァ、こわいィ……」
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『髪飾り』に教わる、日本の美。

2007-11-07 13:40:45 | ブックス
 男性諸氏は、こんなの興味ないよぉ、と仰言るかもしれません。
 でも、一寸待って下さい――
 今日ご紹介するこの一冊の、
 ページを埋める素晴らしい品の数々を作り上げたのは
 殆どが、男性の職人さんです!
 ならば性別など関係ありませんね。
 

 
         ―― 日本のおしゃれ 髪飾り ――


 
 著者は池田重子さん、’07年10月発行の新刊です。
 
 池田さんは明治時代以降の着物コレクターとして知られる御方。
 そのコレクションは着物のみに留まらず、
 本作に見られるような、装飾品にまで及んでいます。

「ネーさ、これェ、すごいこれくしょん、でスッ!」

 そう、テディちゃにも分かりますよね、この凄さ、この熱意!
 ですが、先ずこの御本を手に取り、
 ほんの数ページ行ったところで
 読み手は打ちのめされます。

 『はじめに――《髪飾り》によせて』という、
 巻頭の文で披露されているのが、池田さんの宝物、
     『嗟嘆(さたん)』。
 平田郷陽(ひらた・ごうよう)さん作の人形です。
 これが、怖ろしいほど美しい!
 いったい、これは何なのか?
 茫然としてしまいます。

「きれいな、おにんぎょうさん、でス!」

 人間国宝(重要無形文化財保持者)だった平田氏(1903~’81)の
 この人形を皮切りに、
 池田さんのコレクションが
 漆黒に、
 鼈甲の金色に、
 珊瑚の朱桃、
 瑠璃の青、
 孔雀石の碧や、
 さらには真珠の白光をまといつつ、
 妖艶に姿を現してゆきます。
 どれも本当にすばらしい!
 圧倒されます!

 あんまり美しいので、
 眺めるうちに悲しくなってしまいます。
 これらの櫛や髪飾りは、どれも、いわゆる一点もの。
 職人さんが精魂こめて製作した、双つとなかろう貴重な品です。

 大量生産の現代は、確かに便利であるけれど、
 わたしたちを鈍化させているのではないか、
 見る眼も、力も失わせているのではないか。
 そう思ってしまうのが残念で、無念で、悲しいのです。

 ともあれ、
 感慨に耽るより先に、本作を御覧下さい!
 一目で、心が動きます。
 その場では何も感じなくとも
 後になって、じわりと何かが湧いてきます。
 夢にまで、出てくるかもしれません。

 池田さんの『日本のおしゃれ』シリーズには、他に
 『帯留』『袋物』も刊行されています。
 機会がありましたら、ぜひそちらも!

「テディちゃも、これくたーになりたいィ、でスゥ♪」

 
 


 
 
 
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