テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

ベリーベストな餅菓子!

2007-11-28 22:34:19 | 美味
「うきゃ~ッ♪
 なんかァぷにぷにィでスゥ!
 ネーさ、これなァにィ?」

 またまた京都旅行をした方から御土産をいただいちゃったのですよ。
 テディちゃも食べますか。

「はいッ!いただくでス!」

 えーと、これはね、
 御菓子司『鍵善良房』さんの、
 《鍵もち》。
 『鍵善』さんは《くずきり》で有名なんですけど、
 他にも、羊羹や、求肥のお菓子も作っているんです。
 ではでは、いただきましょう。
 ……お!

「わおゥッ!」

 美味しい!
 これは美味しいわ!

「おいしでスゥ! んまんまでスゥ~!」

 求肥の生地の、なんて美味しいこと!
 ワンダフルです!
 今まで食べたお餅の菓子数々ある中で、
 ベスト5に入る美味しさです!

「へにょォ~♪」(←うっとり中)

 『鍵善良房』さんのお店は、
 本店が東山区祇園町北側264番地(毎週月曜日が定休日)、
 高台寺店が東山区下河原通高台寺表門前上る(毎週水曜日が定休日)
 にあるそうです。
 (両店とも定休日が祝日に当たる場合は翌日が休業になるようです)

 決心しました……
 次に!次に京都へ旅行する時には
 『鍵善』さんに行って作りたての御菓子を食べなくちゃ!

「そォでス! そォでスッ!」

 京都を訪れる御方は、ぜひ!《鍵もち》を!
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江戸の昔のハッピートーク?

2007-11-28 13:54:56 | ブックス
「ぱひ!きれいなァ、ひょうしィ、でスねッ、ネーさ」

 目がはしこいですね、テディちゃ。
 装画は、平野信哉さんによるこの御本、
 読書好きさんにはとうに御馴染みでしょうか。
 では、改めて御紹介いたしましょう!



      ―― 吉原手引草 (よしわら てびきぐさ)――


 
 著者は松井今朝子さん、’07年3月に発行されたものです。

 たくさんの書評が既に出ておりますから、
 今さらネーさ如きがどうこう申しましても……なのですが。

「おもしろきゃッたでスかッ?」

 面白かったですよ!
 なぜか、笑えてしまって。

「ふェ? これェ、こめでぃ、なのでスか?」

 いえ、コメディではなくてね、
 ミステリ的傾向の強い時代もの、ということになりましょうか。
 ネタばらしにならないように、
 最低限の粗筋だけを述べておきますと
 『何ゆえ、吉原の名花魁は妓楼から忽然と消えたのか?』――
 その真相をたぐってゆく物語り。

 謎の鍵となるのは、花魁の人となり。
 彼女はどんな人間だったのか?
 日頃、いったい何を考えていたのだろう?
 妓楼の番頭さん、
 幇間さん、
 花魁の客であった町人さんたち、
 吉原で働く様々な人間が、
 あれやこれやと弁を廻(めぐ)らします。
 
 このね、それぞれの語りっぷりが、
 とっても可笑しいんですよ。

「こめでぃ、じゃないィのにィ?」

 ひじょうに映像的、と言いましょうか、
 お喋りの場面が目に浮かぶ、と言いましょうか。
 そうすると、
 映画にするとしたらここはこの役者さんの出番だ!
 この役は誰それに、
 こんな台詞回しはあの役者さんにぴったり!ぜひ演じてもらおう!
 なんて勝手な妄想がどんどん進行しちゃうんですね。
 
「えいがに、なるのでスか?」

 いかにもなりそう、だと思うのですよ。
 きっとどこかで企画されているのではないでしょうか。
 主演を張る花魁『葛城』、
 どなたがよろしいでしょ?

「すごォーいッびじんさんッ、がいいでス!」

 大賛成ですね、吉報を待ちましょう!
 ……という次第で、
 映画好きな御方には存分に愉しめる一冊!でした♪
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