テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

様変わりで、アドベント♪

2007-11-02 22:50:39 | おまつり
 一昨日まで、ハロウィン用のディスプレイ品が売られていたのに、
 プラザの店頭には、もうクリスマス用品が次々と。
 ほらテディちゃ、アドベントカレンダーですよ。

「ちょこ、でてくるかれんだ、でスよね、ネーさ」

 一日一個、っていうところがミソですね。
 忍耐力を養成してくれちゃいます。
 一個じゃ我慢できな~いッ!もっと!と思う御方は、
 デパ地下へどうぞ。

「でぱちィ? どしてでスか?」

 殆どのデパートで、もうクリスマスケーキの予約を受付中なんです。
 ブランド物のケーキは数が限定されてるから、
 急いで予約しないとなくなっちゃうんですよ。
 Webでも各店のカタログが閲覧できるわ。

「あッ、テディちゃ、これがいいでスッ!
 ネーさ、これ、かッてェ!」

 むッ?
 ピエール・エルメ?
 な、生意気な!

「これとォ、これもねッ!」

 モンサンクレール?
 ヴィタメール?
 とんでもないですッ!

「えェ~、だめでスかァ?
 じゃ、こッちにするでスゥ」

 ……それはね、おせち料理のページですよ。
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動物探偵、ここにも!ユニークミステリ本。

2007-11-02 13:40:26 | ブックス
 昨日は『猫は聖夜に推理する』に登場する
 猫探偵・正太郎くんを御紹介しました。
 では他に動物探偵さんの御本はなかったかなあ、と本棚を探し……
 あッ、ありました! これなんていかがでしょう?



          ―― それゆけイルカ探偵! ――


 
 著者はウィリアム・C・アンダースンさん、
 原著は1974年に発行されたものです。

「……ネーさ、いるか、ッて……」

 なんですか、テディちゃ、その御顔は。
 イルカですよ。
 ええ、イルカですとも。
 イルカが探偵するのは、おかしゅうございますかッ?

「おかしィでスよゥ! ぜったい、へン!」

 ……ま、そうなのよね。
 題名を見ただけで、これはトンデモ系ミステリなのか?
 そう思わないでもないんだけれど、
 読んでみるとね、意外や、あまり突飛でもない内容なんです。

 軍を辞任し、リタイア生活に入ったキャラハン大佐は大金持ち。
 大きなプールにイルカがゆうゆうと泳いでいる、
 LA郊外の豪華な別荘に帰ってきました。
 今後は民間人生活を楽しもう!
 退任記念パーティだ!
 でも、一夜明けて唖然とします。
 殺人事件が、いつの間にか我が家で?
 警察が押し寄せてきて、
 調査もたちまち始まりました。
 いったい誰が、何故こんなことを?
 奇怪な謎の解明に取り組んだのは、警察だけではありません。
 
 そう、プールの中に探偵さんはいたのです。
 イルカのペネロピー!
 彼女はホントに本気です!

「かのじょォ??」

 そうですよ、テディちゃ。
 だってペネロピーちゃん、メスイルカさんですから。

「はァァ……」

 実を言いますとね、ペネロピーちゃん、
 アメリカ空軍の極秘実験に関係してるイルカさんなんです。
 ひょんなことから
 人間とのコミニュケーションに成功しちゃった凄いイルカ!
 というのは彼女とキャラハンさんたちだけの秘密。
 極秘中の極秘。

 そしてまた、好奇心が強く知能も高いのが、イルカさんの性質。
 となると事態を放っておけなくて、
 キャラハンさんとともに、犯人探しに乗り出したのでした。

 敢えていうなら、ユーモアミステリ、でしょうか。
 ペネロピーの手足?となって動く
 キャラハンさんのキャラが相当に笑えちゃいます
 (棺桶製造会社のオーナーさんだなんて!)。
 他にも変人奇人がいっぱいです!

 残念なことに、古い御本ですので
 (日本版はハヤカワ・ミステリ文庫より昭和55年刊行)、
 入手は困難かもしれません。
 ミステリ専門古書店にはある……かな?
 見つけたら即買いしてもいいでしょう!
 存分に楽しめる珍品ですよ♪

「いるか……いるかが、たんていィ?……
 テディちゃ、やっぱりィ、しんじられない、のでス……」
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