テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

銀杏まつり。

2007-11-18 23:00:38 | おまつり
「あ~♪ ネーさ、おまつり、でスかッ」

 そうなんですよ、テディちゃ。
 昨日から八王子市内のあちこちでは、
 《いちょうまつり》のイベントが行われているんです。
 
 画像は、八王子駅周辺の繁華街で開催された
 《陶器市場》の模様ですね。

「とうき、ッて、おちゃわん、でスか?」

 お茶碗やお皿といった陶器類が主なんですけど、
 お箸や置き物、その他の雑貨も売ってましたよ。
 でも、これはきれいだ!と思ったのは
 陶器じゃありませんでした。

 車です!

「ふィ? くるまッ?」

 おまつり関連イベントのひとつに、
 クラシックな車を集めてのパレード(走行会?)があったのね。
 パレードは見に行けなかったけど、
 イベント終了後、帰途についた車が甲州街道を走っていたりして、
 それがとっても華やかな姿だったんです。
 
 ピカピカに磨き上げられた名車さんたち、
 一言でいうとシック!
 運転席のオーナーさんも
 車の年代に合わせ、
 帽子やゴーグルをお洒落に決めてるし。

「ふわァ~、どんなくるまァ、でスか~」

 えーと。
 コブラ、みたいなの。

「……みたいィ??」

 それと、ポルシェの古いの、みたいな。
 メルセデスの古いの、みたいなの、もいましたね。

「ネーさ、もしかしてェッ」

 年式や型番や正式名称までは判らないけど、
 でもキレイでしたよお♪

「ネーさ、くるまにィ、ぜんぜんッ、くわしくないィのでスねッ!」
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桜宮市のお医者さん列伝。

2007-11-18 13:50:25 | ブックス
「わぷゥー、ネーさ、これ、まっくろひょうし、でス……」

 真っ黒なのは計算の上なのでしょう、テディちゃ。
 この御本、或るシリーズの一冊ですから。
 最初の御本は非常に目立つ黄色でした。
 真っ青や、真っ赤な表紙の御本もあるんです。
 改めて、御紹介いたしましょう!



          ―― ブラックペアン 1988 ――


 
 著者は海堂尊さん、’07年9月発行の作品です。

「ネーさ、ぺあん、ッて、なにでスかァ?」

 表紙の題字の上に、ハサミ状の器具が描かれていますね。
 どうもこれが、ペアンと呼ばれる手術用具の一種、らしいんです。
 厳密には、《切る》道具ではなく、《挟む》もしくは《把む》道具。
 ペアンとは、19世紀のフランスの外科医師さん、
 ジュール・ペアンさんの名に由来するもののようです。

 海堂さんのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』から、
 桜宮市を舞台にした物語は始まりました。
 一作目と、二作目以降のカラーが違っていたので、
 おや?と思うこともありましたが、
 どうやら海堂さん、
 桜宮市のお医者さん列伝を書こうとしているのではないか……
 とはネーさの勝手な推測です。

「おいしゃさんン……ちびっとォ、こわいでス」

 ネーさも、怖いですよ。
 そして、お医者さん自身も、
 その怖さを感じているらしい――
 
 医師とは酷(こく)な職業である、
 だが何の因果か、その職に魅入られてしまったからには
 恐怖しつつも、一生やめられそうもない、と。

 舞台は桜宮市ですが、時代は1988年。
 『チーム・バチスタ』よりも以前のエピソードが
 この御本では語られています。
 外科の若い一年坊、世良くんの視点から見た先輩医師さんたち。
 患者さん、看護士さんたち、学生さんたち。
 そして連日のように行われる手術。

 ミステリ要素もあるストーリーですので、
 後半の展開は秘密です!
 ブラックペアン――漆黒のペアンと、
 一般に使用される銀色のペアンとは、一体どこが違うのか。
 その真価が明らかにされるのは、いつのことなのか。
 終章、一気に読みましょう!
 手術場面の緊迫感に負けないように!

「かんじゃさん、
 はやァく、よくなるといいでスねッ」

 患者さんの快復を祈願して、
 次回のお医者さん列伝にも期待しましょう!
 
 
 
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