テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

きゃわゆいクマになるために!クリスマス商戦全開?

2007-11-09 22:46:20 | くま
「ネーさ、このくまさん、なんかァ……しぶいィ、ですよ」

 そごう百貨店八王子店の一階で発見したのです、テディちゃ。
 デパートでは、クリスマスの飾付けが本格的に始まっていました。
 大きなツリー、ケーキの予約、そしてハンカチ売り場には、
 バーバリーの新商品が♪

「わぴィッ♪ ばーばり!」

 クリスマス期限定のタオル地ハンカチが可愛かったです。
 くまちゃんの図柄の刺繍がしてあって、
 大人も子どもも、これを貰ったら嬉しいだろうな、と思いました。
 それに、特製テディベア!
 画像の右側にいますね、
 バーバリーのロゴが入った生地で作られたシックなテディ♪
 色は、画像のグレイのものと、
 ワインカラーのものとがあって、
 こちらも限定品らしいんです。

「かっちょよくてェ、きゃわゆいでスゥ♪
 でもォ、ネーさ、
 テディちゃはァ~」

 む?

「もォ、だいえッと、やでスゥ~」

 むむッ!

「ふッきん、2かいでェ、きんにくつゥ~でスよゥ」

 な、なんという……!
 腹筋運動2回でギブアップしちゃうなんて!
 テディちゃは、こういう可愛いクマちゃんになりたくないのッ?

「んン~、
 もォじゅうぶんにィ、きゃわゆいからァ
 いいもンッ!」

 ああ、バーバリーベアの爪のアカをテディちゃに……。
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西の大地と湖で《怪獣》大追跡!

2007-11-09 14:01:07 | ブックス
「かッ、かいじゅうッ?
 ネーさ、これッ、かいじゅうのほん、でスかッ」

 怪獣、とは言い切れませんね、テディちゃ。
 これはUMAについて書かれた御本なんです。
 UMA=Unidentified Mysterious Animal、すなわち
 《未確認不思議生物》。
 UMAという言葉を使わず、《未知動物》と呼ぶ人もいるそうです。
 では、改めて御紹介いたしましょう。


          ―― 怪獣記 ――


 著者は高野秀行さん、’07年7月刊行の作品です。

 かつて高野さんの御作『幻獣ムベンベを追え』を読んだ時には、
 それはもう驚いたものです――
 探検クラブ所属の大学生さんたちが、
 アフリカ奥地へ謎の生物を探しに冒険旅行!
 おふざけツアーや、
 TV番組の企画でもない、
 正真正銘の幻獣探し!

「がくせい、なのにィ? びんぼ、なのにィ?」

 学生だったし、大スポンサーがいたのでもなかったけれど、
 高野さんと仲間たちはアフリカに飛んじゃったのでした。
 ジャングルの奥で幻獣ムベンベは……いえ、それはまた別の物語り。

 そして、苦難を極めたアフリカの旅から
 時は流れ、2006年。

 高野さんは新たなる怪獣探しの旅に出立します!

「わふッ! どこでスかッ?
 あふりかッ? ひまらやッ? あまぞんッ??」

 トルコなんですよ。
 トルコ東部の、ワン湖に棲息するという怪獣『ジャナワール』がそれ。
 
「はァ……とるこォ……」

 UMA好きの間では有名だというジャナワール、
 高野さんは実存を少々疑いつつもトルコ入りします。
 イスタンブールでさっそく聞き取り調査を開始して……何かおかしい。
 皆、相手にしてくれません。
 いるわきゃないだろー、と頭から決めつけられる扱いです。

 これには理由がありました。
 以前に出回ったジャナワールのビデオが贋作だったのです。
 以来、ジャナワールを本気にする人はいないらしい……。
 だが、待て待て!
 このままじゃ日本に帰れない!
 もっと調べてみなくては!

 ワン湖は、琵琶湖の約3倍の広さ。
 周囲の町や村を巡って怪獣目撃談を収集しながら、
 やはり、高野さん、同行する末澤さん、森さんも、
 いまひとつ確信が持てません。
 怪獣ジャナワールはいるのか、
 どんな姿形をしてるんだろう、
 調べても調べてもはっきりしてこないなあ……。

 しかし、思いも寄らぬ事が起こります。
 案内役のガイドさんたちの方がジャナワールに夢中になってしまった!
 怪獣は、いるに違いないよ!
 さあ、次の目撃者を探しに行こう!
 あっちの村はどうだ? こっちの町はどうだろう?

 美しくも紛争の影が色濃いトルコの地に
 怪獣探検隊の車が走ります。
 走って、走って、訊いて、訊き続けても、
 収穫は……無いに等しい。
 ついにジャナワールの尻尾もつかめず旅は終わるのだろうか……
 と、その時!
 大いなる異変が!

「えッ?? どど、どしたのでスかッ?」

 どうなったのかは、御本の中に。
 高野さんの言葉でお読み下さい!
 いえ、高野さんの言葉で読むべき!なのです。
 この面白さ、爽快さ、驚きも!

「えッ? ええエッ???」

 高野さん! 続編、期待してます!
 ぜひ再びトルコへ! ワン湖へ!

「どなッたのでスかァッ? かいじゅッ、どこォ~ッ?!」
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