テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

いざ川中島ッ?

2007-12-02 22:46:00 | その他
「おのおのぎゃたッ!
 しゅつじんでござァ~るッ」

 ……テディちゃ、はまってますね、ドラマ『風林火山』に。

「ふァいッ!
 もうすぐゥ、かわなかじまのたたかいッ!
 もりあがッてるのでスゥ~」

 関連キャンペーンも盛り上がっているようです。
 画像は、JRの駅で発見した
 《風林火山クーポンブック》。
 風林火山甲斐信濃紀行キャンペーンの一環ですね。

「しなのォ……ネーさ、
 がくとさんにィ、しなのであえるのでスか?」

 Gacktさんは……うーむ、少なくとも、
 現在は、信濃にはいないんじゃないかしら。

「そでスかァ……かわなかじまでェ、おあいしたかッたでス……」

 え? お会いしてどうするの?

「いッしょにィ、たけだしんげんをォ、
 うちまかすッ!のでス!!
 かんぷゥなきまでにッ、たたきのめすゥ、のでスよッ!!」

 そんなことしたら、歴史が変わっちゃいますよ?

「ふんッ! れきしなんてッ!」

 ……ほ、本気発言?

「わぷッ!
 みよッ!
 てきのォ、しゅうらいじゃッ!
 いざいざッ!
 きゃぽーッ!」 (どたどたどた)

 ……テディちゃ、
 そっちは川中島じゃなくて鎌倉方面へ行く道ですけど……。
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ユーモラスな《在宅》ミステリ。

2007-12-02 14:00:49 | ブックス
「これェ、おもちゃのほん、でスかッ、ネーさ?」

 いえいえ、テディちゃ、題名に《人形》とありますが、
 本日ご紹介しますこちら、ミステリなのですよ。



           ―― 人形の部屋 ――



 著者は門井慶喜さん、’07年10月に発行されたものです。
 この御本、ミステリ作品ですし、
 発行元も東京創元社のミステリ・フロンティアからではありますが、
 残虐なシーンなどは一切ありません。
 ……あッ、言っちゃいけなかったかしら。

「ネーさ、ねたばらしィ、だめでスよォ~」

 そうですね、例によってミステリ紹介の足枷ですけど、
 でも精一杯頑張ってみましょう。

 ミステリといっても色々ありますが、
 この御本は、申し上げた通り、
 暴力とは縁の無いミステリ、の類になりましょうか。
 その代わりに、
 《日常の謎》が絶え間なく主人公さんに襲いかかってきます。

 会社を辞め、主夫となった敬典さん。
 家事に勤しむ毎日です。
 旅行会社で働いていた頃より世間は狭くなったものの、
 のどかな日々……なんてことはなくて。
 人あるところ謎あり、とばかり、
 郊外の小さな家に降りかかる《?》。

 経験と知識を駆使し、
 謎解きを進めてゆく敬典さん――
 探偵であって探偵でないような、
 どこか茫洋とした人物です。
 著者さんの語り口も独特の、
 古風で、リズムある文体。
 
 五つの物語から成るこの御本、
 表題作の他に、
 『お花当番』
 『お子様ランチで晩酌を』など――

「えエェッ!
 おこさまらんちィ!」

 わッ、テディちゃ、どうしたの急に?
 驚かさないでちょうだい。

「おこさまらんちィが、みすてりィ、なのでスかッ?」

 えーと、まあ、そうですね、
 何がどう謎なのかは明かせませんが。

「たべたくなッたでス、おこさまらんちィ……」

 ……グルメ本でも食欲増進本でもありません。
 これはミステリの御本、です!
 謎解き!をお楽しみ下さい! 
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