テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

飴2粒の謎を解け?!

2007-12-21 22:25:46 | おまつり
「おやン?
 あめだま、ふたつゥ……?
 ネーさ、これェなにでスかッ?」

 それはね、テディちゃ、えーと、そう! 戦利品ですよ!

「せんりひィんッ??」

 つまりですね、
 巷は年末のショッピングフェア真っ盛りなのです。
 イベントなどもやっているわけです。
 ン千円分のレシートで、
 ガラポン一回チャレンジ!とかですね。

「ふァ……?」

 CDを買ったり、他にもお買い物したりして、
 ネーさもレシートを集めてみました。
 そして、おもむろにガラポンの受付所へ歩み寄り、
 えんやこらさッ!と。

「それでッそれでッ♪」

 回転するガラポンマシーン!
 飛び出すガラポンボール!

「わほッ♪ わくわくッ♪」

 受け皿の上に転がり出たのは……赤色の玉ふたつ!

「むむゥッ!」

 末等でした。

「……あ~あァ」

 で、飴玉ふたつ、いただきましたの。
 おほほほほ。

「ネーさ、くじうん、ないのでスね……」
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日本美術応援団の《実業》讃!

2007-12-21 13:47:54 | ブックス
「がてんけいッ!でスね、ネーさッ」

 失礼ですよ、テディちゃ。
 ガテン系じゃありません。
 表紙の御二方、凛々しいツナギ姿だ!と言わなくちゃ。
 はい、本日ご紹介するのは、こちらです!
 

 
          ―― 実業美術館 ――


 
 著者は赤瀬川原平さん×山下裕二さん、
 ’07年10月に刊行されたものです。

 日の目を見ていない日本の美術を応援しよう!と、
 日本美術応援団を結成した山下さん(団長さん)、
 赤瀬川さん(団員1号さん)、南伸坊さん(団員2号さん)たちの、
 応援レポートも6冊目になりました。
 赤瀬川さんと山下さんが今回訪ねますのは、
 《実業》に結びついた博物館・美術館。

「じつぎょうッ?」

 工業、と言い換えてもよいかもしれません。
 呉の大和ミュージアム、
 交通博物館や、
 東京ドームの野球体育博物館……。
 
 絵画や彫刻を展示するミュゼとは一味も二味も違う、
 けれどよくよく見直せば、
 とても意義深いところなんです。

「おふねとかァ、でんしゃとかァ?」

 そうですね、船舶や電車、車、建築、精密機械、
 いずれも、日本の技術史そのもの、でもあります。

 戦艦の展示に接するおふたりの、ものの観方が印象的でした。
 正邪や善悪の視点で論じるのではなく、
 《ここにどのような技術があったか》――
 それが赤瀬川さんと山下さんの足場なんです。

 お札の博物館では赤瀬川さんの眼力発揮!?
 一方、山下教授はトヨタ博物館で
 『トヨタは丸山応挙、マツダは本阿弥光悦』なる新説を展開!?!
 交通博物館では職人技にうっとり……。

「くるまのォ、はくぶつかん、きれいでス!」

 どのミュゼのどの展示も、
 技を持った作り手さんの気合が入っている、
 そして、それが結果として美しい、というのは共通していますね。
 
 また、博物館を案内してくださる学芸員の方々も
 《いい顔》をしておられます。
 わが子を誇るお父さんお母さんのような、よい顔、よい笑顔です。
 これも、とっても印象的!
 
「かがやいてまスゥ~♪」

 さて、日本美術応援団、
 次回はいずこの地に出没するのでしょうか?
 国内? 海外? 海の底、山のてっぺん?
 続巻が世に出るその日まで、
 私たちも応援団への応援エールを送りましょう!

「おうえんれぽーとォ、まッてまァすッ!」、 
 
 
 
 
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