テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

今年もサンタさんが空をゆく!

2007-12-25 22:50:41 | おまつり
「おォッ!
 ネーさ、ふじさんのよこをォ、さんたさんがッ!」

 そうよ!
 テディちゃもよーく見ておきなさい、
 これが日本訪問中のサンタさんよ!

 画像は、毎年恒例となった
 NORAD(北米防空司令部)による《サンタ追跡》オペレーション。
 サンタさん、今年も頑張っておられるようね。

「はやいでスッ!」

 ナレーションでは、
 『サンタさんの速度は新幹線の百倍……』と言っていましたね。
 ワンダフルだわ、サンタさん!
 サンタ橇の推進機構はいったいどうなっているのかしら?
 解明できれば、ノーベル物理学賞は間違いなしね!

「あッ!
 もう、うみをわたッてェ、みえなくなッちゃッたでス!」

 一日で世界中の良い子にプレゼントを配るんじゃ、
 サンタさんも忙しいわね。
 
「おきをつけてねッ、さんたさァーんッ!」

 サンタ追跡画像は、『ノーラッド、サンタ追跡』で検索するか、
 もしくはYouTubeでも追跡映像をやってます!
 ノイシュヴァンシュタイン城、マチュピチュ、
 ハワイの訪問映像がきれいですよ!
 (去年より画像が増えたような?)

「るどるふゥ~! ぐッじょぶゥ~!」 
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スター集合!オールディズ・ミステリ!

2007-12-25 13:43:06 | ブックス
 メリーなクリスマスの本日は、
 メリーなミステリを御紹介いたしましょう!

「これでスかァ、ネーさ?」

 そうですよ、テディちゃ。
 とってもお洒落な物語ですから、華やかなイベントにぴったりです!



         ―― 気ままなプリマドンナ ――



 著者はバーバラ・ポールさん、原著は1985年に発行されました。
 物語の舞台は、文字通り『舞台の上』。
 何故なら、登場人物の殆どがオペラ歌手さんなんです。

「おぺらッ?」

 1915年のニューヨーク、メトロポリタン歌劇場――
 これだけで、オペラファンさんにはピンと来るのではないでしょうか?
 そう、そこには巨匠(マエストロ)と呼ばれる名指揮者がいました。
 偉大なるトスカニーニ!

「わッ! ゆうめいでスッ!」

 トスカニーニの指揮のもと、
 リハーサルに励むのは、
 エンリーコ・カルーソー(テノール)!
 パスカーレ・アマート(バリトン)!
 アントーニオ・スコッティ(バリトン)!
 そして物語の語り手である
 ジェラルディン・ファーラー(ソプラノ)!

 なんという豪華な顔ぶれでしょう!
 音楽史上に燦然と輝くスターさんたちです!

「ふわァ~、テディちゃ、よくわきゃらないけどォ、
 なんだかァすごいッ、のでスね」

 ところが、なんです。
 好事魔多しと申しましょうか……

 騒々しくも華々しいスターたちの前でアクシデントが起こります。
 ヨーロッパからやってきたバリトン歌手が、突然の不審死!
 喉スプレーに毒物が混入されていた?
    マンマミーア!
    なんということ!
 カルーソーさんは叫びます。
    ジェリー(ジェラルディンの愛称)、
    ぼくたちで犯人を捕まえなくちゃ!

 カルーソーさん(愛称はリコ)にたきつけられ、
 ジェラルディンは犯人探しに取り組むことに。
 ……なったのはいいんですが。

「がッ?」

 何しろ、皆さんスターです。
 世間の常識とはズレちゃってるところがあるんです。
 捜査はいっこう進捗せず、
 『カルメン』上演中にジェリーとカルーソーは
 喧嘩を始めてしまう始末。

「うきゃッ。
 だいじょぶ、なのでスかァ……?」

 素っ頓狂な捜査の行き着く先や、いかに?!
 実在した名歌手さんたちのエピソードや私生活も楽しい、
 優雅なミステリです。
 
 訳者あとがきによれば、1985年度のNYタイムズで
 ベストミステリにも選出されたとのこと。
 現在は絶版となってしまっているようですが、
 見つけたならぜひお手元に!

「うたおうッ! はんにんのォ、なまえをッ!」

 シッ!
 テディちゃ、それはルール違反ですよ! 
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