テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

『プラザ』でお買い物(お早めに)!

2008-02-02 23:00:26 | ショコラ
「ネーさァ これェ、なァにィでスかァ?
 こものいれェ、かなッ?」

 いえ、これはチョコレートなんですよ、テディちゃ。
 紙製のパッケージが可愛いでしょ。
  
 カレンダーも2月になりました。
 そろそろヴァレンタインに贈るチョコレートを準備しておこう、
 と思い、本日プラザにてお買い物をしてきたんです。

「えッ、もうッ?」

 もう、なんて気長に構えていると、
 人気のあるチョコは売り切れてしまうんですよ。
 
 例えばこの、 
《COCOA DELI》の『スタンダードロリーチョコタブ』。
 
 プラザ限定の御品なんですが、
 去年は早々に売り切れてしまって、
 購入することが出来ませんでした……。
 
「ふきゃ~ッ? うりきれッ!」
 
 幸い、今年はゲットいたしましたよ。
 中には、アイスクリームバー型のチョコレートが18個。
 お味は4種類で、
 ラズベリートリュフ、
 シトラスチョコレート、
 ヴァニラキャラメル、
 ペパーミントクランチトリュフ。

「……おいしそォでスゥ~」

 む?
 テディちゃ、これは贈り物用なんですから、
 食べちゃ駄目ですよ!

「……おいしそォだなァ~」

 ……それは、まぁそのぅ、美味しそうですけど、
 えーと、うーんと、
 そうですねえ、贈り物用とは別に、
 自分用にも買う、っていうのも、アリかなー。

「きゃほォうッ♪」

 でも、これはダメです。
 開けちゃダメ! 食べちゃダメ!

「ちぇッ! ぷんぷゥーんッ!」
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東京が生んだ《謎》を学ぶ。

2008-02-02 13:39:55 | ブックス
「うぴゃッ!
 ぶあついィ~、ごほんでスッ、ネーさ!」

 そうなのですよ、テディちゃ。
 厚いです。重たいです。
 ミステリに関する評論、
 いえ、大論文といってよいかと思います。
 はい、御紹介いたしましょう!



           ―― ミステリと東京 ――
 
 

 著者は川本三郎さん、’07年11月に発行されたものです。

 ミステリに限定せずとも
 東京という土地と小説作品の関連を論じた書物は数多い中、
 こちらの御本は、ちょっと切り口が変わっています。

 土地や地名先行で分析されてゆくケースが
 全体に優勢なのですが、

「ふゥ~ん? どゆふゥにィ?」

 たとえば、
 銀座にまつわる物語には○○という作品がある、
 △△という作品も同じく銀座を舞台にしたもので……
 という具合です。

 でも、この御本では、
 土地を描いた作家さんが、まずありき。
 
 作家さんが作品の舞台に選んだ土地から、
 《論》が始まります。

 宮部みゆきさんと、東京東部の、いわゆる下町。
 広瀬正さんが書き起こす戦前の東京=帝都。
 京極夏彦さんが綴る、あの古書店主さんが住まう中野界隈。
 恩田陸さんが眺める東京駅……。

「ちずがァ、いりそォです!」

 そうですね、地図や鉄道の路線図を見ながら読むと、
 臨場感が高まるかもしれません。

 白状しますと、
 未読の作品が取り上げられている章もあって、
 う~んう~んと唸りながらページを捲りました。
 東京は広い、
 東京が生んだミステリもすっごく多い、んですねえ。

「ネーさ、ばれちゃいましたでスね。
 みじゅくものォ、なのでス!」

 はい、ばれちゃいました。
 もっと頑張らないとダメダメだなあ~と痛感しています。

 真摯なミステリ論を探している、という御方はぜひ!
 東京を描いたミステリにはどんなものがあるかなあ、
 と本屋さんでお悩みの御方も、
 ヒント探しに、この御本を!
 そして、博学な著者川本さんに感謝も!

「ものしりィなのでスゥ!」

 ……ふと想像してしまいました。
 著者さんのお家の書棚はどうなっているのでしょう?
 家中、本――とか?

「うッ!」

 本好きにとっては、或る意味、夢のような光景です!
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