テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

花粉が?花粉が!?!

2008-02-12 23:00:00 | その他
「むぎゃみぎょ~ッ!」

 ど、どうしたの、テディちゃ?
 それに、カメラにお尻を向けたりして、失礼ですよ?

「きゃゆいィ~でスッ!
 おめめがァ、きゃゆいィ~!
 ネーさのめぐすりィ、さしてもォ、きゃゆいィのでスゥ~」

 目が痒い?
 それって、もしや……?

「みぎゃみぎょォッ~!」

 花粉?!

 テディちゃ、それは花粉症かもしれないわ!
 もう花粉が飛んでいるとの報道もあったし、
 そういえば、
 昨日はネーさも目がシバシバして辛かった……
 これは、きっと花粉! たぶん花粉!
 いえ、ほぼ間違いなく花粉!

「たしゅけてェ~きゃゆいィ~!」

 う~ん……私たちの住む東京・多摩地区の八王子は、
 山と隣り合う場所ですからね、
 花粉の飛来を阻止するのは事実上不可能でしょう。
 ネーさも毎年くしゃみ鼻水目の痒みに苦しんでますが、
 もはや諦めの境地です。

「でもォきゃゆいィ~ッ」

 花粉症のための点眼薬や洗眼剤を試すべき、かな?
 飲み薬は使いたくないんですよね。
 あッ、テディちゃ、痒くても眼をこすっちゃだめですよ!

「ぐきょふィ~ッ!」

 スギの次には、えーと、ヒノキの花粉でしたっけ?
 他にもキリとか、ケヤキとか、
 何らかの花粉が飛んで飛んで飛びまくっちゃうのよ、
 夏近くまで、ずーっと。
 秋になれば、またブタクサとかの花粉もガンガン飛んで、

「……もォやだァ~ッ!」

 花粉症の皆さまは、ご注意下さい!
 ネーさと同じように、薬は飲みたくない!という御方も、
 マスクの準備を!
 それに、やわらかタイプのティッシュペーパーも!

「かふんのォ、ないくににィ、ゆきたいィよゥ~ッ!」

 同感です……。 
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《交渉人》から《探偵》へ。

2008-02-12 13:58:56 | ブックス
 『交渉人』――ここ数年で
 ずいぶん世の中に広まってきた言葉ですね。

「ネーさ、テディちゃもォ、しッてるでスよ!
 てれびィで、みたのでスッ」

 そうですね、テディちゃのいう通り、
 テレビや映画の力は大きかったようです。
 以前は、アメリカの一部のミステリにだけ
 登場していたものでしたが……。

 日本の警察組織内にも《交渉》を行うプロがいたら、
 犯罪捜査はどうなる/どう変わるのでしょう?
 本日ご紹介するのは、そんな『もしも』の物語です。



       ―― 交渉人 遠野麻衣子・最後の事件 ――


 
 著者は五十嵐貴久さん、’07年9月に発行された作品です。

 ’03年刊の『交渉人』続編であり、
 主人公は同じく女性警部の遠野麻衣子さん。
 ただし、彼女の現在の所属は警視庁の広報課です。

「えッ、けいじさん、じゃないィのでスかァ?」

 それが、大組織内のパワーゲーム。
 以前の事件の余波ゆえに、彼女への風当たり、強いんですね。
 いわゆる『捜査畑』からの追放状態です。

 しかし、犯罪はそんな事情など忖度してくれません。
 遠野警部にかかってきた不審な電話を皮切りに、
 銀座で爆発事件が発生!
 新たな爆発物が仕掛けられているのも発見されました!
 犯人が送りつけてきたメールには
 さらなる犯行予告が!
 総力を挙げ、警察は爆弾の発見と
 犯人の割り出しに取り組みますが――

 テロの予告、白昼の爆発、
 交通網のマヒや、先行する噂に惑わされて発生する大混乱。
 都市・東京で起こり得るパニックが、
 密度高く書き込まれています。

「ううッ、こんなにィなッちゃッたらァ、
 テディちゃ、いやでスよゥ~」

 テロ事件が起こると、
 このようなパニックも付随して発生するのでしょうか?
 本当に?
 有り得るだろう、という悲観的予測と、
 まさかこんなにひどくは、という希望的観測に挟まれて、
 読み手は複雑な心境です。
 東京をテロが、地震が、襲ったなら……。

「こわいィ! こわいィでスよゥッ」

 後半、しかし物語は変調します。
 パニックサスペンスから、
 ミステリへ。
 古今すべての探偵たちが追求してきたテーマが
 遠野警部を駆りたて、立ち上がらせます。

       《 犯人は、だれだ? 》

 ミステリ好きさん、サスペンスもの好きさん、
 シュミレーションゲーム系が好きな御方にも、
 お奨めいたします。
 警察小説、と呼ばれるジャンルがお好きな方も、ぜひ!
 
 
 それにしても、
 こんなパニックは紙の上だけの御話でありますように、と
 願う読後なのでありました……。

「テディちゃもォ、へいわがァ、いいのでス♪」
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