テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

こちらもヒット!

2008-07-22 23:15:57 | その他
「おやァ……? 
 これはァ、きッてェ、でスかッ、ネーさ?」

 そうなんです。新発売される切手の広報チラシですね。
 郵便局で見つけたものなんですけど、注目はチラシ左下の部分よ、テディちゃ。

「えェ~とォ……あッ!
 あかげのォ、あんッ!でスねッ♪」

 2008年は、『赤毛のアン』出版100周年なんだそうです。
 それを記念して、アンをモデルにしたこの切手シートが発行されたんですが、
 好評のため、多くの郵便局で早々に売り切れになってしまいました。

「ふァ~、すごいィ~♪
 にんきものォ、でスねッ!」

 人気のアンに続いて、
 明日(7月23日)は『はろうきてぃ』グリーティング切手も
 発売される予定です。
 う~むむ?
 いったいどんなデザインなんでしょう?

「わほッ、おもしろそォッ♪
 けんがくにィ、いかなくちゃッ!」

 以上、好奇心を刺激する切手コレクション情報、でした。
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森をぬけ、聖なるお寺の山へ。

2008-07-22 14:10:52 | ブックス
「わほォ~♪
 これはァ、すずしそォな、ところでスねッ、ネーさ!」

 そうですね、御本の表紙のこの写真は、京都の高山寺なんですよ、テディちゃ。
 本日は、こよなく高山寺を愛した或る御方の足跡を辿る旅に出発しましょう。
 さあ、こちらを、どうぞ!



              ―― 白洲正子と歩く京都 ――


 
 著者は白洲正子さん、牧山桂子さん他の方々、’08年3月に発行されました。
 白洲さんの京都滞在記・探訪記を、写真を中心に紹介している御本です。
 京都のどこを、白洲さんがたずね歩かれたのか、
 わかりやすくガイドしてくれているんですよ。

「なんだかァ、かッこいィ~おばちゃまでスゥ~♪」

 白洲正子さんは、1910年東京に生まれました。
 お祖父さまは明治政府の重要人物である樺山資紀伯爵、
 白洲次郎さんと結婚されたのは1929年のこと――

 コスモポリタンな正子さんは、
 京都をとても愛された御方でもありました。
 嵯峨野、高雄、栂尾(とがのお)、愛宕や大原の寺々……。
 中でも、ひとかたならぬ思いを抱いていたのが、
 栂尾の高山寺。
 何度も何度も通われたそうです。

「ふゥむゥ??
 こうざんじィ……? きいたことォあるよゥなァ……?」

 高山寺は、《鳥獣戯画絵巻》所蔵のお寺として知られていますね。

「あッ、そォでス! うさぎとォ、かえるのォ、はッけよいィ!」

 高山寺に在した名僧、明恵上人の面影を偲びつつ参道を登れば、
 ああ、見えてきました、石水院です。
 緑につつまれた広縁の、なんと美しいことでしょう。
 正子さんはこの地を、

    《一木一草にも、明恵の愛が宿っている》

 そう書き記しました。
 お寺にはいまも、明恵上人が慈しんだ木彫の仔犬像が伝えられています。
 上人さまと、上人さまを慕う正子さんの思いを汲むかのように。

 京のお寺を無心に歩いた正子さんは、
 京の町の美しいものにも目を留めています。
 花鋏、すだれ、お箸、唐紙、骨董……。
 
「どれもォ、きょうとッぽいィでスッ!
 しぶいィ~ ♪」

 写真中心に解りやすく構成された御本ですが、
 『白洲正子が語った京都』の章からは並々ならぬ《意》がたちのぼります。
 京都に、正子さんは何を見つけたのか、何を見出したのか――

 酷暑に疲れた心身もふっと安らぐ一冊です。
 ぜひ一読を! お奨めいたします!
 
「きょうとッてェ、すごいィ~ところ、なのでスゥ~!」
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