テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

キャラメルな冷菓。

2008-07-29 23:20:51 | 美味
 用事があってコンビニに行きましたら……
 ふらふらと、アイスケース前に引き寄せられたネーさです。

「ネーさ、たんじゅんッ」

 夏ですから。暑いんですから、テディちゃ。
 それに、ほ~ら、見たことないアイスクリームがあるわっ♪
 セブンイレブンのオリジナル?
 さっそくいただいちゃいましょう♪

「ふんッ、
 テディちゃもォ、つきあッてェあげるゥでスよッ」

 キャラメル味のカップ型アイスクリーム、
 マッターホルンより高い期待で、いざ!

「あッ、きゃらめるのォ、いろでスッ!」

 そしてお味は……おお、キャラメル!
 カラメルソースではなく、
 キャンディのミルクキャラメルを想わせるお味ですね。
 甘さは、やや強め、でしょうか。

「あンまいィ~♪ おいしィ~♪」

 疲れている時には、こういうはっきりした甘さは大歓迎です。
 次は、コーン型のバニラアイスにしようかな~♪
 モナカも捨て難いわね~♪

「ネーさ、もゥよなかァでスよゥ~!
 でぶッちゃうゥでスよゥ~!
 おなかァこわすゥでスよゥ~!
 ねむいィでスよゥ~!」

 ……眠い、というのが、いちばん説得力がありました。
 また明日、にいたしましょう。

「ほッ♪」
 
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絢爛《帯》の図鑑。

2008-07-29 13:33:28 | ブックス
「ふァ~、おもいィでスゥ~、ネーさッ」

 美術系の御本は重量があるのよ。がんばって、テディちゃ!

「ふ、ふァいィッ、ふゥ~」

 はい、本日ご紹介いたしますのは、豪華絢爛、典雅にして優美の極み、
 日本の美を集めに集めたこちらの一冊です。



                ―― 帯と文様 ――


 
 編者は弓岡勝美さん、監修は藤井健三さん、’08年6月に発行されました。
 副題に『織り帯に見る日本の文様図鑑』とあります。
 
「おびッてェ、きもののォ、おびィ、でスねッ?」

 そうです。
 和服――和装の女性がきりりと結ぶ、あの帯です。
 
「なんだかァ、きらきらァしてるでスゥ♪」

 この御本で取り上げられているのは、いわば、フォーマルな帯。
 金糸や銀糸が織り込まれた帯はとってもゴージャスですね。

 編者の弓岡さんはアンティーク着物のコレクターとして有名な御方です。
 掲載されている帯のすべては弓岡さんのコレクションであり、
 主に、明治、大正、昭和の時代に作られたものだそうです。
 これがすべて個人のコレクションなのだ!と思うと、
 感嘆するしかありません。

「すごいィでスゥ~! わんだふるゥでスッ!」

 特徴的なのは、
 近代に制作された帯といえど、
 その文様は古典的であること。
   『植物にまつわる文様』
   『水と水辺の文様』
   『鳥や動物たちの文様』
   『直線と幾何学の文様』
   『文芸と器物の文様』
   『天象と風景の文様』
   『伝来と古来の吉祥文様』
 といった章ごとに分類された帯の文様は、
 その起源を千年以上も昔に辿れるものがひとつ、ふたつ、どころじゃありません。
 日本の歴史を丸ごと抱え込んでいる、
 そんな文様のなんと数多いことでしょうか。
 
 さらにまた、《古びていない》のも驚嘆です。
 平成の現在になった今でも、
 正倉院文様に倣った帯が織られ、
 振り袖のカタログに載っていたりします。
 鳥獣戯画や、歌仙の画が、花うさぎが、
 昔そのままに帯のそちこちに浮かび上がります……

「むむゥ~!
 くらしッくッてェ、つよいィのでス!」

 すべての帯、すべての文様がカラーで紹介されている点も貴重です。
 着物大好き!な御方はぜひ、
 浴衣デビューしてみました♪なビギナーさんも、ぜひ!
 暑い地上を離れ、
 美しい文様の世界へ、楽しいトリップを!

「あァ~、くまのォ、もんようのォ、おびもォあればァ、いいィのにィ~……」

 きっと、何処かにありますよ。
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