オリーブ油は凝固し、蜂蜜も白く固まってしまった東京・多摩地方から、
こんにちは、ネーさです。これぞ真冬ですね。
あら? ドタドタとこちらへ駆けてくるのは……
「ねーさッ! たいへんでスゥ!」
「がるるゥ!」
テディちゃに、虎くん、どうしたんですか?
「ほんやさんへェ、いッてみたのでスよゥ!
そうしたらァ、りょうまさんのォ、ごほんがァ、い~ッぱいィでスゥ!」
「がうっ!」(←訳:うんうん!)
1月3日に始まった今年度大河ドラマの主役、
坂本龍馬さん関連の御本のことですね。
確かに、書店さん店頭は龍馬さん一色、
女性誌の表紙にも主演の福山さんがどーんと……
「はんさむゥ!」
「がるる!」(←かっこいい!)
あのね、ハンサムといえば、こちらの御方もハンサムなんですよ。
本日ご紹介いたしますこの御本の著者さんも、
とっても美男で、しかも大河ドラマ出演経験者さん!
さあ、面食いを自認する方々、こちらを、どうぞ~!
―― 文・堺雅人 ――
著者は堺雅人さん、’09年9月に発行されました。
書名の『文』の部分には、『ぶん』と振り仮名がされています。
「あッ! このひとォ、しッてるでスゥ!
はいゆうさんッ、なのでスよゥ!」
「ぐるぅ?」(←訳:そうなのっ?)
ええ、そうですね。
堺雅人さんは、1973年生まれ、宮崎県出身の役者さんです。
堺さんの名を一気に全国的にしたのが、
大河ドラマ『新選組!』の山南敬介、
さらに『篤姫』で徳川家定を演じたことがきっかけでしょうか。
この御本は、月刊誌『TV navi(テレビナビ)』に
50回に渡って連載されたエッセー『文・堺雅人』に加筆し、
また新たな書き下ろしエッセーも収録された
ひとりの俳優さんの《記録》であり、《日誌》でもあり、
《ひとりごと》でもある一冊です。
雑誌に掲載された期間は、
2004年12月から2009年1月まで。
『新選組!』が放送されたのが、2004年でしたから、
ドラマの撮影終了直後あたりに
堺さんはこの『文・堺雅人』を書き始められたのかもしれません。
「ふァ~……はいゆうさんはァ、いそがしィでス!」
「がる~るぅ!」(←訳・大忙しだね!)
何週間か、何月かごとに、
まったく別の人間を演じること、
別の人格を体得するということ……
俳優ではない私たちには、
そのプレッシャー、その複雑な心理は、想像もできません。
ですが、堺さんのエッセーに苦労や苦心の痕跡は薄く、
軽妙で親しみやすい文章が続きます。
郷土の先達である歌人・若山牧水さんの短歌が
引用されている点も印象に残りますね。
「うゥ~むゥ、
がいけんもォ、ないめんもォ、きゃッこいィ~!」
「がるっ!」(←訳:うんうんっ!)
そして、ここが肝心!なのは、
堺さん、文章がお上手です!
あとがきでは『シロート』と自称しておられますけれど、
読みやすさ、分かりやすさは完全にプロフェッショナル!
「しゃしんもォ、たのしィ!」
「がるがるぅ!」(←訳:ちょっと笑えるし!)
堺さんの大ファンなの~♪という御方が読めば、
ますますファンになってしまうこと疑いなし。
ドラマ好きさん、演劇好きさんにも、
おすすめの御本です。
エッセー好きさんは、冒頭の
『まえがきにかえて』をぜひともお読み下さい!
’09年度ベストエッセーに挙げたい名文ですよ~!
「さかいさんッ、りょうまでんにィ、しゅつえんしてェくれないかなッ!」
「がるるるッ♪」(←訳:うんうんうん~っ♪)
こんにちは、ネーさです。これぞ真冬ですね。
あら? ドタドタとこちらへ駆けてくるのは……
「ねーさッ! たいへんでスゥ!」
「がるるゥ!」
テディちゃに、虎くん、どうしたんですか?
「ほんやさんへェ、いッてみたのでスよゥ!
そうしたらァ、りょうまさんのォ、ごほんがァ、い~ッぱいィでスゥ!」
「がうっ!」(←訳:うんうん!)
1月3日に始まった今年度大河ドラマの主役、
坂本龍馬さん関連の御本のことですね。
確かに、書店さん店頭は龍馬さん一色、
女性誌の表紙にも主演の福山さんがどーんと……
「はんさむゥ!」
「がるる!」(←かっこいい!)
あのね、ハンサムといえば、こちらの御方もハンサムなんですよ。
本日ご紹介いたしますこの御本の著者さんも、
とっても美男で、しかも大河ドラマ出演経験者さん!
さあ、面食いを自認する方々、こちらを、どうぞ~!
―― 文・堺雅人 ――
著者は堺雅人さん、’09年9月に発行されました。
書名の『文』の部分には、『ぶん』と振り仮名がされています。
「あッ! このひとォ、しッてるでスゥ!
はいゆうさんッ、なのでスよゥ!」
「ぐるぅ?」(←訳:そうなのっ?)
ええ、そうですね。
堺雅人さんは、1973年生まれ、宮崎県出身の役者さんです。
堺さんの名を一気に全国的にしたのが、
大河ドラマ『新選組!』の山南敬介、
さらに『篤姫』で徳川家定を演じたことがきっかけでしょうか。
この御本は、月刊誌『TV navi(テレビナビ)』に
50回に渡って連載されたエッセー『文・堺雅人』に加筆し、
また新たな書き下ろしエッセーも収録された
ひとりの俳優さんの《記録》であり、《日誌》でもあり、
《ひとりごと》でもある一冊です。
雑誌に掲載された期間は、
2004年12月から2009年1月まで。
『新選組!』が放送されたのが、2004年でしたから、
ドラマの撮影終了直後あたりに
堺さんはこの『文・堺雅人』を書き始められたのかもしれません。
「ふァ~……はいゆうさんはァ、いそがしィでス!」
「がる~るぅ!」(←訳・大忙しだね!)
何週間か、何月かごとに、
まったく別の人間を演じること、
別の人格を体得するということ……
俳優ではない私たちには、
そのプレッシャー、その複雑な心理は、想像もできません。
ですが、堺さんのエッセーに苦労や苦心の痕跡は薄く、
軽妙で親しみやすい文章が続きます。
郷土の先達である歌人・若山牧水さんの短歌が
引用されている点も印象に残りますね。
「うゥ~むゥ、
がいけんもォ、ないめんもォ、きゃッこいィ~!」
「がるっ!」(←訳:うんうんっ!)
そして、ここが肝心!なのは、
堺さん、文章がお上手です!
あとがきでは『シロート』と自称しておられますけれど、
読みやすさ、分かりやすさは完全にプロフェッショナル!
「しゃしんもォ、たのしィ!」
「がるがるぅ!」(←訳:ちょっと笑えるし!)
堺さんの大ファンなの~♪という御方が読めば、
ますますファンになってしまうこと疑いなし。
ドラマ好きさん、演劇好きさんにも、
おすすめの御本です。
エッセー好きさんは、冒頭の
『まえがきにかえて』をぜひともお読み下さい!
’09年度ベストエッセーに挙げたい名文ですよ~!
「さかいさんッ、りょうまでんにィ、しゅつえんしてェくれないかなッ!」
「がるるるッ♪」(←訳:うんうんうん~っ♪)