「にゃ~ッ!」
「ぐるるにゃ~っ!」
な、なんなんですか、突然?
テディちゃと虎くんがニャンコ化しちゃった?
あっと、失礼いたしました、こんにちは、ネーさです。
「こんにゃちわゥ、テディちゃでスゥにゃ~ッ!」
「ぐるるにゃッ!」(←訳:虎ですにゃっ!)
……もしかして、本日ご紹介予定のこの御本に影響されちゃったんでしょうか。
うむむ、では、いっそ皆さまにもニャンコ化していただきましょう!
さあ、覚悟を決めて、こちらを、どうぞ~!
―― 聖徳太子の密使 ――
著者は平岩弓枝さん、’09年10月に発行されました。
表紙画&挿絵は、蓬田やすひろさん。
平岩さん著『西遊記』で素晴らしい挿絵を描かれた蓬田さんが、
この御本でもヴィジュアル面を担当なさっています。
掲載されている蓬田さんのカラー挿絵ときたら……なんてステキなんでしょ!
「きれいでスにゃッ!」
「ぐ~るるにゃっ!」(←訳:うつくしぃ!)
御本の題名からも分かりますように、
登場するのは聖徳太子さま――いえ、当時は、
『厩戸王子(うまやどのおうじ)』と呼ばれていた御方です。
物語の主人公は、しかし、王子さまではなく、
王子さまの御子さまのひとり、
綿津見珠光王女(わたつみのたまひかるのひめみこ)さま。
厩戸王子さまの信頼篤く、また最も慈しんでおられるのが、
この王女(ひめみこ)さまなのです。
「おきれいなァかたでスにゃんッ!」
「ぐるるにゃ!」(←訳:凛々しい!)
父君――厩戸王子さまの密かな命により、
珠光王女さまは『珠光王子』と名乗ることにして、
遍歴の旅へ出立いたします。
《今、この国はすみやかに多くを学ばねばならぬ》
そう、優れた知識・知恵といったことどもを
外国(とつくに)より学びとるために、
王女、いえ、珠光王子さまは船に乗ったのでした。
「おひとりではァ、ゆかせませんのでスにゃゥッ!」
「にゃぐるっ!」(←訳:もちろんですとも!)
珠光王子さまのお供に選ばれたのは、
ええ、ここが肝心なのですが……
三匹の猫!
純白の毛並みの北斗(ほくと)くん。
三毛猫の、オリオンくん。
虎猫の、スバルくん――
「がるるーにゃ!!」(←訳:虎ですよお!)
「とらくんッ、おちつくにゃでス!」
そして青龍(せいりゅう)という駿馬さんも一緒に。
向かうは、異国。
海の彼方の、倭国よりも進んだ文化を有する国々。
『天の鳥舟(あまのとりふね)』に身を委ねた一行は、
未知の地を目指して南の海へ――
「だいぼうけんでスにゃッ!
ひめさまッ、じゃなくてェ、おうじさまッ、ごぶじィでェ!!」
「がるるにゃ!」(←訳:おきをつけて!)
高貴な身分の御方が、
小さな船に乗り込んで南方の地を彷徨うものがたり……というと、
澁澤龍彦さんの『高丘親王航海記』が思い起こされますが、
3猫衆の存在ゆえでしょうか、
珠光王子さまの旅は、よりカラフル! よりパワフル!
伝統ある英国のファンタジー魂を受け継ぐ正統派冒険物語です。
愛猫家さんが読んだら感激して涙、涙……なシーンもたくさん!
それぞれ個性異なる3匹さんに、
ニャンコ好きさん、いえ、動物好きさんは感情移入しちゃうこと必至です。
歴史好きさんにも、おすすめの一冊ですよ~!
「にゅーたいぷゥ、にゃんこふぁんたじーたんじょうッ!でスにゃッ」
「がるるるにゃ~!」(猫科ファンタジーだよっ!)
「ぐるるにゃ~っ!」
な、なんなんですか、突然?
テディちゃと虎くんがニャンコ化しちゃった?
あっと、失礼いたしました、こんにちは、ネーさです。
「こんにゃちわゥ、テディちゃでスゥにゃ~ッ!」
「ぐるるにゃッ!」(←訳:虎ですにゃっ!)
……もしかして、本日ご紹介予定のこの御本に影響されちゃったんでしょうか。
うむむ、では、いっそ皆さまにもニャンコ化していただきましょう!
さあ、覚悟を決めて、こちらを、どうぞ~!
―― 聖徳太子の密使 ――
著者は平岩弓枝さん、’09年10月に発行されました。
表紙画&挿絵は、蓬田やすひろさん。
平岩さん著『西遊記』で素晴らしい挿絵を描かれた蓬田さんが、
この御本でもヴィジュアル面を担当なさっています。
掲載されている蓬田さんのカラー挿絵ときたら……なんてステキなんでしょ!
「きれいでスにゃッ!」
「ぐ~るるにゃっ!」(←訳:うつくしぃ!)
御本の題名からも分かりますように、
登場するのは聖徳太子さま――いえ、当時は、
『厩戸王子(うまやどのおうじ)』と呼ばれていた御方です。
物語の主人公は、しかし、王子さまではなく、
王子さまの御子さまのひとり、
綿津見珠光王女(わたつみのたまひかるのひめみこ)さま。
厩戸王子さまの信頼篤く、また最も慈しんでおられるのが、
この王女(ひめみこ)さまなのです。
「おきれいなァかたでスにゃんッ!」
「ぐるるにゃ!」(←訳:凛々しい!)
父君――厩戸王子さまの密かな命により、
珠光王女さまは『珠光王子』と名乗ることにして、
遍歴の旅へ出立いたします。
《今、この国はすみやかに多くを学ばねばならぬ》
そう、優れた知識・知恵といったことどもを
外国(とつくに)より学びとるために、
王女、いえ、珠光王子さまは船に乗ったのでした。
「おひとりではァ、ゆかせませんのでスにゃゥッ!」
「にゃぐるっ!」(←訳:もちろんですとも!)
珠光王子さまのお供に選ばれたのは、
ええ、ここが肝心なのですが……
三匹の猫!
純白の毛並みの北斗(ほくと)くん。
三毛猫の、オリオンくん。
虎猫の、スバルくん――
「がるるーにゃ!!」(←訳:虎ですよお!)
「とらくんッ、おちつくにゃでス!」
そして青龍(せいりゅう)という駿馬さんも一緒に。
向かうは、異国。
海の彼方の、倭国よりも進んだ文化を有する国々。
『天の鳥舟(あまのとりふね)』に身を委ねた一行は、
未知の地を目指して南の海へ――
「だいぼうけんでスにゃッ!
ひめさまッ、じゃなくてェ、おうじさまッ、ごぶじィでェ!!」
「がるるにゃ!」(←訳:おきをつけて!)
高貴な身分の御方が、
小さな船に乗り込んで南方の地を彷徨うものがたり……というと、
澁澤龍彦さんの『高丘親王航海記』が思い起こされますが、
3猫衆の存在ゆえでしょうか、
珠光王子さまの旅は、よりカラフル! よりパワフル!
伝統ある英国のファンタジー魂を受け継ぐ正統派冒険物語です。
愛猫家さんが読んだら感激して涙、涙……なシーンもたくさん!
それぞれ個性異なる3匹さんに、
ニャンコ好きさん、いえ、動物好きさんは感情移入しちゃうこと必至です。
歴史好きさんにも、おすすめの一冊ですよ~!
「にゅーたいぷゥ、にゃんこふぁんたじーたんじょうッ!でスにゃッ」
「がるるるにゃ~!」(猫科ファンタジーだよっ!)