テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

急報!奇天烈物件?

2010-01-30 22:58:00 | その他
 こんにちは、ネーさです。
 そごう八王子店で開催中の沖縄&九州物産展にて、
 わっ!と驚いちゃう奇天烈な物件を発見しましたので、御報告です!
 テディちゃ、虎くんも、↑こちらを御覧あれ~!

「むむッ? どしたのでスかッ、ネーさッ??」
「がるるるるぅ!?」(←訳:何だ何だ!?)

 魔除けのシーサーくんが、
 あの御方の専用色に染まって、
 シーサーならぬ……

  『シーシャア』!

 別名『シーシャア専用ザク(小)』です。
 いかがでしょう~?

「…………。」
「…………。」

 え~っと、この沈黙はどうしたものかしら?
 えへん、おほん、
 では皆さま、楽しい週末を!
 
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いきいき!ドラマチックな新編《今昔》!

2010-01-30 13:59:58 | ブックス
 先日はショコラの祭典に詣で、
 昨日は新型インフルワクチン接種にも詣でてまいりました……
 こんにちは、注射好きな人がいるなんで信じられないわっ!なネーさです。

「こんにちわゥ、テディちゃでスゥ!」
「がるるっ!」(←訳:虎ですっ!)

 連日のショコラ話ですっかり《食》ブログと化していた拙ブログですが、
 本日は久しぶり~に《BOOK》の話題へ!
 ショコラならぬ活字マニアの皆さま、こちらを、どうぞ~!


 
            ―― 今昔物語集(こんじゃくものがたりしゅう) ――

 
 
 著者(現代語訳)は杉本苑子さん、’09年12月に発行されました。
 講談社『21世紀版 少年少女古典文学館 第九巻』となるこの御本は、
 太田大八(おおた・だいはち)さんが挿絵を担当されています。

「こんじゃくものがたりィッ?」
「がるるー!」(←訳:古典だねー!)

 『今は昔……』という言葉から語りが始まる『今昔物語集』が成立したのは
 12世紀前半のころ。
 全部で31巻なのですが、
 いくつかの巻は失われてしまい、
 現在に伝わっているのは28巻、1040話です。
 この御本は、その中から51話を精選し、
 挿絵や平安期の京の地図なども収録した
 現代語訳版『今昔』なんです。

 『少年少女文学館 第九巻』とありますように、
 読者として想定されているのは、小学校に通うお若い方々、ですね。
 でも、これが……
 オトナが読んでも、すっごーく面白いっ!

「ふむふむッ? どれどれッ?」
「がる~るっ?」(←訳:どんな風にっ?)

 杉本さんの文章は分かりやすく、
 人名・地名にもルビがふられていて、
 図解つきの脚注さえあります!
 
 現代では『沓ぬぎ石(くつぬぎいし)』と言っても、
 それって何のこと??となっちゃいますが、
 脚注でちゃんと説明され、図も付されているので、
 日本家屋で暮らした経験ゼロでも大丈夫!
 同じように、『行李(こうり)』、『葛(つづら)』、
 『手燭(てしょく)』、『被衣(かつらぎ)』が解説されていますし、
 『牛車(ぎっしゃ)』の図は、小さいけれど、
 感心させられるほどよく出来ています。
 
「むむッ、すごいィでスッ!
 ひゃッかじてんみたいィ~♪」
「がるるるる!」(←訳:至れり尽くせりだ!)

 そしてもうひとつ……
 各話のラストには、
 『訳者からのひとこと』が添えられています。
 『あとがき』とも『解説』とも違うこの『ひとこと』が、
 時を隔てた《いま》と《むかし》の対比を
 いっそう際立たせています……
 昔の常識と、数百年を経た現代の目線。
 数百年経ても変わらないものと、全く変わってしまったものと……。

 歴史好きさん、
 またミステリ&ホラー好きさんにも、この御本はおすすめです!
 文章・挿絵・高レベルな脚注、と3拍子揃った新編『今昔』、
 オトナもコドモも、楽しく読める一冊ですよ~♪

「いのししッ、へびッ、がまがえるゥ~!
 どうぶつたちもォ、おおぜいィ、とうじょうゥしまスゥ!」
「がるるるるっ!」(←訳:天狗さまや魔王さまもねっ!)
「ひィッ!
 まッ、まおうッ……!
 うゥ~んッ……!」(←あら? 白目を剥いてのびちゃったようです……)
 
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