テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

ライフwithわんこ!

2010-01-09 22:47:21 | ブックス
 ’10年最初の3連休、いかがお過ごしですか?
 こんにちは、インフル検査結果はマイナスだったネーさです。

「こんにちわッ! テディちゃはァ、ネーさとちがッてェ、
 ばりばりィげんきィでスッ!」
「がるるっ!」(←訳:ぼくもさっ!)

 ……わ、わかりましたわ。
 では、足りない元気は御本からいただくことにいたしましょう。
 本日は、とっても元気な、こちらの一冊を、どうぞ~!


 
              ―― トメさんちの愛犬マヤ ――



 著者は上大岡トメさん、’09年9月に発行されました。
 上大岡さんといえば『キッパリ!たった五分で自分を変える方法』が
 ベストセラーになったイラストレーターさんですね。
 この御本は、現在は山口県に在住しておられる上大岡さんの御一家に
 ビッグサプライズがやってきちゃった!その記録を綴ったものです。

「さぷらいずゥ?」
「がるッ?」(←訳:何だろっ?)

 やってきたのは……そう、わんこ!
 表紙のイラストでお分かりでしょうか、
 柴犬と甲斐犬のミックス犬ちゃんが、
 上大岡家の新しい家族なんです。

 でも、トメさんは御本の冒頭で告白しています――
 『実は あんまり犬は飼いたくなかったんです』と。

「ほほゥッ? それなのにィ、なぜェわんこをッ?」
「がるーっ?」(←訳:何故だろっ?)

 それは、家庭内勢力の問題、と申しましょうか。
 娘さんと息子さん、さらにミスター上大岡までもが
 『犬飼って~!』
 『犬飼おう~!』
 と連呼するのです。
 
「むむッ、たぜいにィぶぜいィ、でスねッ!」
「がるるっ!」(←訳:なるほどね!)

 『いろいろあって結局犬を飼うことにし』た上大岡家が向かったのは、
 近所の公園でした。
 そこでは毎月2回、《わんわん銀行》なる催しが行われているのです。

 里親を探している犬の飼い主さんと、
 仔犬を探している人たちの出会いの場となるのが、
 この《わんわん銀行》。
 市役所主催による《わんわん銀行》は大人気で、
 上大岡さんの一家が公園に到着した10時30分には
 18匹いた子犬ちゃんのうち、
 15犬の引き取り手が決まり、
 残っていたのは3匹だけ……
 
「むゥ~、きょうそうりつゥたかしィ!でスねッ」
「がるぅ?」(←訳:それでそれでっ?)

 息子さんが「かわえ~!」と抱き上げてしまったのは
 ……あらら?
 檻の中でじーっとしたままの、
 あんまり元気の無い、
 おいでおいで♪にも反応しない仔犬ちゃん。
 えっ?と驚く上大岡さんでしたが、
 それが表紙の、黒いワンコちゃん、なんですね。
 ひとなつこい、とはお世辞にも言えなさそうな仔犬ちゃんだけど
 ……大丈夫なのかしら~??

 不安は的中しちゃったんでしょうか、
 家に連れて帰れば、ワンコちゃんいきなりソファ裏の隙間に籠城!
 オトナしい昼間とは正反対に夜間は遠吠え!
 家具を噛んじゃうし、
 畳に穴を開けちゃうし、
 ウイルスに感染もしていることも判明しました。
 ああ、仔犬との生活は山あり谷あり~……

「ふァうゥ~、たいへんなのでスゥ~」
「がーるぅ……」(←訳:大変だね……)

 苦労ばっかり?なワンコとの生活が
 上大岡家をどう変えてゆくのでしょうか?
 トメさんに『マヤ』と突発的に名付けられたワンコちゃん、
 お家に馴染むことは出来るんでしょうか?

 スリル!(マヤちゃんの趣味は家出?)
 サスペンス!(狂犬病の予防接種!)
 ハートフルなひととき♪(散歩大好き~♪)
 読みどころ盛りだくさんの
 ワンコ好き、動物ストーリー大好き!な方々におすすめしたい
 シビアな?ドキュメンタリーですよ!

「マヤちゃんッ、だッそうはァ、ほどほどにィ!」
「がる~るるっ?」(←訳:たまにならいいでしょ?)

 ダメですっ!
コメント (2)
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