こんにちは、ネーさです。
今年は梅も桜も桃も杏も開花が遅れている、のだそうですが、
発見しましたよー!
今日の午後、紅梅がきれいに咲いているのを!
「こんにちわッ、テディちゃでス!
おはなのォ、かおりはァ……もうひとつゥ?」
「がるるぐるがるがるるるぐる!」(←訳:!虎です!まだ八分咲きだもんね!)
紅いお花が枝にふくふくと点っている様子は、
なんとも優しい姿ですね。
本日の読書タイムも、
甘やかに優しい御本を、さあ、どうぞ~!
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―― 五・七・五交遊録 ――
著者は和田誠さん、2011年6月に発行されました。
御本の装丁は、もちろん、著者・和田さん自らが担当なさいました。
では、せーの(←呼吸を整え)!
何という帝(みかど)の御世でございましたでしょうか、
日本各地に数多(あまた)のクリエイターが割拠している中に、
ひときわ時めいている御方がおられました。
「………ふァ?」
「………がるぅ?」
あら?
ちょこっとだけ源氏物語冒頭部分をお借りして
遊んでみたんですけれど、
ダメだったかしら?
「どうしてェ~げんじィものがたりィ~???」
「がるる~ぐるっ?」(←訳:何故に~源氏っ?)
その答えは、『五・七・五』という題名にあります。
源氏物語の時代は、
五・七・五ではなく、
和歌(短歌)でしたけれど、
宮廷人さんたちは日常的に歌を詠み、
想いを言霊に変えておりました。
時は流れ、
詩歌芸術の在り様に変化が生じます。
和歌も俳句も、
なんとなく小難しいもの、とっつきにくいものになって、
生活の周辺から遠くなってゆく……。
「でもッ!」
「がるる!」(←訳:しかし!)
ええ、そうです。
でも! ホントは!
詩歌は、目立たずとも、意外や、身近に存在するのです。
著者・和田さんが初めて俳句を作ったのは6歳の折。
親戚のおじさまおばさま方が行っている句会に
御両親も参加していたことから、
《門前の小僧》となった和田さん、
気付けば、一句をものにしていたのでした。
踏切の前に並んだ葱坊主
「わほッ♪ きゃわゆいィッ♪」
「がるる~るぐるる♪」(←訳:まあるい感じ~♪)
長じた和田さんの周囲に、いつのまにか
句作をする友人が集ったのは、
必然だったのでしょうか。
それとも皆さん、和田さんに影響されちゃったのでしょうか。
或いは、もしや……引っ張り込まれちゃった?
編集者の矢崎泰久さんと相談して
結成されたのは、
《話の特集句会》。
「ものすごいィ、ごうかめんばーッ!」
「がるるぐるぐる!」(←訳:黄金のメンツだね!)
小沢昭一さん。
渥美清さん。
岸田今日子さん。
吉行和子さん。
小室等さん。
永六輔さん。
冨士眞奈美さん。
斎藤晴彦さん。
安西水丸さん。
南伸坊さん。
横尾忠則さん――
んもう、ここには書ききれないほどの
超一流才人さんたちが
句をヒネります。
小田島雄志さんの句には(やはり)シェイクスピアの香り。
丸谷才一さんとのやり取りは
なんともオシャレで、小粋!
三谷幸喜さんは……けっこうオトナしい?
「えいがもォ、だいざいにッ!」
「がるるぐるがるるーるるぐる!」(←訳:ミュージカルが俳句になった!)
映画を愛する和田さん、
句に名場面を織り込みます。
そして、御家族の成長も
やさしく、あたたかに紡ぎます。
読み進めば、
急に《日本語》が、《うた》が気になりだす御本です。
イラストレーター和田さんのファンの方々、
映画好きさん、
昭和デザイン史マニアにもおすすめの一冊ですよ♪
「とくにィ、はいくまにあァさんはァ!」
「ぐるっがるぐるがる~!」(←訳:張り切って御覧あれ~!)
今年は梅も桜も桃も杏も開花が遅れている、のだそうですが、
発見しましたよー!
今日の午後、紅梅がきれいに咲いているのを!
「こんにちわッ、テディちゃでス!
おはなのォ、かおりはァ……もうひとつゥ?」
「がるるぐるがるがるるるぐる!」(←訳:!虎です!まだ八分咲きだもんね!)
紅いお花が枝にふくふくと点っている様子は、
なんとも優しい姿ですね。
本日の読書タイムも、
甘やかに優しい御本を、さあ、どうぞ~!

―― 五・七・五交遊録 ――
著者は和田誠さん、2011年6月に発行されました。
御本の装丁は、もちろん、著者・和田さん自らが担当なさいました。
では、せーの(←呼吸を整え)!
何という帝(みかど)の御世でございましたでしょうか、
日本各地に数多(あまた)のクリエイターが割拠している中に、
ひときわ時めいている御方がおられました。
「………ふァ?」
「………がるぅ?」
あら?
ちょこっとだけ源氏物語冒頭部分をお借りして
遊んでみたんですけれど、
ダメだったかしら?
「どうしてェ~げんじィものがたりィ~???」
「がるる~ぐるっ?」(←訳:何故に~源氏っ?)
その答えは、『五・七・五』という題名にあります。
源氏物語の時代は、
五・七・五ではなく、
和歌(短歌)でしたけれど、
宮廷人さんたちは日常的に歌を詠み、
想いを言霊に変えておりました。
時は流れ、
詩歌芸術の在り様に変化が生じます。
和歌も俳句も、
なんとなく小難しいもの、とっつきにくいものになって、
生活の周辺から遠くなってゆく……。
「でもッ!」
「がるる!」(←訳:しかし!)
ええ、そうです。
でも! ホントは!
詩歌は、目立たずとも、意外や、身近に存在するのです。
著者・和田さんが初めて俳句を作ったのは6歳の折。
親戚のおじさまおばさま方が行っている句会に
御両親も参加していたことから、
《門前の小僧》となった和田さん、
気付けば、一句をものにしていたのでした。
踏切の前に並んだ葱坊主
「わほッ♪ きゃわゆいィッ♪」
「がるる~るぐるる♪」(←訳:まあるい感じ~♪)
長じた和田さんの周囲に、いつのまにか
句作をする友人が集ったのは、
必然だったのでしょうか。
それとも皆さん、和田さんに影響されちゃったのでしょうか。
或いは、もしや……引っ張り込まれちゃった?
編集者の矢崎泰久さんと相談して
結成されたのは、
《話の特集句会》。
「ものすごいィ、ごうかめんばーッ!」
「がるるぐるぐる!」(←訳:黄金のメンツだね!)
小沢昭一さん。
渥美清さん。
岸田今日子さん。
吉行和子さん。
小室等さん。
永六輔さん。
冨士眞奈美さん。
斎藤晴彦さん。
安西水丸さん。
南伸坊さん。
横尾忠則さん――
んもう、ここには書ききれないほどの
超一流才人さんたちが
句をヒネります。
小田島雄志さんの句には(やはり)シェイクスピアの香り。
丸谷才一さんとのやり取りは
なんともオシャレで、小粋!
三谷幸喜さんは……けっこうオトナしい?
「えいがもォ、だいざいにッ!」
「がるるぐるがるるーるるぐる!」(←訳:ミュージカルが俳句になった!)
映画を愛する和田さん、
句に名場面を織り込みます。
そして、御家族の成長も
やさしく、あたたかに紡ぎます。
読み進めば、
急に《日本語》が、《うた》が気になりだす御本です。
イラストレーター和田さんのファンの方々、
映画好きさん、
昭和デザイン史マニアにもおすすめの一冊ですよ♪
「とくにィ、はいくまにあァさんはァ!」
「ぐるっがるぐるがる~!」(←訳:張り切って御覧あれ~!)