こんにちは、ネーさです。
今日の東京・多摩全域は、
もンのすっご~い強風でした……!
「こんにちわッ、テディちゃでス!
うきゃァーッ! ふきとばされるゥ!」
「がるる!ぐるがるるるがるるるー!」(←訳:虎です!超追い風参考記録状態ー!)
この強風、何かの役に立たないかしら?
インスタント風力発電キットがあればいいのにー!
と思わされましたが、
本日ご紹介いたします一冊は……想像力がテーマです。
さあ、こちらを、どうぞ~!
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―― 戦後SF事件史 ――
著者は長山靖生(ながやま・やすお)さん、2012年2月に発行されました。
『日本的想像力の70年』と副題が付されています。
前々回記事では、
英国警察史に残る或る《事件》を追うノンフィクション作品を御紹介しましたね。
「こんかいィもォ、じけんッ、なのでスゥ!」
「がるぐるっ?」(←訳:どんなっ?)
今回は、いわば、
《SF文学をめぐっての人間模様》
という事件です。
SF――
牧歌的といえば牧歌的な、
先鋭的といえば至極先鋭的な、
ちょっと不思議な文学が、SFです。
空想科学小説、とも称されるこの分野の作品は……
「にせんいちねんッうちゅうのォたびィッ!」
「がるぐるる!」(←訳:宇宙戦争!)
ええ、誰もがイメージするSF作品ですね。
奇しくも、両作とも英国の作家さんによる小説ですが、
日本では、
誰の筆によってSFが生まれ、
どうやって大勢の読者を得て、
広く認識されるようになったのでしょうか?
著者・長山さんは先ず、
日本SF界黎明期に大きな影響を及ぼした人物として、
手塚治虫さんの名を挙げています。
「むむッ? てづかせんせッ?」
「がるるぐる!」(←訳:漫画だねえ!)
小説分野では、小松左京さん、大江健三郎さんの名が
挙げられておりますね。
そしてまた、
戦争後に流入してきた米国産のSF作品の洗礼を受けた作家さんたちによる作品が、
日本のSFへ、
幻想小説、
ホラー(怪奇)小説、
漫画、
映像作品へと
枝葉を伸ばし、成長してゆく過程が
資料や証言をもとに記されています。
個性の強い作家さんたち。
徒党を組んで日本初の専門誌を創刊することもあれば、
喧嘩もするし、
分裂したり、
でも仲良く酔っ払ったり、
手を携えて偏見と闘うこともある、
愛すべきSF作家さんたち。
「みんなァ、へんじんさんッ♪」
「がるる~ぐるがる!」(←訳:良い人なんだけど~!)
「へんてこッ♪」
SFに軸を置いた戦後文学史読本とも思われるこの御本では
アニメーション作品も丁寧に、
公正に、解説されています。
宮崎駿さんの作品に関する観察&解釈、
ヱヴァンゲリヲン作品への観点も、
そうか~こういう見方もあるのか~!と
感心させられましたよ♪
「えすえふはァ、じゆうゥ、なのでスッ!」
「ぐるぐるる!」(←訳:SFは絵だ!)
枠に囚われないSFは、
批評の文学でもあります。
《想像力の欠如は犯罪である》――
著者・長山さんはそう述べ、
あとがきにジュール・ヴェルヌの墓碑銘を引用しています。
《永遠に青春であるほうへ》――
SFの本質を、この言葉は表しているのでしょうか……
「えいえんにィ、わかきィこころでッ!」
「ぐるがるがるる!」(←訳:転がる石であれ!)
すべての活字マニアさんに、ぜひ!
今日の東京・多摩全域は、
もンのすっご~い強風でした……!
「こんにちわッ、テディちゃでス!
うきゃァーッ! ふきとばされるゥ!」
「がるる!ぐるがるるるがるるるー!」(←訳:虎です!超追い風参考記録状態ー!)
この強風、何かの役に立たないかしら?
インスタント風力発電キットがあればいいのにー!
と思わされましたが、
本日ご紹介いたします一冊は……想像力がテーマです。
さあ、こちらを、どうぞ~!

―― 戦後SF事件史 ――
著者は長山靖生(ながやま・やすお)さん、2012年2月に発行されました。
『日本的想像力の70年』と副題が付されています。
前々回記事では、
英国警察史に残る或る《事件》を追うノンフィクション作品を御紹介しましたね。
「こんかいィもォ、じけんッ、なのでスゥ!」
「がるぐるっ?」(←訳:どんなっ?)
今回は、いわば、
《SF文学をめぐっての人間模様》
という事件です。
SF――
牧歌的といえば牧歌的な、
先鋭的といえば至極先鋭的な、
ちょっと不思議な文学が、SFです。
空想科学小説、とも称されるこの分野の作品は……
「にせんいちねんッうちゅうのォたびィッ!」
「がるぐるる!」(←訳:宇宙戦争!)
ええ、誰もがイメージするSF作品ですね。
奇しくも、両作とも英国の作家さんによる小説ですが、
日本では、
誰の筆によってSFが生まれ、
どうやって大勢の読者を得て、
広く認識されるようになったのでしょうか?
著者・長山さんは先ず、
日本SF界黎明期に大きな影響を及ぼした人物として、
手塚治虫さんの名を挙げています。
「むむッ? てづかせんせッ?」
「がるるぐる!」(←訳:漫画だねえ!)
小説分野では、小松左京さん、大江健三郎さんの名が
挙げられておりますね。
そしてまた、
戦争後に流入してきた米国産のSF作品の洗礼を受けた作家さんたちによる作品が、
日本のSFへ、
幻想小説、
ホラー(怪奇)小説、
漫画、
映像作品へと
枝葉を伸ばし、成長してゆく過程が
資料や証言をもとに記されています。
個性の強い作家さんたち。
徒党を組んで日本初の専門誌を創刊することもあれば、
喧嘩もするし、
分裂したり、
でも仲良く酔っ払ったり、
手を携えて偏見と闘うこともある、
愛すべきSF作家さんたち。
「みんなァ、へんじんさんッ♪」
「がるる~ぐるがる!」(←訳:良い人なんだけど~!)
「へんてこッ♪」
SFに軸を置いた戦後文学史読本とも思われるこの御本では
アニメーション作品も丁寧に、
公正に、解説されています。
宮崎駿さんの作品に関する観察&解釈、
ヱヴァンゲリヲン作品への観点も、
そうか~こういう見方もあるのか~!と
感心させられましたよ♪
「えすえふはァ、じゆうゥ、なのでスッ!」
「ぐるぐるる!」(←訳:SFは絵だ!)
枠に囚われないSFは、
批評の文学でもあります。
《想像力の欠如は犯罪である》――
著者・長山さんはそう述べ、
あとがきにジュール・ヴェルヌの墓碑銘を引用しています。
《永遠に青春であるほうへ》――
SFの本質を、この言葉は表しているのでしょうか……
「えいえんにィ、わかきィこころでッ!」
「ぐるがるがるる!」(←訳:転がる石であれ!)
すべての活字マニアさんに、ぜひ!