テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 花と樹の小楽園へ ~

2012-03-20 23:10:25 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 今日3月20日は、春分の日!
 これからは、ずんずんどんどん昼間の時間が長くなってゆくんですね~♪

「こんにちわァ、テディちゃでス!
 ひるまがァ、ながいとォ、うれしィでスゥ!」
「がるる!ぐるがるるぐるがるるっる!」(←訳:虎です!得しちゃった気分だよ!)

 昼間が長くなって嬉しいのは……植物さんたち、でしょうか。
 本日は、植物を愛する方々に
 ぜひ読んでいただきたい一冊を御紹介いたしますよ♪
 こちらを、どうぞ~!

  


 
      ―― コッツウォルズの名園 バーンズリー・ハウス ――


 
 著者は桐原春子(きりはら・はるこ)さん、2011年2月に発行されました。
 『ヴェアリー夫人の香る庭』と副題が付されています。

「おォ~♪ いんぐりッしゅがーでんッ♪」
「がるぐるるがる~!」(←訳:緑がきれいだ~!)

 造園や園芸、ハーブ栽培、
 イングリッシュガーデンの旅に詳しい方々は、
 既に著者・桐原さんのお名前、
 園芸家ローズマリー・ヴェアリー夫人、
 それに『バーンズリー・ハウス』の名も
 お聞き及びかと思われます。

「ゆうめいィなのッ??」
「ぐるるがるる!」(←訳:有名らしいよ!)

 園芸大好き~!
 お庭、命!なことで知られる英国&英国人さんたち。
 当然の如く、と申しましょうか、
 公立公営の庭園ガイドブック、
 個人の所有ではあるけれど
 条件付きで公開されているプライベートガーデンをリストアップしたガイド本が
 書店さんでた~くさん販売されていて、
 お庭愛好家さんたちはそういった御本を手に
 休日はいそいそ名園巡り♪……となるわけですね。

 ヴェアリー夫人が造り上げた『バーンズリー・ハウス』のお庭は、
 名園ガイドブックに毎年掲載されるような、
 特別に美しい庭園として広く知れ渡っていました。

 著者・桐原さんは
 『バーンズリー・ハウス』の素晴らしさに惹かれ、
 1986年7月、
 そのお庭を訪れたのをきっかけに、
 ヴェアリー夫人と親交を結ぶこととなります。

「なつゥ、でスねッ!」
「がるぐるるがる!」(←訳:お庭が輝く夏!)

 以来、桐原さんは度々ヴェアリー夫人と語らい、
 季節ごとの『バーンズリー・ハウス』の庭園を写真に撮り、
 成長し、変化してゆく花や樹たちを記録しました。

「はなのォ、とんねるゥ、わんだほォー!」
「がるるぐるぐるる♪」(←訳:野菜たちも可愛いよ♪)

 読み手は、美しい庭園にうっとりし、
 また、桐原さんの筆によって明らかにされるヴェアリー夫人の略歴に
 驚かされます。

 ヴェアリー夫人、
 プロの園芸家さんではありませんでした。
 造園に取り組んだのは、
 家事の忙しさが一段落ついた40歳を過ぎて後のこと。
 その“素人”ガーデナーさんが、
 やがてチャールズ皇太子の自邸の庭のアドバイザーとなり、
 エルトン・ジョンさんの庭もデザインし、
 1996年には大英勲章を授与されるとは、
 いったい誰が想像したでしょう――

「かのうせいィ、むげんだいッ!」
「がるがるる!」(←訳:美も無限!)

 ローズマリー・ヴェアリーさんは
 惜しくも2001年5月に亡くなられましたが、
 庭園の美は健在のようです!
 『バーンズリー・ハウス』の《いま》を訪ねる旅へ、
 ガーデン好きの皆さま、
 英文学好きの活字マニアさんも、さあ、出発~!

「いッてェきまァ~スゥ♪」
「ぐるーがるぐーるる!」(←訳:ガーデンジャーニーへ!)

 
コメント
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