テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

ペラリーノ、志望です!

2012-03-22 23:22:07 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 現在、スペインで開催中のロードレース大会『ヴォルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ』で
 自転車競技史上でも滅多にない椿事が発生しました……
 春うらら♪のはずのスペインなのに天候は荒れまくり!
 雨!みぞれ!霧!気温はほぼ零下!
 とどめは峠路を覆う雪!
 脱落者が続出した挙句、突如レースは短縮&強制終了!
 しかもタイムは総合成績に反映されないノーカウント状態?!?

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 もォ、むちゃくちゃでスよゥ!」
「がるる!がるぐるるぐるぐるがる~!」(←訳:虎です!誰もお天気には勝てない~!)

 総合結果はどうなっちゃうのかしら?
 お天気は良くなるのかしら?
 選手さんたちは……と、心配ではありますが、
 日本の私たちは、はい、とりあえず読書タ~イム!
 本日は、こちらを、どうぞ~!

  


 
            ―― 英語にあきたら多言語を! ――


 
 著者はトニー・ラズロさん、画は小栗左多里(おぐり・さおり)さん、
 2011年12月に発行されました。
 『ポリグロットの真実』と副題が付されています。

「むむゥ!
 だいたんなァ、だいめいィでスッ!」
「がるるぐるるる……がるっ!」(←訳:英語にあきたら……だって!)

 そうね、大胆よね。ドン引きよね。
 まるきりジャパニーズの私ネーさ、
 バイリンガルなんて、夢のまた夢でございます。
 英語にあきたら、どころか、英語にず~っと四苦八苦……。

 それを、英語にあきたら、だなんて~!
 と思っちゃうところですが、
 いえいえ、
 題名に惑わされてはいけません。
 実は、この御本、

  《英語以外の言葉を学ぶ》

 そんな場合に向けての、
 心構えや、
 勉強の方法について
 ラズロさん独自の提案を詰め込んだ一冊、なんです。

「そういえばァ……もうすぐゥ、しがつゥ!」
「ぐるがるる!」(←訳:新学期だね!)

 4月からは学校で、
 或いはラジオやTVの講座番組で、
 フランス語を習い始めよう!
 ドイツ語を! スペイン語やイタリア語を!
 ロシア語!中国語!ポルトガル語を!
 大勢の御方がそう考えていることでしょう。

 ラズロさんは
 『複数の言葉を使う人』を
 『ポリグロット』と呼ぼう!と訴えます。

 polyglot――ポリグロットとは、
 多言語に通じている人、
 多言語使用者、を意味するギリシア語由来の言葉。

「まるちィりんがるゥ、みたいィでス!」
「がるるーる!」(←訳:ペラリーノ!)

 外国語ペラリーノさんやペラリーナちゃんになるには、
 いったいどうすれば?
 ハンガリー人のお父上、
 イタリア人のお母上を持ち、
 米国で育ち日本で暮らす
 『ダーリンは外国人』のダーリンことラズロさんのアイディアとは――

 ときに暴走?しがちなラズロさんの理論を
 小栗さんの画(コマ漫画?)が
 優しく正常世界に引き戻します。
 冒頭でお話したロードレースの現場でも
 英語やフランス語やオランダ語やフラマン語で、
 こんちきしょー!
 ふざけんなー!
 な~んてそれぞれの母国の言語で
 ブーブー文句を言いあっていたのだろうな~と想像すると、
 なんだか笑えちゃいますね。
 そう! 異国の言葉をモノにするのは
 ちょこっと滑稽で、
 でもカッコよくもあって、
 けっこう面白~い♪

「ゆッくりィでェ、いいのだッ!」
「ぐるがるるがるるぐる!」(←訳:少しずつでもいいのだ!)

 語学マニア、おっと失礼、
 ポリグリット志望者さんは、ぜひ一読を!
 
 
 
コメント
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