こんにちは、ネーさです!
……せーのっ!
祝!2012ロンドンパラリンピック自転車男子ロードレースタイムトライアル種目にて
藤田征樹さん銅メダル獲得!
もひとつ、祝!
『ブエルタ・ア・エスパーニャ』第17ステージにて、
アルベルト・コンタドールさんがステージ優勝!&総合首位奪取!
「きゃぽぽゥ!
こんにちわッ、テディちゃでス!
ふじたおにいさんッ、おめでとうございまスゥ~!」
「がるる!ぐるるーがるるぐるがるぐるる!」(←訳:虎です!コンタドールさんもおめでとう!)
自転車競技界にとっては、なんとも華々しい一日となりましたね!
では本日の読書タイムも、
華々しく参りましょう!
こちらを、どうぞ~!
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―― 烏に単は似合わない ――
著者は阿部智里(あべ・ちさと)さん、2012年6月に発行されました。
『単』は『ひとえ』とお読み下さいね。
表紙も華やかなこの御本は、
いま評判の第19回松本清張賞を受賞したファンタジックな小説作品ですよ~♪
「うむむッ!
きれいィなァ、おねえさんたちィ!」
「ぐるがるる~!」(←訳:宝塚みたい~!)
そうですね、
いずれ劣らぬ美女四人に飾られた物語は、
宝塚歌劇を想わせる絢爛豪華な設定の
《嫁取り譚》です。
この国の未来を背負う若君さま――将来の王君に、
もっともふさわしいのは、どの姫君か?
どの姫君が優れているのか?
昔話や御伽噺、民俗学の文献には、
そんなテーマの物語がありますよね。
「およめさんえらびィ!」
「がるぅ~!」(←訳:贅沢ぅ~!)
ふっふっふっ、
贅沢~などと羨んだり面白がったりできるのは、
門外漢の特権です。
本人さんたちにしてみれば、
浮かれてはいられません。
例えば、トロイアのパリス王子。
彼がお嫁さん選びでポカをやっちゃったせいで、
昔むかしの地中海世界にどんな事態が起こったか、
あらためて申し上げるまでもございませんよね。
「あうゥ~! こわいィでス!」
「ぐるぐる~!」(←訳:大戦争だ~!)
美しい表紙画とは相反して、
この御本の中でも、
華やかな《嫁取り譚》は
……おやや?と言いたくなる方向へ転がってゆきます。
『山内(やまうち)』と呼ばれる世界を総べる、
金烏(きんう)。
次代の金烏たる『日嗣の御子』のお后候補に、と
それぞれの実家の期待を背負い、
登殿してきた四人のお姫さまたちは、
若君さまと出会う機会を心待ちにしているのですが……
おかしいですねえ?
若君さまは、どちらに?
「かげもォ、かたちもォ、みえませんッ!」
「がるるっるぐるっるる~?」(←訳:どこ行っちゃったの~?)
幕開けは、
異世界の宮廷を舞台にした蝶よ♪花よ♪のお姫さまコンテスト!
けれど、読み進むにつれ、
物語は異なる“顔貌”を見せ始めます。
実に意外な、息を呑んでしまうような顔貌を――
「うむむむゥ!
およめさんえらびッてェ!」
「ぐるがるがるるぐるるー!」(←訳:危険を伴うものなんだー!)
ファンタジー好きさんに、
ミステリ好きさんに、
そして、王朝物語が好き!な御方にも
おすすめの異色作です。
ぜひ一読を~!
……せーのっ!
祝!2012ロンドンパラリンピック自転車男子ロードレースタイムトライアル種目にて
藤田征樹さん銅メダル獲得!
もひとつ、祝!
『ブエルタ・ア・エスパーニャ』第17ステージにて、
アルベルト・コンタドールさんがステージ優勝!&総合首位奪取!
「きゃぽぽゥ!
こんにちわッ、テディちゃでス!
ふじたおにいさんッ、おめでとうございまスゥ~!」
「がるる!ぐるるーがるるぐるがるぐるる!」(←訳:虎です!コンタドールさんもおめでとう!)
自転車競技界にとっては、なんとも華々しい一日となりましたね!
では本日の読書タイムも、
華々しく参りましょう!
こちらを、どうぞ~!

―― 烏に単は似合わない ――
著者は阿部智里(あべ・ちさと)さん、2012年6月に発行されました。
『単』は『ひとえ』とお読み下さいね。
表紙も華やかなこの御本は、
いま評判の第19回松本清張賞を受賞したファンタジックな小説作品ですよ~♪
「うむむッ!
きれいィなァ、おねえさんたちィ!」
「ぐるがるる~!」(←訳:宝塚みたい~!)
そうですね、
いずれ劣らぬ美女四人に飾られた物語は、
宝塚歌劇を想わせる絢爛豪華な設定の
《嫁取り譚》です。
この国の未来を背負う若君さま――将来の王君に、
もっともふさわしいのは、どの姫君か?
どの姫君が優れているのか?
昔話や御伽噺、民俗学の文献には、
そんなテーマの物語がありますよね。
「およめさんえらびィ!」
「がるぅ~!」(←訳:贅沢ぅ~!)
ふっふっふっ、
贅沢~などと羨んだり面白がったりできるのは、
門外漢の特権です。
本人さんたちにしてみれば、
浮かれてはいられません。
例えば、トロイアのパリス王子。
彼がお嫁さん選びでポカをやっちゃったせいで、
昔むかしの地中海世界にどんな事態が起こったか、
あらためて申し上げるまでもございませんよね。
「あうゥ~! こわいィでス!」
「ぐるぐる~!」(←訳:大戦争だ~!)
美しい表紙画とは相反して、
この御本の中でも、
華やかな《嫁取り譚》は
……おやや?と言いたくなる方向へ転がってゆきます。
『山内(やまうち)』と呼ばれる世界を総べる、
金烏(きんう)。
次代の金烏たる『日嗣の御子』のお后候補に、と
それぞれの実家の期待を背負い、
登殿してきた四人のお姫さまたちは、
若君さまと出会う機会を心待ちにしているのですが……
おかしいですねえ?
若君さまは、どちらに?
「かげもォ、かたちもォ、みえませんッ!」
「がるるっるぐるっるる~?」(←訳:どこ行っちゃったの~?)
幕開けは、
異世界の宮廷を舞台にした蝶よ♪花よ♪のお姫さまコンテスト!
けれど、読み進むにつれ、
物語は異なる“顔貌”を見せ始めます。
実に意外な、息を呑んでしまうような顔貌を――
「うむむむゥ!
およめさんえらびッてェ!」
「ぐるがるがるるぐるるー!」(←訳:危険を伴うものなんだー!)
ファンタジー好きさんに、
ミステリ好きさんに、
そして、王朝物語が好き!な御方にも
おすすめの異色作です。
ぜひ一読を~!