「こんにちわッ、テディちゃでス!
ふゥッ! ざんしょッ、きびしすぎィ!」
「がるる!ぐるがるるぐるがるる……」(←訳:虎です!もう9月も11日なのに……)
こんにちは、ネーさです。
今日9月11日も、東京はとても暑い一日となりました。
震災から一年と半年が経った東北の被災地でも、
やはり暑さが続いているようですね。
「いちねんとォ、はんとしィ……!」
「ぐるるるがるぐるるがるるぐる!」(←訳:昨日のことのような気がするよ!)
あの衝撃をありありと思い出す今日という日の読書に、
どんな御本を取り上げたらいいのかしら?と
ずいぶん悩みましたが……
そうだ! これで行こう!
これしかないわ!
日本のフツーのおじさんたち少年少女たちの物語を、
さあ、皆さま、どうぞご一緒に~!

―― 三匹のおっさん ふたたび ――
著者は有川浩さん、2012年3月に発行されました。
あらためて申し上げるまでもないかと存じますが、
はい! 大好評を博した『三匹のおっさん』の続編です!
「きょうれつゥ! おじィちゃんぱわーッ!」
「ぐるるるがるっぐるる!」(←訳:おじさんて言ってあげて!)
主人公は、
日本の、どこの町にもいそうなおじさんたち。
江戸時代あたりなら、
年齢的におじいちゃん扱いされてしまうところですが、
現代では、お孫さんがいたって、定年退職したって、
まだま~だ元気なお年頃!
おじいちゃん、なんて呼んだら、
なんだとっ!
失礼な!
そう怒り出しそうな三人のおっさ、いえ、おじさん。
清田清一(きよた・せいいち)さん、
有村則夫(ありむら・のりお)さん、
立花重雄(たちばな・しげお)さん。
彼らはそれぞれ、剣道の先生であったり、
機械いじりに長けていたり、
柔道家さんだったりしますが、
ものすごーいスーパーマンではありません。
どこかの副将軍さまのように、
これで一見ラクチャク!な印籠を
隠し持っているわけでもありません。
「いばらないィしィ!」
「ぐるるがるぐるる!」(←訳:押しつけもしない!)
御三方は、ただ誠実に、
“身近で起きた何か”に向き合います。
タチの悪そうなトラブルに遭遇しても、
スタンドプレイをすることなく、
手柄を自慢することもなく、
地に足をつけて、ひとつずつ、解決しようと努力する。
「ふむむッ!
しょうわのォ、においィがァ、しまスゥ!」
「がるっるぐっるる!」(←訳:ちょっとレトロで!)
「でもォ、そこがァよいィのでス!」
『ふたたび』と銘打たれ、
『三匹のおっさん』の続編となるこの御本では、
おじさんたちのみにとどまらず、
女性目線もあちこちに描き込まれています。
そして、おじちゃんたちを継ぐ世代の、
清田祐希(きよた・ゆうき)くん、
有村早苗(ありむら・さなえ)ちゃんの恋愛模様も可愛らしい、
短編6作品から成るおじさんたちの物語――
こういう、普通のおじさんたちが、
この日本のどこででも、
ごく平和に、
ごく穏やかに、
暮らしてゆける日が来ますように。
少年少女たちが、
りんごのような頬ッペで恋する毎日でありますように。
読後、しきりにそう思われてなりませんでした。
「うむッ! おじィちゃんッ、ふぁいとォ!」
「ぐるるがるがるぐるっるるー!」(←訳:だからおじさんだってばー!)
ちょこっとシリアスすぎる御紹介文になってしまいましたけれど、
笑いも随所に!な一冊です。
活字マニアの皆さま、気軽に、ぜひ~!
ふゥッ! ざんしょッ、きびしすぎィ!」
「がるる!ぐるがるるぐるがるる……」(←訳:虎です!もう9月も11日なのに……)
こんにちは、ネーさです。
今日9月11日も、東京はとても暑い一日となりました。
震災から一年と半年が経った東北の被災地でも、
やはり暑さが続いているようですね。
「いちねんとォ、はんとしィ……!」
「ぐるるるがるぐるるがるるぐる!」(←訳:昨日のことのような気がするよ!)
あの衝撃をありありと思い出す今日という日の読書に、
どんな御本を取り上げたらいいのかしら?と
ずいぶん悩みましたが……
そうだ! これで行こう!
これしかないわ!
日本のフツーのおじさんたち少年少女たちの物語を、
さあ、皆さま、どうぞご一緒に~!

―― 三匹のおっさん ふたたび ――
著者は有川浩さん、2012年3月に発行されました。
あらためて申し上げるまでもないかと存じますが、
はい! 大好評を博した『三匹のおっさん』の続編です!
「きょうれつゥ! おじィちゃんぱわーッ!」
「ぐるるるがるっぐるる!」(←訳:おじさんて言ってあげて!)
主人公は、
日本の、どこの町にもいそうなおじさんたち。
江戸時代あたりなら、
年齢的におじいちゃん扱いされてしまうところですが、
現代では、お孫さんがいたって、定年退職したって、
まだま~だ元気なお年頃!
おじいちゃん、なんて呼んだら、
なんだとっ!
失礼な!
そう怒り出しそうな三人のおっさ、いえ、おじさん。
清田清一(きよた・せいいち)さん、
有村則夫(ありむら・のりお)さん、
立花重雄(たちばな・しげお)さん。
彼らはそれぞれ、剣道の先生であったり、
機械いじりに長けていたり、
柔道家さんだったりしますが、
ものすごーいスーパーマンではありません。
どこかの副将軍さまのように、
これで一見ラクチャク!な印籠を
隠し持っているわけでもありません。
「いばらないィしィ!」
「ぐるるがるぐるる!」(←訳:押しつけもしない!)
御三方は、ただ誠実に、
“身近で起きた何か”に向き合います。
タチの悪そうなトラブルに遭遇しても、
スタンドプレイをすることなく、
手柄を自慢することもなく、
地に足をつけて、ひとつずつ、解決しようと努力する。
「ふむむッ!
しょうわのォ、においィがァ、しまスゥ!」
「がるっるぐっるる!」(←訳:ちょっとレトロで!)
「でもォ、そこがァよいィのでス!」
『ふたたび』と銘打たれ、
『三匹のおっさん』の続編となるこの御本では、
おじさんたちのみにとどまらず、
女性目線もあちこちに描き込まれています。
そして、おじちゃんたちを継ぐ世代の、
清田祐希(きよた・ゆうき)くん、
有村早苗(ありむら・さなえ)ちゃんの恋愛模様も可愛らしい、
短編6作品から成るおじさんたちの物語――
こういう、普通のおじさんたちが、
この日本のどこででも、
ごく平和に、
ごく穏やかに、
暮らしてゆける日が来ますように。
少年少女たちが、
りんごのような頬ッペで恋する毎日でありますように。
読後、しきりにそう思われてなりませんでした。
「うむッ! おじィちゃんッ、ふぁいとォ!」
「ぐるるがるがるぐるっるるー!」(←訳:だからおじさんだってばー!)
ちょこっとシリアスすぎる御紹介文になってしまいましたけれど、
笑いも随所に!な一冊です。
活字マニアの皆さま、気軽に、ぜひ~!