「こんにちわッ、テディちゃでス!
おさむゥございまスゥ!」
「がるる!ぐるるるがるぅ」(←訳:虎です!長袖着なくちゃ!)
こんにちは、ネーさです。
冷たい雨が一日中降り続いて、ちょっとばかし寒うございましたが、
これで水不足が解消されるといいですね。
貯水池の水量が1メートル、2メートルと増し……
お江戸の時代ならば、これを、
一尺、二尺、と数えるところ、でしょうか。
「むゥ? おえどォ~??」
「ぐるるがるがるぐる?」(←訳:お江戸の数の数え方??)
はい、そうです!
本日の読書タイムは、《数》をテーマにした、こちらの御本を、どうぞ~!
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―― 江戸の天才数学者 ――
著者は鳴海風(なるみ・ふう)さん、2012年7月に発行されました。
『世界を驚かせた和算家たち』と副題が付されています。
「これはァ、えいがァ、でスねッ♪」
「ぐるがるるるー!」(←訳:いま公開中のー!)
そうね、
ベストセラーとなった『天地明察』を原作とした映画は、
ただいま絶賛公開中!
雑誌や新聞の映画評でも
お江戸の暦学者さんの物語は好感をもって迎えられています♪
この御本は、題名の通り、
江戸期に活躍した日本の数学者さんたちの生涯を描いたもので、
『天地明察』の主人公・渋川春海さんも取り上げられているんですよ。
暦制作者であることは、
すなわち、
天文学者であり、また、数学者でもあること、だったのですね。
「たァ~くさんッ、けいさんしないとォ!」
「がるるがるぐる!」(←訳:新暦は作れない!)
渋川春海さんたち江戸時代の数学者さんが用いていたのは、
和算(わさん)――
日本で独自に発達した数学でした。
当時の日本は、鎖国状態。
なので、学者さんたちは独自な道を開拓せねばならなかった、とも申せましょう。
その道は、江戸時代初期、寛永4年(1627)に始まります。
とある御本が、大ベストセラーとなりました。
「むむッ? べすとせらァー??」
「ぐるぐるがる?」(←訳:まさかそれが?)
名門一族に生まれた吉田光由(よしだ・みつよし)さんが著した数学書、
『塵劫記(じんこうき)』。
これが、一般庶民さんにも愛読され、
海賊版がガンガン出ちゃうほどの人気ぶり!
吉田さんも改訂版をバンバン出して対抗します。
結果的に、本家版と海賊版の出版イタチごっこ、
解答を読者さんにゆだねる形で本家版に刷り入れられた数学の問題が、
日本の数学レベルを向上させた――と
著者・鳴海さんは書いておられます。
吉田さんの『塵劫記』を産湯とし、
羽ばたいていった数学者さんたち。
棋士でもあった渋川春海さんをはじめ、
いまも尊敬される大数学者さん、
久留米藩のお殿さま学者さんなど、
八人の数学者さんの生涯を紹介するこの御本は、
理数系のヒトだけが理解できる難解な専門書ではなく、
文系の私ネーさも楽しく読めました♪
「それならァ、あんしんでスゥ!」
「ぐるがるる!」(←訳:解りやすい!)
『天地明察』大ファンの方々、
江戸史マニアの方々には特におすすめですよ!
巻末には《和算》風な『付録問題』も掲載されているので、
理系の活字マニアさんは……
「ちょうせんッ、あるのみィ!」
「がるる~!ぐるがるるるる~!」(←訳:ええ~ん!ボク文系ですよ~!)
おさむゥございまスゥ!」
「がるる!ぐるるるがるぅ」(←訳:虎です!長袖着なくちゃ!)
こんにちは、ネーさです。
冷たい雨が一日中降り続いて、ちょっとばかし寒うございましたが、
これで水不足が解消されるといいですね。
貯水池の水量が1メートル、2メートルと増し……
お江戸の時代ならば、これを、
一尺、二尺、と数えるところ、でしょうか。
「むゥ? おえどォ~??」
「ぐるるがるがるぐる?」(←訳:お江戸の数の数え方??)
はい、そうです!
本日の読書タイムは、《数》をテーマにした、こちらの御本を、どうぞ~!

―― 江戸の天才数学者 ――
著者は鳴海風(なるみ・ふう)さん、2012年7月に発行されました。
『世界を驚かせた和算家たち』と副題が付されています。
「これはァ、えいがァ、でスねッ♪」
「ぐるがるるるー!」(←訳:いま公開中のー!)
そうね、
ベストセラーとなった『天地明察』を原作とした映画は、
ただいま絶賛公開中!
雑誌や新聞の映画評でも
お江戸の暦学者さんの物語は好感をもって迎えられています♪
この御本は、題名の通り、
江戸期に活躍した日本の数学者さんたちの生涯を描いたもので、
『天地明察』の主人公・渋川春海さんも取り上げられているんですよ。
暦制作者であることは、
すなわち、
天文学者であり、また、数学者でもあること、だったのですね。
「たァ~くさんッ、けいさんしないとォ!」
「がるるがるぐる!」(←訳:新暦は作れない!)
渋川春海さんたち江戸時代の数学者さんが用いていたのは、
和算(わさん)――
日本で独自に発達した数学でした。
当時の日本は、鎖国状態。
なので、学者さんたちは独自な道を開拓せねばならなかった、とも申せましょう。
その道は、江戸時代初期、寛永4年(1627)に始まります。
とある御本が、大ベストセラーとなりました。
「むむッ? べすとせらァー??」
「ぐるぐるがる?」(←訳:まさかそれが?)
名門一族に生まれた吉田光由(よしだ・みつよし)さんが著した数学書、
『塵劫記(じんこうき)』。
これが、一般庶民さんにも愛読され、
海賊版がガンガン出ちゃうほどの人気ぶり!
吉田さんも改訂版をバンバン出して対抗します。
結果的に、本家版と海賊版の出版イタチごっこ、
解答を読者さんにゆだねる形で本家版に刷り入れられた数学の問題が、
日本の数学レベルを向上させた――と
著者・鳴海さんは書いておられます。
吉田さんの『塵劫記』を産湯とし、
羽ばたいていった数学者さんたち。
棋士でもあった渋川春海さんをはじめ、
いまも尊敬される大数学者さん、
久留米藩のお殿さま学者さんなど、
八人の数学者さんの生涯を紹介するこの御本は、
理数系のヒトだけが理解できる難解な専門書ではなく、
文系の私ネーさも楽しく読めました♪
「それならァ、あんしんでスゥ!」
「ぐるがるる!」(←訳:解りやすい!)
『天地明察』大ファンの方々、
江戸史マニアの方々には特におすすめですよ!
巻末には《和算》風な『付録問題』も掲載されているので、
理系の活字マニアさんは……
「ちょうせんッ、あるのみィ!」
「がるる~!ぐるがるるるる~!」(←訳:ええ~ん!ボク文系ですよ~!)