こんにちは、ネーさです。
今日9月9日は《重陽の節句》ですよ~♪
皆さま、菊に宿った白露をパクッといただきましたか?
みんなで不老長寿になればこわくな~い!
「こんにちわッ、テディちゃでス!
ネーさッ! きくのおはなァ、さいてないィでスッ!」
「がるる!ぐるがるるぐるぐるるがる~…」(←訳:虎です!萩や百日紅のお花は咲いてるけど~…)
そうねえ、
『源氏物語』にも描かれていた風流な習わしは、
旧暦でなくなった現代の日本の風土とはちょこっとズレちゃってるみたいです。
では、本日の読書タイムは……
いっそ遠い異国へ目を向けましょう!
本国では人気のミステリ作品を、さああ、どうぞ~!
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―― サクソンの司教冠(ミトラ) ――
著者はピーター・トレメインさん、原著は1995年に、日本語版は2012年3月に発行されました。
英原題は『SHROUD OF THE ARCHBISHOP』、
副題に『修道女フィデルマ』とありますように、
7世紀を背景として、
アイルランドの修道女フィデルマさんが探偵役を務めるシリーズの長編ミステリ作品です。
「うむッ、テディちゃ、おぼえてェまスゥ!
おおむかしィ、なのでス!」
「ぐる!がるるぐるる!」(←訳:うん!たしか7世紀!)
ええ、そうなんです。
現代の日本に暮らす私たち読み手は先ず、
えっ?7世紀?
ええっ?アイルランド?
という時点で、少なからず戸惑ってしまいます。
しかも、この御本ではさらに高いハードルが課せられました!
修道女フィデルマさん、ローマに遠征!
「ろーまッてェ~…」
「がるぐーる??」(←訳:あのローマ??)
はい、あのローマ、です。
イタリアのローマ……いえ、7世紀の頃はイタリア共和国は存在しませんでした。
ですが、
《世界の王都》
であったことは疑いを容れませんよね。
パリ?……その頃のパリなんて、原っぱみたいな小村レベル。
ロンドン?……こちらも、湿地広がる川沿いの町。
ヴェネツィアが地中海世界にのし上がってくるのはもう少し先ですし、
やっぱり、都といえば、ローマ!
西欧世界最大の都市です!
そしてまた、ローマこそは、
教皇さまの都!
「ばちかんッ、でスねッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:教皇庁だよね!)
修道女フィデルマさんがローマへやって来た目的も
教皇庁と係わりがありました。
所属する修道院の『宗規』に
教皇さまの認可と祝福をいただきたくて、
ローマまで長い旅をしてきたのです。
「でもォ~、そこでッ??」
「がるるる!」(←訳:厄介事が!)
フィデルマさんと同時期にローマを訪問していたのは
カンタベリー大司教に指名されるべく
教皇さまとの面会&儀式を準備していたサクソン人一行。
サクソンって、大まかに言っちゃいますと、
現代ではイングランドとされているあたり、ですね。
7世紀のローマ人からは、
田舎だなぁ~
と思われる西の果ての遠地かもしれませんが、
教皇庁にしてみれば、
ないがしろにしていい相手ではありません。
東方では異教徒が勢力を伸ばしている!
我らは一致団結して闘わねば!
「うゥッ! れきしのォ、うねりィッ!」
「ぐるる!がるぐるる!」(←訳:風雲急!な時代だね!)
サクソン人一行の身の上にふりかかった事件を解き明かすよう、
修道女フィデルマさんは依頼されました。
法廷弁護士の資格を持つフィデルマさんですが、
故国アイルランンドとは全く異なるローマの地で、
入り組んだ“事件”の真相を見抜くことは出来るのでしょうか……?
「めいたんていィはァ、たいへんッ、なのでスゥ~!」
「がっるるぐるぐるるがるぐる!」(←訳:ゆっくり旅行もしてられないや!)
7世紀のアイルランドの人って
こんな考え方をするのね~?
へえ、当時のローマってこんな感じだったの~?
と、感心したりびっくりしたりしながら、
気長~に読んでいってくださいね!
歴史好きさん、
ローマ史マニアさんに
特におすすめですよ~♪
「なぞときィ、れきしえまきィ~!」
「がるるぐーるがるる!」(←訳:楽しくローマ観光も!)
《修道女フィデルマ》シリーズ未読の御方は、
お試し気分で、シリーズ第一作となる『死をもちて赦されん』から読破を!
今日9月9日は《重陽の節句》ですよ~♪
皆さま、菊に宿った白露をパクッといただきましたか?
みんなで不老長寿になればこわくな~い!
「こんにちわッ、テディちゃでス!
ネーさッ! きくのおはなァ、さいてないィでスッ!」
「がるる!ぐるがるるぐるぐるるがる~…」(←訳:虎です!萩や百日紅のお花は咲いてるけど~…)
そうねえ、
『源氏物語』にも描かれていた風流な習わしは、
旧暦でなくなった現代の日本の風土とはちょこっとズレちゃってるみたいです。
では、本日の読書タイムは……
いっそ遠い異国へ目を向けましょう!
本国では人気のミステリ作品を、さああ、どうぞ~!
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―― サクソンの司教冠(ミトラ) ――
著者はピーター・トレメインさん、原著は1995年に、日本語版は2012年3月に発行されました。
英原題は『SHROUD OF THE ARCHBISHOP』、
副題に『修道女フィデルマ』とありますように、
7世紀を背景として、
アイルランドの修道女フィデルマさんが探偵役を務めるシリーズの長編ミステリ作品です。
「うむッ、テディちゃ、おぼえてェまスゥ!
おおむかしィ、なのでス!」
「ぐる!がるるぐるる!」(←訳:うん!たしか7世紀!)
ええ、そうなんです。
現代の日本に暮らす私たち読み手は先ず、
えっ?7世紀?
ええっ?アイルランド?
という時点で、少なからず戸惑ってしまいます。
しかも、この御本ではさらに高いハードルが課せられました!
修道女フィデルマさん、ローマに遠征!
「ろーまッてェ~…」
「がるぐーる??」(←訳:あのローマ??)
はい、あのローマ、です。
イタリアのローマ……いえ、7世紀の頃はイタリア共和国は存在しませんでした。
ですが、
《世界の王都》
であったことは疑いを容れませんよね。
パリ?……その頃のパリなんて、原っぱみたいな小村レベル。
ロンドン?……こちらも、湿地広がる川沿いの町。
ヴェネツィアが地中海世界にのし上がってくるのはもう少し先ですし、
やっぱり、都といえば、ローマ!
西欧世界最大の都市です!
そしてまた、ローマこそは、
教皇さまの都!
「ばちかんッ、でスねッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:教皇庁だよね!)
修道女フィデルマさんがローマへやって来た目的も
教皇庁と係わりがありました。
所属する修道院の『宗規』に
教皇さまの認可と祝福をいただきたくて、
ローマまで長い旅をしてきたのです。
「でもォ~、そこでッ??」
「がるるる!」(←訳:厄介事が!)
フィデルマさんと同時期にローマを訪問していたのは
カンタベリー大司教に指名されるべく
教皇さまとの面会&儀式を準備していたサクソン人一行。
サクソンって、大まかに言っちゃいますと、
現代ではイングランドとされているあたり、ですね。
7世紀のローマ人からは、
田舎だなぁ~
と思われる西の果ての遠地かもしれませんが、
教皇庁にしてみれば、
ないがしろにしていい相手ではありません。
東方では異教徒が勢力を伸ばしている!
我らは一致団結して闘わねば!
「うゥッ! れきしのォ、うねりィッ!」
「ぐるる!がるぐるる!」(←訳:風雲急!な時代だね!)
サクソン人一行の身の上にふりかかった事件を解き明かすよう、
修道女フィデルマさんは依頼されました。
法廷弁護士の資格を持つフィデルマさんですが、
故国アイルランンドとは全く異なるローマの地で、
入り組んだ“事件”の真相を見抜くことは出来るのでしょうか……?
「めいたんていィはァ、たいへんッ、なのでスゥ~!」
「がっるるぐるぐるるがるぐる!」(←訳:ゆっくり旅行もしてられないや!)
7世紀のアイルランドの人って
こんな考え方をするのね~?
へえ、当時のローマってこんな感じだったの~?
と、感心したりびっくりしたりしながら、
気長~に読んでいってくださいね!
歴史好きさん、
ローマ史マニアさんに
特におすすめですよ~♪
「なぞときィ、れきしえまきィ~!」
「がるるぐーるがるる!」(←訳:楽しくローマ観光も!)
《修道女フィデルマ》シリーズ未読の御方は、
お試し気分で、シリーズ第一作となる『死をもちて赦されん』から読破を!