「こんにちわッ、テディちゃでス!
ネーさッ、たいへんでスゥ!」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!ジロでトラブル!)
こんにちは、ネーさです。
ややっ! ユヴェントスへの声援に夢中になっている間に、
ジロ・ディ・イタリア2015では大落車事故発生?
優勝候補のコンタドール選手が肩脱臼のケガ?
すぐに自転車競技系のニュースサイトをチェックしなくちゃ!
いえ、その前に、
心を落ち着かせて、本日の読書タイムも、さあ、どうぞ~♪
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―― さよならの手口 ――
著者は若竹七海(わかたけ・ななみ)さん、2014年11月に発行されました。
御本冒頭に、レイモンド・チャンドラーさんの名言
《警官にさよならを言う方法はまだみつかっていない(村上春樹さん訳)》
を掲げたこの御本は、
強力なハードボイルド!
「でもォ、たんていィさんはァ~」
「ぐるがる!」(←訳:女性です!)
探偵役は、
葉村晶(はむら・あきら)さん――
アキラというお名前の腕利き女性探偵さんです。
いえ、正確には、
元探偵さん、なんですけどね。
「げんざいィ、きゅうぎょうちゅうゥ、でェス!」
「がるるるぐる?」(←訳:バカンスなの?)
以前に契約していた探偵事務所が
諸般の事情から店じまいしてしまっても、
葉村さん、慌てませんでした。
優秀な探偵で稼ぎもよく、
無趣味で浪費癖もない彼女の貯金残高は
なかなか大したものだったのです。
ここでちょっと探偵業をひと休み……
と、考えたのも当然、ですよね。
「たまにはァ~の~んびりィ~」
「がるるぐる♪」(←訳:お昼寝とか♪)
ただ、本来が怠け者体質ではない彼女、
知り合いの古書店さんでアルバイトを始めました。
そこは、マニア向けのミステリ本専門店。
「みすてりせんもんてんッ?」
「ぐるるるるっ?」(←訳:探偵さんがっ?)
お店の掃除、品出し、棚の整理、
会計管理、イベントの企画、古書の買い取り。
なんでもこなす葉村さん、
オーナーの富山さんから頼まれて、
或る家の、古本整理の場に駆けつけてみれば……
“事件”に出くわしちゃう羽目になりました。
「ふァ? ふるほんからァ、じけんッ?」
「がるるる!」(←訳:いきなり!)
“事件”がさらに“事件”を呼びます。
必然的に、葉村さんのバカンスは
自然消滅……する事態になりそうな?
「……でもォ、このじけんはァ~…」
「ぐるるがるる!」(←訳:危険が匂うよ!)
20年も前の、失踪事件?
単なる家出だったのか、それとも……?
著者・若竹さんが楽しんで書いているのが
ひしひしと伝わってくる疾走感と、
目を離せない展開、
20年前と現在の対比の絶妙。
そして語り手の探偵・葉村さんの
アイロニーが効いた分析と独白。
もうひとつオマケに、
ミステリ専門店が登場するだけに
古今の名作ミステリへの言及もどっさりですから、
ミステリ好きな活字マニアさん、
海外&国内ミステリ初心者さんにもおすすめです!
「それでッ? じけんはッ?」
「がるるるる?」(←訳:どうなるの?)
すべては読んでのお愉しみ♪
皆さま、ぜひ、一読を。
ネーさッ、たいへんでスゥ!」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!ジロでトラブル!)
こんにちは、ネーさです。
ややっ! ユヴェントスへの声援に夢中になっている間に、
ジロ・ディ・イタリア2015では大落車事故発生?
優勝候補のコンタドール選手が肩脱臼のケガ?
すぐに自転車競技系のニュースサイトをチェックしなくちゃ!
いえ、その前に、
心を落ち着かせて、本日の読書タイムも、さあ、どうぞ~♪

―― さよならの手口 ――
著者は若竹七海(わかたけ・ななみ)さん、2014年11月に発行されました。
御本冒頭に、レイモンド・チャンドラーさんの名言
《警官にさよならを言う方法はまだみつかっていない(村上春樹さん訳)》
を掲げたこの御本は、
強力なハードボイルド!
「でもォ、たんていィさんはァ~」
「ぐるがる!」(←訳:女性です!)
探偵役は、
葉村晶(はむら・あきら)さん――
アキラというお名前の腕利き女性探偵さんです。
いえ、正確には、
元探偵さん、なんですけどね。
「げんざいィ、きゅうぎょうちゅうゥ、でェス!」
「がるるるぐる?」(←訳:バカンスなの?)
以前に契約していた探偵事務所が
諸般の事情から店じまいしてしまっても、
葉村さん、慌てませんでした。
優秀な探偵で稼ぎもよく、
無趣味で浪費癖もない彼女の貯金残高は
なかなか大したものだったのです。
ここでちょっと探偵業をひと休み……
と、考えたのも当然、ですよね。
「たまにはァ~の~んびりィ~」
「がるるぐる♪」(←訳:お昼寝とか♪)
ただ、本来が怠け者体質ではない彼女、
知り合いの古書店さんでアルバイトを始めました。
そこは、マニア向けのミステリ本専門店。
「みすてりせんもんてんッ?」
「ぐるるるるっ?」(←訳:探偵さんがっ?)
お店の掃除、品出し、棚の整理、
会計管理、イベントの企画、古書の買い取り。
なんでもこなす葉村さん、
オーナーの富山さんから頼まれて、
或る家の、古本整理の場に駆けつけてみれば……
“事件”に出くわしちゃう羽目になりました。
「ふァ? ふるほんからァ、じけんッ?」
「がるるる!」(←訳:いきなり!)
“事件”がさらに“事件”を呼びます。
必然的に、葉村さんのバカンスは
自然消滅……する事態になりそうな?
「……でもォ、このじけんはァ~…」
「ぐるるがるる!」(←訳:危険が匂うよ!)
20年も前の、失踪事件?
単なる家出だったのか、それとも……?
著者・若竹さんが楽しんで書いているのが
ひしひしと伝わってくる疾走感と、
目を離せない展開、
20年前と現在の対比の絶妙。
そして語り手の探偵・葉村さんの
アイロニーが効いた分析と独白。
もうひとつオマケに、
ミステリ専門店が登場するだけに
古今の名作ミステリへの言及もどっさりですから、
ミステリ好きな活字マニアさん、
海外&国内ミステリ初心者さんにもおすすめです!
「それでッ? じけんはッ?」
「がるるるる?」(←訳:どうなるの?)
すべては読んでのお愉しみ♪
皆さま、ぜひ、一読を。