テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 旅する雑貨コレクター ~

2015-05-17 21:36:55 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 おはだがァ、やけちゃうゥ~!」
「がるる!ぐっるるがるる~!」(←訳:虎です!シッポがやける~!)

 こんにちは、ネーさです。
 紫外線が強烈な五月……
 日傘や帽子、そして、こちらの御本をバッグに入れて
 おでかけしてみましょう~♪

  



       ―― 旅鞄(トランク)いっぱいの京都 ふたたび ――



 著者は堤信子(つつみ・のぶこ)さん、2015年3月に発行されました。
 『文具と雑貨をめぐる旅』と副題が付されているこの御本は――

「あれッ? このォちょしゃさんッてェ~?」
「ぐるるるがるぐる?」(←訳:どこかで見た気が?)

 著者の堤さんは、エッセイストさんであり、
 フルーアナウンサーさんでもある御方です。
 『ズームインスーパー』『はなまるマーケット』等の番組で
 長年レギュラーを務めていらした堤さん、
 文具雑貨の旅をテーマにした
 『旅鞄いっぱいのパリふたたび』
 『旅鞄いっぱいのパリ・ミラノ』
 『旅鞄いっぱいの京都・奈良』といった
 《旅鞄(トランク)》シリーズでも有名ですね。

「むふふッ♪ ざッかァ~♪♪」
「がるるるぐる!」(←訳:いいよね雑貨!)

 ええ、流行ってますね。
 北欧デザインの雑貨のお店は、
 近年とくに目立っていて、
 東京のショッピングMAPを大きく書き変えてしまいそうな
 勢いがあります。

 その一方で、純国産――日本製の雑貨は、
 ステータスが上がっているというべきでしょうか、
 美意識や品質の高さで
 海外から注目を浴びているほど。

「ここではァ、きょうとのォざッかァ、とうじょうゥ!」
「ぐるがるぅるる!」(←訳:期待しちゃうね!)

 著者・堤さんがこの御本で取り上げているのは、
 京都らしさが漂う文具雑貨と、そのお店。

 活字マニアの皆さまは、それぞれに
 《紙》へのこだわりを持っているのじゃないかしら?

「たとえばァ、このォ~…」
「がるる?」(←訳:千代紙?)

 私ネーさも、千代紙と見間違えましたが、
 違うんですねえ。
 
 和紙のお店『長谷川松寿堂』さんで扱っているのは、
 独自に考案した《手染め友禅紙》という、
 京染紙。

「うきよえェみたいィでス!」
「ぐっるるがる!」(←訳:こっちのもいい!)

 包み紙のお店、
 掛け紙のお店……
 あ、掛け紙というのは、
 関東では日頃、のし紙、と呼ぶ類の紙物、ですね。
 贈り物用の和菓子の箱にかける紙です。
 そうかあ、正式名称は
 掛け紙というのかぁ……勉強になりました。

 他にも、唐紙(からかみ)の便箋、封筒、
 木版の絵のハガキ、紙製のお皿などなど、
 京都の文具は《紙》が強い!

「とうきょうではァ~」
「がっるるるるぅ!」(←訳:売ってないよぅ!)

 お店の完全オリジナル、
 つまりは京都以外では手に入りそうにない、
 美しく繊細な文具、
 万年筆、ハンコ、手拭い……
 雑貨コレクターさんの笑顔が花咲く一冊で、
 さあ、一週間分のエネルギーを充填しちゃいましょう♪

「からふるゥ!」
「ぐるるる!」(←訳:にぎやか!)

 梅雨前の疲れを吹っ飛ばしたいときに
 おすすめです。ぜひ♪



コメント
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