テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

異国における“最大の冒険”?

2015-10-04 21:57:59 | ブックス
「こんにちわゥ、テディちゃでス!
 おめでたくッてェ、ねぶそくゥでス!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!時差のせい!)

 こんにちは、ネーさです。
 ラグビーW杯日本戦に夢中でちょいっと寝不足気味の今日は、
 伊コモ湖近くで《落ち葉のクラシック》と呼ばれるロードレースの大会が、
 ブンデスではバイエルン対ドルト戦が、
 リーガではレアル対アトレティコのダービーがあり、
 そしてユヴェントスもホームでボローニャと闘います!
 明日もたぶん寝不足になる……のにもメゲず、
 さあ、本日も読書タイムですよ~♪

  



        ―― フランス人ママ記者、東京で子育てする ――



 著者は西村・プペ・カリンさん、2015年8月に発行されました。
 『L'education d'un enfant a Tokyo,par une maman journaliste francaise』と
 仏語題名が付されています。

「ぼんじゅーるゥ、まだむゥ!」
「ぐるがぅーる!」(←訳:ボンジュール!)

 はい、著者・カリンさんはフランス生まれのジャーナリストさんです。
 AFP通信記者さんであるカリンさんは日本文化にとても詳しく、
 『LES JAPONAIS日本人』(2008年刊)、
 『Histoire du Manga日本漫画の歴史』(2010年刊)等で
 本国フランスでは有名な御方なのです。

 そのカリンさんが、
 日本人男性と恋に落ち、
 結婚して、赤ちゃんが出来て……

「わほッ! それもォまたァめでたいィ!」
「がるぐる!」(←訳:でも大変!)

 そうよね、
 ただでさえ母国と異国の狭間で、
 どうしたらいいの?
 と思うことも多いでしょうに、
 赤ちゃんまで来てしまうとは、
 なかなかにテンヤワンヤな状態です。

 まず第一に、
 フランス、日本、どちらの国で出産しよう?

「えェ~とォ、ふらんすはァ、せんしんこくゥでスからァ~…」
「ぐるるるる?」(←訳:フランスで?)

 カリンさんによれば、
 フランスは、出産費用がかからない国、でもあるんですって。

 検診や検査の費用の殆どを
 国が負担してくれる。
 だから、フトコロが痛まないことを重要視するなら、
 断然フランス!
 のはず、なんですが。

 カリンさんが選んだのは、
 日本で赤ちゃんを産むこと、でした。

「それはァ、またッ??」
「がる~?」(←訳:なぜ~?)

 なぜ日本で?

 その理由を、カリンさんは本文でつぶさに語ります。

 日本とフランスにおける女性の就労事情、
 妊娠と産休への理解度、
 育児に関する見解の違い、
 そもそもの
 “メンタリティー(考え方)”全般の違い。

 けれど、そんな数多の違いを、
 カリンさんはポジティブに捉えます。

 長所も短所も、柔軟な思考で乗り越えよう。

「あたまをォ、やわらかくゥ!」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:ココロも柔らかに!)

 著者・カリンさんの夫君は、
 漫画家・じゃんぽ~る西さん。

 西さんという最良のパートナーを得ての、
 カリンさんの出産&育児記録は、
 きっと大勢の方々(国籍性別問わず!)の参考になるでしょう。
 いやぁ異国で結婚とか出産とかの予定もないしぃ、という御方も、
 こんなに楽しい?ノンフィクションを放っておく手はありません!
 ぜひ、一読を~♪

「じゃんぽ~るさんのォ、いらすとにもォ~」
「がるぐるる!」(←訳:注目してね!)

 
 
コメント
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