「こんにちわッ、テディちゃでス!
おォ~、やぱりィ!」
「がるる!ぐるるるる!」(←訳:虎です!並んでます!)
「おいしそゥ~…!」
こんにちは、ネーさです。
ええ、私ネーさは見ました!
12月とは思えぬ賑わいぶりのアイスクリーム屋さんを。
では、本日の読書タイムも、
“美味しい!”や“旨い!”をテーマにした作品を、どうぞ~!

―― 食味風々録 ――
著者は阿川弘之(あがわ・ひろゆき)さん、
画像の文庫新版は2015年8月に発行されました。
(旧版は2004年4月に発行されました)
『食味風々録』は
『しょくみぶうぶうろく』とお読みくださいね。
先日は、著者・阿川さんの座談集『文士の好物』を御紹介しましたが、
こちらは随筆作品です。
「せかいじゅうのォ、おいしィ~ものッ!」
「ぐるるるる!」(←訳:出てきそう!)
旅行マニアで知られた阿川さんのことですから、
確かに、世界各地、あちらこちらの
美味しいもののお話が出てくる、
のですけれど……
その前に、まず、
阿川さんの“食”の感覚に仰天させられます。
旅が大好きな阿川さん、
当然ながら、船旅も大好き♪
英国船、米国船の食事は美味しくないけれども、
イタリア船、フランス船の食事は美味しい!
「うふふッ、さすがはァ~」
「がるるる!」(←訳:イタリア!)
映画スターのケイリー・グラントさん、
デボラ・カーさんと同席しての船上のディナー、
あのときほど旨いフィトチーネは、
その後イタリア本国でも日本でも二度と味わっていない。
「そッ、そんなにィ?」
「ぐるるるっるがるるるる?」(←訳:船ゴハンって美味しいの?)
阿川さんには、しかし、
気に入らないものがあります。
船に備え付けられている
スタビライザーという揺れ防止装置!
時化(しけ)の航海が好き♪
揺りかごでゆっくり揺さぶられている感じが、
食欲を増進させてくれる♪
というんですから、
旅豪・阿川さんの胃袋は
いったいどうなっているのか……?
「しんじられないィ~ッ!」
「がるぐるがるるぅ!」(←訳:常人離れしてるぅ!)
と、ニヤリとさせられる『船の食事』は
私ネーさイチ推しの作品ですが、
御本の後半に収録されている
『鮨とキャビアの物語』も
笑いと旅と、
そして日本が誇る美味《鮨》への思いが詰まった
阿川さんの本領発揮!な一編です。
巻末には、
阿川佐和子さんとの対談
『父さんはきっとおいしい』
も収録されています。
「くすくすッ♪」
「ぐるる~」(←訳:題名も~)
「おいしそうゥッ♪」
第53回読売文学賞(随筆・紀行)受賞作品であるこの御本、
食いしん坊な活字マニアさんは、
食べる前&旅の前に必読ですよ!
ぜひ、手に取ってみてくださいね♪
おォ~、やぱりィ!」
「がるる!ぐるるるる!」(←訳:虎です!並んでます!)
「おいしそゥ~…!」
こんにちは、ネーさです。
ええ、私ネーさは見ました!
12月とは思えぬ賑わいぶりのアイスクリーム屋さんを。
では、本日の読書タイムも、
“美味しい!”や“旨い!”をテーマにした作品を、どうぞ~!

―― 食味風々録 ――
著者は阿川弘之(あがわ・ひろゆき)さん、
画像の文庫新版は2015年8月に発行されました。
(旧版は2004年4月に発行されました)
『食味風々録』は
『しょくみぶうぶうろく』とお読みくださいね。
先日は、著者・阿川さんの座談集『文士の好物』を御紹介しましたが、
こちらは随筆作品です。
「せかいじゅうのォ、おいしィ~ものッ!」
「ぐるるるる!」(←訳:出てきそう!)
旅行マニアで知られた阿川さんのことですから、
確かに、世界各地、あちらこちらの
美味しいもののお話が出てくる、
のですけれど……
その前に、まず、
阿川さんの“食”の感覚に仰天させられます。
旅が大好きな阿川さん、
当然ながら、船旅も大好き♪
英国船、米国船の食事は美味しくないけれども、
イタリア船、フランス船の食事は美味しい!
「うふふッ、さすがはァ~」
「がるるる!」(←訳:イタリア!)
映画スターのケイリー・グラントさん、
デボラ・カーさんと同席しての船上のディナー、
あのときほど旨いフィトチーネは、
その後イタリア本国でも日本でも二度と味わっていない。
「そッ、そんなにィ?」
「ぐるるるっるがるるるる?」(←訳:船ゴハンって美味しいの?)
阿川さんには、しかし、
気に入らないものがあります。
船に備え付けられている
スタビライザーという揺れ防止装置!
時化(しけ)の航海が好き♪
揺りかごでゆっくり揺さぶられている感じが、
食欲を増進させてくれる♪
というんですから、
旅豪・阿川さんの胃袋は
いったいどうなっているのか……?
「しんじられないィ~ッ!」
「がるぐるがるるぅ!」(←訳:常人離れしてるぅ!)
と、ニヤリとさせられる『船の食事』は
私ネーさイチ推しの作品ですが、
御本の後半に収録されている
『鮨とキャビアの物語』も
笑いと旅と、
そして日本が誇る美味《鮨》への思いが詰まった
阿川さんの本領発揮!な一編です。
巻末には、
阿川佐和子さんとの対談
『父さんはきっとおいしい』
も収録されています。
「くすくすッ♪」
「ぐるる~」(←訳:題名も~)
「おいしそうゥッ♪」
第53回読売文学賞(随筆・紀行)受賞作品であるこの御本、
食いしん坊な活字マニアさんは、
食べる前&旅の前に必読ですよ!
ぜひ、手に取ってみてくださいね♪