「こんにちわッ、テディちゃでッス!
ほりでィ~しィ~ずんッ、なのでス!」
「がるる!ぐるるがるーる!」(←訳:虎です!冬休みカモーン!)
こんにちは、ネーさです。
都下の小学校は今日で授業は終わり、なのかしら?
たくさんの荷物を抱えるチビっ子たちが
午後の通学路を歩いてましたよ。
では、活字マニアの皆さまも
こちらの御本で楽し~い冬の読書タイムを、どうぞ~♪

―― アルファベット・ハウス ――
著者はユッシ・エーズラ・オールスンさん、原著は1997年に、
画像の日本語版は2015年に発行されました。
原題は『ALFABETHUSET』、
《特捜部Q》シリーズで母国デンマークはもちろん、
英語圏、ドイツやオランダ、そして日本でも大人気の
著者・オールスンさんによる、
“戦争小説ではない”戦争小説です。
「えッ? せんそうゥ??」
「ぐるぅるるる?」(←訳:Qじゃないの?)
この作品は、1997年――
《特捜部Q》シリーズ第一作『特捜部Q―檻の中の女―』(2007年刊行)よりも
前に書かれた長編小説作品です。
経験と勘を頼りにしぶとく捜査するデンマークの警察官さん、
不思議な粘り強さと機智で
事件の核心に突進してゆく部下さんたちも
この物語が書かれた時点では
まだ生まれていません。
しかし、彼らの誕生を予見させるかのような、
奇怪な、それでいてひどく骨太で壮大な
ドラマが展開します。
背景となっているのは……
第二次世界大戦。
「たたかいィのォ、まッただなかァ!」
「がるるる!」(←訳:最前線だ!)
英国軍のパイロット、
ブライアン・ヤングさんと
ジェイムズ・ティーズデイルさん。
1944年1月、
クリスマス休暇を早めに切り上げさせられ、
ふたりはドイツの航空機工場を爆撃する作戦任務に
讃歌することになりました。
ドイツへの、長く危険な空の旅。
そのはてに襲い来るのは
予想もしなかったトラブルと
ドイツ空軍のメッサーシュミットの機影……!
「うわわわァんッ!」
「ぐるるぅ!」(←訳:敵機だぁ!)
ふたりの乗ったマスタング機は、
うなり、しなり、墜落してゆきます。
かろうじて機を脱出、
パラシュートで地上に降り立ちましたが、
そこは……
敵国・ドイツの領土。
「とおいィのでスゥ!」
「がるるぐるるがる!」(←訳:英国ははるか彼方!)
生き延びるため。
帰還するため。
ブライアンさんとジェイムズさんは、
奇策に打って出ます。
SS将校に、なりすます――
「………ええええェッ??」
「ぐるぅ!」(←訳:うそぉ!)
奇策の結果は?
ふたりの運命は?
《特捜部Q》とは異なるものの、
ミステリの気配をまとった戦争の、
いえ、戦地の物語は
読み手をぐいぐい引っ張ってゆきます。
遠くで近い、昨日。
消そうとしても消せない戦禍の中へ。
2段組みで550ページ超の、
気魄にみちた著者・オールスンさんのデビュー作品、
《特捜部Q》ファンの方々は必読です。
ぜひ、一読を~♪
ほりでィ~しィ~ずんッ、なのでス!」
「がるる!ぐるるがるーる!」(←訳:虎です!冬休みカモーン!)
こんにちは、ネーさです。
都下の小学校は今日で授業は終わり、なのかしら?
たくさんの荷物を抱えるチビっ子たちが
午後の通学路を歩いてましたよ。
では、活字マニアの皆さまも
こちらの御本で楽し~い冬の読書タイムを、どうぞ~♪

―― アルファベット・ハウス ――
著者はユッシ・エーズラ・オールスンさん、原著は1997年に、
画像の日本語版は2015年に発行されました。
原題は『ALFABETHUSET』、
《特捜部Q》シリーズで母国デンマークはもちろん、
英語圏、ドイツやオランダ、そして日本でも大人気の
著者・オールスンさんによる、
“戦争小説ではない”戦争小説です。
「えッ? せんそうゥ??」
「ぐるぅるるる?」(←訳:Qじゃないの?)
この作品は、1997年――
《特捜部Q》シリーズ第一作『特捜部Q―檻の中の女―』(2007年刊行)よりも
前に書かれた長編小説作品です。
経験と勘を頼りにしぶとく捜査するデンマークの警察官さん、
不思議な粘り強さと機智で
事件の核心に突進してゆく部下さんたちも
この物語が書かれた時点では
まだ生まれていません。
しかし、彼らの誕生を予見させるかのような、
奇怪な、それでいてひどく骨太で壮大な
ドラマが展開します。
背景となっているのは……
第二次世界大戦。
「たたかいィのォ、まッただなかァ!」
「がるるる!」(←訳:最前線だ!)
英国軍のパイロット、
ブライアン・ヤングさんと
ジェイムズ・ティーズデイルさん。
1944年1月、
クリスマス休暇を早めに切り上げさせられ、
ふたりはドイツの航空機工場を爆撃する作戦任務に
讃歌することになりました。
ドイツへの、長く危険な空の旅。
そのはてに襲い来るのは
予想もしなかったトラブルと
ドイツ空軍のメッサーシュミットの機影……!
「うわわわァんッ!」
「ぐるるぅ!」(←訳:敵機だぁ!)
ふたりの乗ったマスタング機は、
うなり、しなり、墜落してゆきます。
かろうじて機を脱出、
パラシュートで地上に降り立ちましたが、
そこは……
敵国・ドイツの領土。
「とおいィのでスゥ!」
「がるるぐるるがる!」(←訳:英国ははるか彼方!)
生き延びるため。
帰還するため。
ブライアンさんとジェイムズさんは、
奇策に打って出ます。
SS将校に、なりすます――
「………ええええェッ??」
「ぐるぅ!」(←訳:うそぉ!)
奇策の結果は?
ふたりの運命は?
《特捜部Q》とは異なるものの、
ミステリの気配をまとった戦争の、
いえ、戦地の物語は
読み手をぐいぐい引っ張ってゆきます。
遠くで近い、昨日。
消そうとしても消せない戦禍の中へ。
2段組みで550ページ超の、
気魄にみちた著者・オールスンさんのデビュー作品、
《特捜部Q》ファンの方々は必読です。
ぜひ、一読を~♪