「こんにちわッ、テディちゃでス!
はふゥッ、いそがしィ~!」
「がるる!ぐっるがっるる!」(←訳:虎です!あっちこっちで!)
こんにちは、ネーさです。
クラブワールドカップ決勝戦の裏では、
ドラマ『下町ロケット』最終回、と
年末って大忙しですわね
(実はユヴェントスもイタリアで試合中だったり…)。
しかし、活字マニアとしては読書もヤメられません。
さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/b6/0a84ae0f8ae161f35cc2026598cfff29.jpg)
―― 日本人にとっうて美しさとは何か ――
著者は高階秀爾(たかしな・しゅうじ)さん、2015年9月に発行されました。
琳派関連の展覧会が各地の美術館で開催された今秋、
日本美術っていいぞ!
と感銘を受けた方々に読んでいただきたい、
正統派美術評論ですよ♪
「おがたァこうりんッさんにィ~」
「ぐるるるがる!」(←訳:狩野永徳さん!)
「おうきょさんもッ!」
私たちが“美しい”と感じる、
いかにも日本的な美は、
どこがどう“日本”なのだろう?
どのあたりが、
日本オリジナルでなのだろうか?
真に純粋な、日本の美とは――
それらの命題に対して、著者・高階さんは、
他者の視点(=異文化の視点)から
日本の美術を眺める
という手法を択ります。
《人は自分の顔を直接見ることはできない。
鏡に映してはじめて、
その特徴を捉えることができる》
「じぶんのォしてんとォ~」
「がるるぐる?」(←訳:他者の視点?)
私たち日本人にはごく当たり前の前提や常識が、
西欧の文化や美術では、
ええっ?
それってアリ?
と驚愕をもって迎えられる場合があります。
高階さんがその一例に挙げているのは、
文字と絵の扱い。
西洋では、文字と絵は
まったく別の領域に属するもの。
文字を花で飾ることはあっても、
絵の中に文字が侵入してくることはなかった……
が、日本では?
俵屋宗達さん&本阿弥光悦さんの絵巻作品では、
光悦さんの書(文字)が
ぐいぐい絵の上にかぶさる!
背景なんてものじゃなく、
画面中央にどん!
それを、美しい!と感じる私たちと、
いいのか?と、ギョっとする感性の対比。
「むしろォ、ぎゃくにィびっくりィ!」
「ぐるっるぅがるるる?」(←訳:かぶっちゃダメなの?)
「かぶッてもいいじゃんッ♪」
日本人は古来から誰でも
歌を詠むことを躊躇しない。
でも、西欧は違うらしい?
西欧では遠近法や明暗法を使い、
二次元の画面の中に三次元空間の再現を試みてきた、
が、日本では、
平面性こそが主流で、重んじられてきた?
動物や植物はもちろん、
日常の道具類にも魂がある、とする日本の思想と、
道具はしょせん道具で心など宿らない、
とする西欧の考え方――
「いッぱいィ、ちがうところがァあるのでス!」
「がるるぐるるるがるる!」(←訳:そこが面白いんだけど!)
他者の視点から見直せば、
ぼんやりしていた映像のピントが
少しずつ合ってゆくような。
「ゆッくりィ、みえてくるゥ?」
「ぐるがるる!」(←訳:美の感じ方!)
言葉、絵画、和歌、庭園、日本画、油彩画、絵文字等々、
博学な著者さんならではの
日本の美を俯瞰し論ずるこの御本は、
ちょこっと硬派なエッセイ作品でもありましょうか。
アート好きさんは、
2015年の総括として、ぜひ一読を♪
はふゥッ、いそがしィ~!」
「がるる!ぐっるがっるる!」(←訳:虎です!あっちこっちで!)
こんにちは、ネーさです。
クラブワールドカップ決勝戦の裏では、
ドラマ『下町ロケット』最終回、と
年末って大忙しですわね
(実はユヴェントスもイタリアで試合中だったり…)。
しかし、活字マニアとしては読書もヤメられません。
さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/b6/0a84ae0f8ae161f35cc2026598cfff29.jpg)
―― 日本人にとっうて美しさとは何か ――
著者は高階秀爾(たかしな・しゅうじ)さん、2015年9月に発行されました。
琳派関連の展覧会が各地の美術館で開催された今秋、
日本美術っていいぞ!
と感銘を受けた方々に読んでいただきたい、
正統派美術評論ですよ♪
「おがたァこうりんッさんにィ~」
「ぐるるるがる!」(←訳:狩野永徳さん!)
「おうきょさんもッ!」
私たちが“美しい”と感じる、
いかにも日本的な美は、
どこがどう“日本”なのだろう?
どのあたりが、
日本オリジナルでなのだろうか?
真に純粋な、日本の美とは――
それらの命題に対して、著者・高階さんは、
他者の視点(=異文化の視点)から
日本の美術を眺める
という手法を択ります。
《人は自分の顔を直接見ることはできない。
鏡に映してはじめて、
その特徴を捉えることができる》
「じぶんのォしてんとォ~」
「がるるぐる?」(←訳:他者の視点?)
私たち日本人にはごく当たり前の前提や常識が、
西欧の文化や美術では、
ええっ?
それってアリ?
と驚愕をもって迎えられる場合があります。
高階さんがその一例に挙げているのは、
文字と絵の扱い。
西洋では、文字と絵は
まったく別の領域に属するもの。
文字を花で飾ることはあっても、
絵の中に文字が侵入してくることはなかった……
が、日本では?
俵屋宗達さん&本阿弥光悦さんの絵巻作品では、
光悦さんの書(文字)が
ぐいぐい絵の上にかぶさる!
背景なんてものじゃなく、
画面中央にどん!
それを、美しい!と感じる私たちと、
いいのか?と、ギョっとする感性の対比。
「むしろォ、ぎゃくにィびっくりィ!」
「ぐるっるぅがるるる?」(←訳:かぶっちゃダメなの?)
「かぶッてもいいじゃんッ♪」
日本人は古来から誰でも
歌を詠むことを躊躇しない。
でも、西欧は違うらしい?
西欧では遠近法や明暗法を使い、
二次元の画面の中に三次元空間の再現を試みてきた、
が、日本では、
平面性こそが主流で、重んじられてきた?
動物や植物はもちろん、
日常の道具類にも魂がある、とする日本の思想と、
道具はしょせん道具で心など宿らない、
とする西欧の考え方――
「いッぱいィ、ちがうところがァあるのでス!」
「がるるぐるるるがるる!」(←訳:そこが面白いんだけど!)
他者の視点から見直せば、
ぼんやりしていた映像のピントが
少しずつ合ってゆくような。
「ゆッくりィ、みえてくるゥ?」
「ぐるがるる!」(←訳:美の感じ方!)
言葉、絵画、和歌、庭園、日本画、油彩画、絵文字等々、
博学な著者さんならではの
日本の美を俯瞰し論ずるこの御本は、
ちょこっと硬派なエッセイ作品でもありましょうか。
アート好きさんは、
2015年の総括として、ぜひ一読を♪