「こんにちわッ、テディちゃでス!
かんのいりィ~なのでスゥ!」
「がるる!ぐるるる!」(←訳:虎です!着込もう!)
こんにちは、ネーさです。
今日1月6日は小寒――
寒さが一段と厳しくなる時節ですね。
ダルマさんのように丸々と着ぶくれしたら、
さあ、読書タイムです♫
本日は、こちらのノンフィクション作品を、どうぞ~!

―― 子どもには聞かせられない 動物のひみつ ――
著者はルーシー・クックさん、
原著は2017年に、日本語版は2018年12月に発行されました。
英語原題は『THE UNEXPECTED TRUTH ABOUT ANIMALS』、
前回記事ではミステリ作品で初笑い!
を目指しましたが、
今回は、
動物ノンフィクションで初笑い!
と参りましょう~♪
「またもォ、ぷふふッ!」
「ぐるるるっ!」(←訳:くすくすっ!)
はぁ?
動物ノンフィクションで笑いが取れるの?
ええ、そんな疑問を覚える方々も
おられることでしょう。
そこで、百聞は一見に如かず――
御本の本文、第1章の1行目を
以下に引用させていただきますと……。
《アリストテレスはウナギに悩まされていた》
「うなぎィ???」
「がるぐるる?」(←訳:なぜウナギ?)
人類発の本格的な科学者にして
動物学の父、と
著者・クックさんが讃嘆を惜しまない偉大な学者
アリストテレスさんを悩ませたのは、
ウナギの生態でした。
こいつ……
ワケが分からん!
解剖した他の魚たちは、
美味しそうな卵を腹の中に持っとった!
精巣などの器官もあった!
だがウナギにはない!
探せど探せど、無い!
うん、そうか、つまり、
ウナギは……
泥から自然発生的に生まれてくるのだ!
「ちッがァーうゥ!」
「ぐるがるっるるー!」(←訳:全然違うってばー!)
まあまあ落ち着いて。
アリストテレスさんも全知全能じゃなかったのよ。
っていうより、
アリストテレスさんより後代の有名な学者さんたちも、
軒並み討ち死にしているのが、
“ウナギ問題”なのね。
ウナギの生態は。
胎生なのか卵生なのか。
幼生期の姿は。
子ウナギたちはどこで生まれるのか。
そういった諸問題に
ようやく曙光が射したのは、
20世紀に入ってから。
それも、二ホンウナギについては
けっこう解明されているのに対して、
ヨーロッパとアメリカのウナギについては、
まだまだ不明な点が多いらしいわ。
「うなぎィ、だけじゃないでス!」
「がるるるるぐるるる!」(←訳:コウモリにヘラジカ!)
第1章ではウナギ、
第2章ではビーバー、
第3章はナマケモノ……と、
著者・クックさんが紹介してゆくのは、
全13章の“誤解に満ちた動物史”。
『利己的な遺伝子』で知られる
進化生物学者リチャード・ドーキンス博士に師事した
英国人のクックさんは、
はい、実に英国人らしく、
コミカルな筆致で動物たちと学者さんたちの
苦闘と受難の歴史を綴ります。
あ、そうそう、
笑えるといえば、
この御本に収録されている数々の図版も、
と~っても笑えます!
「わらえるゥけどォ~」
「ぐるるるがるる!」(←訳:ホントは真面目!)
笑いあり、
発見あり、
学びあり、の動物ノンフィクションは、
日本語の題名とは逆に、
大人にも子ども世代の方々にも
手に取っていただきたい快作です。
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
かんのいりィ~なのでスゥ!」
「がるる!ぐるるる!」(←訳:虎です!着込もう!)
こんにちは、ネーさです。
今日1月6日は小寒――
寒さが一段と厳しくなる時節ですね。
ダルマさんのように丸々と着ぶくれしたら、
さあ、読書タイムです♫
本日は、こちらのノンフィクション作品を、どうぞ~!

―― 子どもには聞かせられない 動物のひみつ ――
著者はルーシー・クックさん、
原著は2017年に、日本語版は2018年12月に発行されました。
英語原題は『THE UNEXPECTED TRUTH ABOUT ANIMALS』、
前回記事ではミステリ作品で初笑い!
を目指しましたが、
今回は、
動物ノンフィクションで初笑い!
と参りましょう~♪
「またもォ、ぷふふッ!」
「ぐるるるっ!」(←訳:くすくすっ!)
はぁ?
動物ノンフィクションで笑いが取れるの?
ええ、そんな疑問を覚える方々も
おられることでしょう。
そこで、百聞は一見に如かず――
御本の本文、第1章の1行目を
以下に引用させていただきますと……。
《アリストテレスはウナギに悩まされていた》
「うなぎィ???」
「がるぐるる?」(←訳:なぜウナギ?)
人類発の本格的な科学者にして
動物学の父、と
著者・クックさんが讃嘆を惜しまない偉大な学者
アリストテレスさんを悩ませたのは、
ウナギの生態でした。
こいつ……
ワケが分からん!
解剖した他の魚たちは、
美味しそうな卵を腹の中に持っとった!
精巣などの器官もあった!
だがウナギにはない!
探せど探せど、無い!
うん、そうか、つまり、
ウナギは……
泥から自然発生的に生まれてくるのだ!
「ちッがァーうゥ!」
「ぐるがるっるるー!」(←訳:全然違うってばー!)
まあまあ落ち着いて。
アリストテレスさんも全知全能じゃなかったのよ。
っていうより、
アリストテレスさんより後代の有名な学者さんたちも、
軒並み討ち死にしているのが、
“ウナギ問題”なのね。
ウナギの生態は。
胎生なのか卵生なのか。
幼生期の姿は。
子ウナギたちはどこで生まれるのか。
そういった諸問題に
ようやく曙光が射したのは、
20世紀に入ってから。
それも、二ホンウナギについては
けっこう解明されているのに対して、
ヨーロッパとアメリカのウナギについては、
まだまだ不明な点が多いらしいわ。
「うなぎィ、だけじゃないでス!」
「がるるるるぐるるる!」(←訳:コウモリにヘラジカ!)
第1章ではウナギ、
第2章ではビーバー、
第3章はナマケモノ……と、
著者・クックさんが紹介してゆくのは、
全13章の“誤解に満ちた動物史”。
『利己的な遺伝子』で知られる
進化生物学者リチャード・ドーキンス博士に師事した
英国人のクックさんは、
はい、実に英国人らしく、
コミカルな筆致で動物たちと学者さんたちの
苦闘と受難の歴史を綴ります。
あ、そうそう、
笑えるといえば、
この御本に収録されている数々の図版も、
と~っても笑えます!
「わらえるゥけどォ~」
「ぐるるるがるる!」(←訳:ホントは真面目!)
笑いあり、
発見あり、
学びあり、の動物ノンフィクションは、
日本語の題名とは逆に、
大人にも子ども世代の方々にも
手に取っていただきたい快作です。
ぜひ、一読してみてくださいね~♪