「こんにちわッ、テディちゃでス!
あてんしょんッぷりィ~ずゥ!」
「がるる!ぐーるるるるがる!」(←訳:虎です!シートベルト確認!)
こんにちは、ネーさです。
寒さはまだまだ続きますが、
春の観光シーズンまであとわずか!
ということで、
本日の読書タイムは
《旅》に縁深いエンタ作品を御紹介しますよ。
さあ、こちらを、どうぞ~♪
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―― 機長、事件です! ――
著者は秋吉理香子(あきよし・りかこ)さん、
画像の単行本は2017年3月に発行されました
(現在は文庫版も刊行されています)。
『CAPTAIN DETECTIVE』と英語題名が、
『空飛ぶ探偵の謎解きフライト』と日本語副題が付されています。
「あはァ! きちょうゥさんッ!」
「ぐるがっるるるるる!」(←訳:制服カッコいいよね!)
空港でいちばん目にパッと入ってくるもの、
そして思わず2度見しちゃうもの、といえば、
すっきりしゃんとした機長さんの制服姿、
あるいはエレガントなパーサーさんたちの立姿でしょうか。
ただし……
同じ制服姿でも、
“保留”のマークをつけたくなる例もあるようで。
「……あァ~、あのォひとはァ~…」
「がるるるる!」(←訳:新人さんだ!)
ぎくしゃく、と
効果音を背負っているかのような足取りで
空港にやって来た青年が、ひとり。
間宮治郎(まみや・じろう)くんは、
ニッポン・エアライン社に勤務する
パイロットさんです。
彼の制服の、袖には金色の3本線。
この3本線ってね、
副操縦士であることを示すものなんです。
「ふむふむゥ! そうするとォ~…」
「ぐるるるる?」(←訳:機長さんは?)
機長さんの袖には、
4本の金色の線が入っているんですよ。
3本線の治郎くんも、
いつか僕も4本線に!と夢見ていますが、
それには、先ず、今日という日を乗り越えなくては。
そう、国際線デビューという、この日を!
「がんばッてェ!」
「がぅるる!」(←訳:ファイト!)
国内線は、既に経験しています。
国際線も、勉強のため
機に搭乗させてもらったことはありますけれど、
正式な副操縦士として
操縦席に座るのは今日が初、なんですね。
準備万端、抜かりなし。
忘れものもなし、体調も良し。
国際線デビューの日のためにとっておいた
新品の制服に身を包んで、
治郎くん、いざ――
叱られに。
「ふァ??」
「ぐるる?」(←訳:叱られ?)
治郎くんのデビュー戦、
いえ、デビュー路線で第一機長を務めるのは、
氷室翼(ひむろ・つばさ)キャプテン。
ニッポン・エアラインきってのエリート・パイロット、と
社内で賞賛させる優秀な人材であり、
なおかつ――
厳し~い!
「あううゥ! であいがしらァにィ~」
「がるぐるるるぅっる!」(←訳:もう怒られちゃった!)
ド新人の治郎くん、叱られます。
ことあるごとに、
たわけ!と怒られます。
けれど、治郎くん、
叱られ、怒られても納得します。
氷室キャプテンの治郎くんへの指摘は、
すべて理にかなっています。
なるほど、そうなのか、と得心する事柄ばかり。
一日も早く、こんなに優秀なキャプテンになりたい……!
治郎くんの願いを乗せ、
成田発シャルル・ド・ゴール行き205便は
滑走路を飛び立ちますが。
「ゆくてェにはァ、とらぶるゥ!」
「ぐるるがるぐぅるる!」(←訳:一つや二つじゃなく!)
ミステリ作品ですので、
これ以上のお喋りは控えますが、
パイロットのお仕事がこれほど大変なものだったとは……と、
啞然とし、愕然もして、
感激もいたしました。
機長として、
また、機長を補佐する副操縦士として、
大勢の人の命を守りながら、
目的地へと送り届ける。
加えて、事件まで解決してしまうなんて!
「はくしゅゥ、おくりまスゥ!」
「がるぐる!」(←訳:良い旅を!)
パリ&フランス案内も楽しめるこの御本は、
航空マニアさんにもおすすめです。
治郎くんの愉快な“謎解きフライト”を、
皆さま、ぜひ、一読してみてくださいな♪
あてんしょんッぷりィ~ずゥ!」
「がるる!ぐーるるるるがる!」(←訳:虎です!シートベルト確認!)
こんにちは、ネーさです。
寒さはまだまだ続きますが、
春の観光シーズンまであとわずか!
ということで、
本日の読書タイムは
《旅》に縁深いエンタ作品を御紹介しますよ。
さあ、こちらを、どうぞ~♪

―― 機長、事件です! ――
著者は秋吉理香子(あきよし・りかこ)さん、
画像の単行本は2017年3月に発行されました
(現在は文庫版も刊行されています)。
『CAPTAIN DETECTIVE』と英語題名が、
『空飛ぶ探偵の謎解きフライト』と日本語副題が付されています。
「あはァ! きちょうゥさんッ!」
「ぐるがっるるるるる!」(←訳:制服カッコいいよね!)
空港でいちばん目にパッと入ってくるもの、
そして思わず2度見しちゃうもの、といえば、
すっきりしゃんとした機長さんの制服姿、
あるいはエレガントなパーサーさんたちの立姿でしょうか。
ただし……
同じ制服姿でも、
“保留”のマークをつけたくなる例もあるようで。
「……あァ~、あのォひとはァ~…」
「がるるるる!」(←訳:新人さんだ!)
ぎくしゃく、と
効果音を背負っているかのような足取りで
空港にやって来た青年が、ひとり。
間宮治郎(まみや・じろう)くんは、
ニッポン・エアライン社に勤務する
パイロットさんです。
彼の制服の、袖には金色の3本線。
この3本線ってね、
副操縦士であることを示すものなんです。
「ふむふむゥ! そうするとォ~…」
「ぐるるるる?」(←訳:機長さんは?)
機長さんの袖には、
4本の金色の線が入っているんですよ。
3本線の治郎くんも、
いつか僕も4本線に!と夢見ていますが、
それには、先ず、今日という日を乗り越えなくては。
そう、国際線デビューという、この日を!
「がんばッてェ!」
「がぅるる!」(←訳:ファイト!)
国内線は、既に経験しています。
国際線も、勉強のため
機に搭乗させてもらったことはありますけれど、
正式な副操縦士として
操縦席に座るのは今日が初、なんですね。
準備万端、抜かりなし。
忘れものもなし、体調も良し。
国際線デビューの日のためにとっておいた
新品の制服に身を包んで、
治郎くん、いざ――
叱られに。
「ふァ??」
「ぐるる?」(←訳:叱られ?)
治郎くんのデビュー戦、
いえ、デビュー路線で第一機長を務めるのは、
氷室翼(ひむろ・つばさ)キャプテン。
ニッポン・エアラインきってのエリート・パイロット、と
社内で賞賛させる優秀な人材であり、
なおかつ――
厳し~い!
「あううゥ! であいがしらァにィ~」
「がるぐるるるぅっる!」(←訳:もう怒られちゃった!)
ド新人の治郎くん、叱られます。
ことあるごとに、
たわけ!と怒られます。
けれど、治郎くん、
叱られ、怒られても納得します。
氷室キャプテンの治郎くんへの指摘は、
すべて理にかなっています。
なるほど、そうなのか、と得心する事柄ばかり。
一日も早く、こんなに優秀なキャプテンになりたい……!
治郎くんの願いを乗せ、
成田発シャルル・ド・ゴール行き205便は
滑走路を飛び立ちますが。
「ゆくてェにはァ、とらぶるゥ!」
「ぐるるがるぐぅるる!」(←訳:一つや二つじゃなく!)
ミステリ作品ですので、
これ以上のお喋りは控えますが、
パイロットのお仕事がこれほど大変なものだったとは……と、
啞然とし、愕然もして、
感激もいたしました。
機長として、
また、機長を補佐する副操縦士として、
大勢の人の命を守りながら、
目的地へと送り届ける。
加えて、事件まで解決してしまうなんて!
「はくしゅゥ、おくりまスゥ!」
「がるぐる!」(←訳:良い旅を!)
パリ&フランス案内も楽しめるこの御本は、
航空マニアさんにもおすすめです。
治郎くんの愉快な“謎解きフライト”を、
皆さま、ぜひ、一読してみてくださいな♪