「こんにちわッ、テディちゃでス!
ことしもォ、おおにぎわいィ~でスよゥ!」
「がるる!ぐるるるがるるる!」(←訳:虎です!カカオが香ります!)
こんにちは、ネーさです。
はい! 《サロン・デュ・ショコラ2020》開幕しましたね♪
新宿の会場へ行けない方々も
(私ネーさも、今年は行けそうにありません…)、
SNSや伊勢丹さんが主宰するHPを覗いて
ショコラの祭典の雰囲気を味わってみてくださいな。
では、ここからは、読書タ~イム!
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♫
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―― 夢の翳(かげり) ――
著者は蔦谷典子(つたたに・のりこ)さん、
2019年10月に発行されました。
『塩谷定好の写真 1899-1988』と副題が付されています。
「これはァ……おしゃしんッ、でスかッ?」
「ぐるるるがるるる?」(←訳:なんだか不思議な?)
↑上の画像の、
御本の表紙になっているのは、
『海辺村童(竹馬)』という作品です。
この作品が撮影されたのは、
1924年――大正13年のことでした。
そして、撮影に使用した機材は、
イーストマン・コダック社製の
『ヴェスト・ポケット・コダック』。
『ヴェス単』と通称されたそのカメラは、
ベストのポケットに入るほど小型で軽く、
1912年に発売されるや、
世界中に広まった人気の機種でした。
その『ヴェス単』の、
絞りのフードを外して軟焦点にする
《ヴェス単フード外し》といわれる手法が
日本ではしばしば用いられ、
独特の軟調(ソフトフォーカス)描写はとても愛好された、のだそうです。
「ふむむゥ! ぼんやりィしているようでェいてェ~…」
「がるるぐるがる!」(←訳:立体的でもある!)
撮影者は、
塩谷定好(しおたに・ていこう)さん(1899~1988)。
1899年(明治32年)10月24日、
鳥取県東伯郡赤碕町(現・琴浦町)に生まれた塩谷さんは、
大正から昭和の初期にかけて
人気を博した芸術写真の旗手として知られた写真家さんです。
塩谷さんが『ヴェス単』を手にしたのは、
13歳のとき。
当時、『ヴェス単』は発売されたばかりでしたが、
まさに、生涯を決定する出会い、だったんですね。
「ずッとォ、いッしょにィ!」
「ぐるるがるるるるる!」(←訳:世界を写してゆこう!)
カメラを手にする前は、
画家になることを夢見ていた塩谷さん。
絵筆は、しかし、
『ヴェス単』へと変わります。
「かいがァからッ!」
「がるるぐるる!」(←写真の世界へ!
日本海を望む赤碕の町で
塩谷さんが撮った作品は、
遺族の方々によって大切に保管されてきました。
この御本は、
第一章『村の情景』
第二章『子どもの情景』
第三章『海の情景』
第四章『花の情景』
の4つの章から構成された
写真家・塩谷定好さんの
“ベスト・セレクション”というべき一冊です。
どの作品も、
デジタル写真を見慣れた方々、
いえ、デジタル写真しか知らない方々にとっては
驚愕をもたらすであろう名作、なんです、けど……
ああ、言葉にするのはまどろっこしいわ!
とにかく見て!見てください!
貴方の目で、この作品たちを!
塩谷さんが撮った昔日の日本を、
海辺の、
子どもたちの、
空を走る雷光の、
活けられた花たちの、
雄弁な静謐を!
「かいせつもォ、じゅうじつゥでス!」
「ぐるるがるるぐる!」(←訳:略伝と年譜も完備!)
写真好きさん、そして
アート好きさんも必見!の御本、
本屋さんで、図書館で、
ぜひ、探してみてくださいね。
ことしもォ、おおにぎわいィ~でスよゥ!」
「がるる!ぐるるるがるるる!」(←訳:虎です!カカオが香ります!)
こんにちは、ネーさです。
はい! 《サロン・デュ・ショコラ2020》開幕しましたね♪
新宿の会場へ行けない方々も
(私ネーさも、今年は行けそうにありません…)、
SNSや伊勢丹さんが主宰するHPを覗いて
ショコラの祭典の雰囲気を味わってみてくださいな。
では、ここからは、読書タ~イム!
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♫

―― 夢の翳(かげり) ――
著者は蔦谷典子(つたたに・のりこ)さん、
2019年10月に発行されました。
『塩谷定好の写真 1899-1988』と副題が付されています。
「これはァ……おしゃしんッ、でスかッ?」
「ぐるるるがるるる?」(←訳:なんだか不思議な?)
↑上の画像の、
御本の表紙になっているのは、
『海辺村童(竹馬)』という作品です。
この作品が撮影されたのは、
1924年――大正13年のことでした。
そして、撮影に使用した機材は、
イーストマン・コダック社製の
『ヴェスト・ポケット・コダック』。
『ヴェス単』と通称されたそのカメラは、
ベストのポケットに入るほど小型で軽く、
1912年に発売されるや、
世界中に広まった人気の機種でした。
その『ヴェス単』の、
絞りのフードを外して軟焦点にする
《ヴェス単フード外し》といわれる手法が
日本ではしばしば用いられ、
独特の軟調(ソフトフォーカス)描写はとても愛好された、のだそうです。
「ふむむゥ! ぼんやりィしているようでェいてェ~…」
「がるるぐるがる!」(←訳:立体的でもある!)
撮影者は、
塩谷定好(しおたに・ていこう)さん(1899~1988)。
1899年(明治32年)10月24日、
鳥取県東伯郡赤碕町(現・琴浦町)に生まれた塩谷さんは、
大正から昭和の初期にかけて
人気を博した芸術写真の旗手として知られた写真家さんです。
塩谷さんが『ヴェス単』を手にしたのは、
13歳のとき。
当時、『ヴェス単』は発売されたばかりでしたが、
まさに、生涯を決定する出会い、だったんですね。
「ずッとォ、いッしょにィ!」
「ぐるるがるるるるる!」(←訳:世界を写してゆこう!)
カメラを手にする前は、
画家になることを夢見ていた塩谷さん。
絵筆は、しかし、
『ヴェス単』へと変わります。
「かいがァからッ!」
「がるるぐるる!」(←写真の世界へ!
日本海を望む赤碕の町で
塩谷さんが撮った作品は、
遺族の方々によって大切に保管されてきました。
この御本は、
第一章『村の情景』
第二章『子どもの情景』
第三章『海の情景』
第四章『花の情景』
の4つの章から構成された
写真家・塩谷定好さんの
“ベスト・セレクション”というべき一冊です。
どの作品も、
デジタル写真を見慣れた方々、
いえ、デジタル写真しか知らない方々にとっては
驚愕をもたらすであろう名作、なんです、けど……
ああ、言葉にするのはまどろっこしいわ!
とにかく見て!見てください!
貴方の目で、この作品たちを!
塩谷さんが撮った昔日の日本を、
海辺の、
子どもたちの、
空を走る雷光の、
活けられた花たちの、
雄弁な静謐を!
「かいせつもォ、じゅうじつゥでス!」
「ぐるるがるるぐる!」(←訳:略伝と年譜も完備!)
写真好きさん、そして
アート好きさんも必見!の御本、
本屋さんで、図書館で、
ぜひ、探してみてくださいね。