テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 続・覇気と元気の《前日譚》 ~

2021-02-23 23:32:32 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 こころからァ~はくしゅゥ!」
「がるる!ぐーるるる!」(←訳:虎です!マーベラス!)

 こんにちは、ネーさです。
 祝日の朝も、ええ、モルカーたちはやってくれました!
 超能密度アクション大作に眠気も吹き飛びましたよ。
 脚本・監督を務める
 見里朝希(みさと・あさき)さんに
 全身全霊で拍手を送ったあとは、
 さあ、気持ちを切り替えて読書タイムです。
 本日も、こちらのコミック作品を、どうぞ~♪

  



    ―― 中禅寺先生 物怪講義録 02 ――



 企画・原案は京極夏彦(きょうごく・なつひこ)さん、
 漫画は志水アキさん、
 2020年8月に発行されました。
 『The Mononoke Journal by Chuzenji-sensei』と英語題名が、
 『先生が謎を解いてしまうから。』と
 日本語副題が付されています。

 前回記事では、
 物語の骨格となる
 《探偵》+《相棒》にあたる人物たちについて
 お喋りいたしました。

 探偵役は、もちろん――

「きょうごくどうゥさんッ!」
「ぐるるがる~!」(←訳:中禅寺先生~!)

 今回は、物語の細部を
 もうちょっと詳しく御紹介いたしましょう。

 時代は、戦後まだ間もない昭和23年。
 《京極堂》こと
 中禅寺秋彦(ちゅうぜんじ・あきひこ)さんが
 古書店主になるより前に
 していたお仕事は……
 高校の臨時講師さん。

「にあッてるゥ~ようなァ?」
「がるっるぐるるるる?」(←訳:似合ってないような?)

 場所が高校だから、でしょうか。

 2年生の日下部栞奈(くさかべ・かんな)さんが、
 先生たすけて!
 とばかり持ち込んでくるのは、
 《学校の怪談》的な謎、なんですね。

「うごきだすゥ、どうぞうッ!」
「ぐるがるぐる!」(←訳:一段多い階段!)
「としょしつのォ、ゆうれいィ!」

 冗談でしょ、と
 笑ってしまうような《謎》も、
 中善寺先生はきっちり解き明かしてゆきます。

 図書室の幽霊も、
 開かずのトイレ騒動も、
 ちゃあんと”理由“がありました。

 しかし、
 『01』から『02』にかけて展開する
 青マント事件は……?

「がッこうゥのかいだんッ、じゃないィのでス!」
「がるぐる~?」(←訳:都市伝説~?)

 噂では、
 青マントの怪人を目撃した者には
 不幸が降りかかる、とか。

   その青マント、
   あたし見ちゃったかも!

 と動揺する栞奈さんに請われ、
 渋々ながら
 謎の解明に乗り出す中善寺先生ですが。

 江戸川乱歩さんの名作を想わせる
 “怪人”との対決は、
 はたして……?

「うむむむッ! このォおはなしィはァ~」
「ぐるるがるぐるる!」(←訳:小説にして欲しい!)

 『02』の後半からは、
 ドッペルゲンガーをテーマにした事件が
 幕を開けます。
 
 自分と瓜二つの、
 “見てはいけない“
 ”会ってはいけない“存在にひそむ物語とは?

「せんせいィ~!」
「がるぐるるる!」(←訳:早く謎解きを!)

 中善寺先生の教師っぷりに
 ついニヤリとしてしまう
 オリジナルスピンオフ作品は、
 《京極堂》ファン諸氏におすすめですよ。
 『01』&『02』併せて
 手に取ってみてくださいね~♫
 
 
 
 
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