テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ いま、離陸の夢を ~

2021-02-25 23:43:15 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふァ? きいろいィ~ぺんぎんッ??」
「がるる!ぐるがるぅ!」(←訳:虎です!驚きですぅ!)

 こんにちは、ネーさです。
 《南極で黄色いペンギン発見!》という報告が
 ナショナルジオグラフィックのサイトで発表されました。
 変わった色合いの個体はとても珍しい、んですって。
 本日の読書タイムも、
 うわあ、びっくり!な一冊を御紹介しますよ。
 さあ、こちらを、どうぞ~♪

  


 
    ―― 世界の絶景空港撮りある記 ――


 
 著者はチャーリィ古圧(ふるしょう)さん、
 2020年12月に発行されました。
 『ギネス認定カメラマンが各国を歩いた、撮った!』
 と副題が付されています。

「ぎねすゥ?」
「ぐるるがるぐるるっ?」(←訳:どんな記録ですかっ?)

 著者・古庄さんは
 《世界で最も多くの航空会社に搭乗した》記録の
 保持者さんなのだそうよ。

 というのも、
 古庄さんは国内外の航空会社に勤務した後、
 2001年に写真家として独立、
 航空会社や空港と契約して
 広報宣伝写真などを撮影する
 旅客機専門の航空写真家さんなんです。

 訪問した国や地域は100を超え、
 降り立った空港は500ヶ所以上……って、
 超人的な数字ですね。

「ふゥ! たびのォ、ぷろふぇッしょなるゥ!」
「がるるぐるる!」(←訳:空港の達人だ!)

 世界中で旅行が禁止された2020年、
 古庄さんもまた、
 空港を訪ね歩くこと、
 旅客機撮影をすることが出来ませんでした。

  ならば、旅の代わりに!
  誰も見たことや撮影したことのないような
  魅力的な写真を紹介したい!

 という訳で、
 刊行されたこの御本ですが……

「ひやあせェ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:背筋がゾクリ!)

 航空機って
 こんなに低空を飛んじゃうの?
 曲芸じゃないんだから!

 と心配になってしまう写真の数々は、
 怖さを通り越して
 笑うしかありません。

 ギリシャのスキアトス空港。
 
 ポルトガルの、マデイラ空港。

 カリブ海に浮かぶ
 オランダ領シント・マールテンの
 プリンセス・ジュリアナ空港。

 テムズ川の中州にある
 ロンドン・シティ空港。

 そして、
 空港ではないんですけれど、
 《旅客機の墓場》と呼ばれる
 米国のモハビ空港、ビクタービル空港、
 サンバナディーノ空港……。

「こんなァところォがァ?」
「がるるる!」(←訳:あるんだ!)

 空気が乾燥していて、
 カビが生えたりせず、
 機体へのダメージが最小限に抑えられる――
 それが、砂漠の空港に旅客機を置く利点です。

 墓場と仇名されてはいても、
 終点ではありません。
 航空機たちはここから
 第二の人生へと向かうのでした。

 新たな塗装を施され
 またも旅客機となるもの。

 貨物機になるもの。

 売れそうな部品をはぎ取られ、
 輪切りにされて
 最後はアルミ缶などに
 生まれ変わるもの……。

「あるみかんッ!」
「ぐるがる!」(←訳:身近だね!)

 自由に旅ができたなら、
 私たちを遠くへ、
 海の彼方へと
 運んでくれる航空機たち。
 航空機を受け止めてくれる
 空港たち。

 旅好きな方々は
 うるうるっと来てしまうかもしれない
 旅客機たちの雄姿を、
 ぜひ、御覧になってみてくださいね♫
 

  
コメント
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