「こんにちわッ、テディちゃでス!
にじィ、みましたでスゥ~!」
「がるる!ぐるるがるるぅ!」(←訳:虎です!キレイでしたぁ!)
こんにちは、ネーさです。
雨上がりの夕方、
空にはキラリンと虹が♪♫
うんうん、何か良いことありそうじゃない?
とニンマリしながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~!
―― 【新版】 悠久の時を旅する ――
著者は星野道夫(ほしの・みちお)さん、
2020年10月に発行されました。
『The Eternal Journey』と英語題名が付されています。
それは、1972年のこと。
一通の手紙が日本で投函され、
アラスカへ配達されました。
手紙の書き手は、
当時二十歳の青年――
星野道夫さん。
「おてがみィ、とどきましたでス!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:アラスカの村に!)
きっかけは、
新聞に掲載されたアラスカの地図でした。
地図を目にした星野さんは
アラスカに関する資料を
神田の古書店街で集め、
その中に、
エスキモーの村シシュマレフの
空撮写真があったのです。
「いかなくちゃッ!」
「がるる!」(←訳:ここへ!)
思いの丈をこめた星野さんの手紙に、
1973年4月、
シシュマレフ村から返信がありました。
《私たちはあなたを歓迎致します。》
「やッたあッ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:行くぞアラスカ!)
1973年夏、
エスキモーの大家族の家で
星野さんは3ヶ月を過ごしました。
そして大学卒業後、
気持ちは徐々に固まってゆきます。
アラスカの自然や、
そこに生きる人々の暮らしを
写真を通して
表現できないだろうか。
星野さんは撮ります。
村人たちの表情、
氷の上に曳き上げられたクジラ、
ツンドラを歩むカリブーたち、
サケを獲るグリズリー、
ホッキョクギツネの子ども、
営巣するシロフクロウ、
ブリザードの中のホッキョクグマ……。
「こおりィつくようなァ、くうきィ!」
「がるぐるるがる!」(←訳:森の匂いと湿度!)
星野さんが撮影した
自然の、動物たちの、ヒトの、
狂おしいほどに《物語る》写真を見るうち、
これは私ネーさのカンチガイかもしれず、
いえカンチガイではないかも……
と思うのは。
現代の高精細なデジタル写真よりも、
星野さんのフィルム写真の方が
ずっとずっと美しい。
立体感というんでしょうか、
奥行きがあるというか、
何かが……違う!
「ぐぐッとォ~」
「ぐっるがるるる!」(←訳:迫ってくるんだ!)
雪解けの川音、
オーロラの冬、
空、雲、水辺。
2012年に刊行された『悠久の時を旅する』に、
星野さんの代表作10点と、
村田真一さん、松家仁之さん、星野翔馬さんによる
エッセイ3篇を加えた『【新版】悠久の時を旅する』は、
写真はもちろん、
文章の素晴らしさにも
心打たれる一冊です。
写真好きな方々も、
旅好きな活字マニアさんも、
ぜひ、手に取ってみてくださいね♪
にじィ、みましたでスゥ~!」
「がるる!ぐるるがるるぅ!」(←訳:虎です!キレイでしたぁ!)
こんにちは、ネーさです。
雨上がりの夕方、
空にはキラリンと虹が♪♫
うんうん、何か良いことありそうじゃない?
とニンマリしながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~!
―― 【新版】 悠久の時を旅する ――
著者は星野道夫(ほしの・みちお)さん、
2020年10月に発行されました。
『The Eternal Journey』と英語題名が付されています。
それは、1972年のこと。
一通の手紙が日本で投函され、
アラスカへ配達されました。
手紙の書き手は、
当時二十歳の青年――
星野道夫さん。
「おてがみィ、とどきましたでス!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:アラスカの村に!)
きっかけは、
新聞に掲載されたアラスカの地図でした。
地図を目にした星野さんは
アラスカに関する資料を
神田の古書店街で集め、
その中に、
エスキモーの村シシュマレフの
空撮写真があったのです。
「いかなくちゃッ!」
「がるる!」(←訳:ここへ!)
思いの丈をこめた星野さんの手紙に、
1973年4月、
シシュマレフ村から返信がありました。
《私たちはあなたを歓迎致します。》
「やッたあッ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:行くぞアラスカ!)
1973年夏、
エスキモーの大家族の家で
星野さんは3ヶ月を過ごしました。
そして大学卒業後、
気持ちは徐々に固まってゆきます。
アラスカの自然や、
そこに生きる人々の暮らしを
写真を通して
表現できないだろうか。
星野さんは撮ります。
村人たちの表情、
氷の上に曳き上げられたクジラ、
ツンドラを歩むカリブーたち、
サケを獲るグリズリー、
ホッキョクギツネの子ども、
営巣するシロフクロウ、
ブリザードの中のホッキョクグマ……。
「こおりィつくようなァ、くうきィ!」
「がるぐるるがる!」(←訳:森の匂いと湿度!)
星野さんが撮影した
自然の、動物たちの、ヒトの、
狂おしいほどに《物語る》写真を見るうち、
これは私ネーさのカンチガイかもしれず、
いえカンチガイではないかも……
と思うのは。
現代の高精細なデジタル写真よりも、
星野さんのフィルム写真の方が
ずっとずっと美しい。
立体感というんでしょうか、
奥行きがあるというか、
何かが……違う!
「ぐぐッとォ~」
「ぐっるがるるる!」(←訳:迫ってくるんだ!)
雪解けの川音、
オーロラの冬、
空、雲、水辺。
2012年に刊行された『悠久の時を旅する』に、
星野さんの代表作10点と、
村田真一さん、松家仁之さん、星野翔馬さんによる
エッセイ3篇を加えた『【新版】悠久の時を旅する』は、
写真はもちろん、
文章の素晴らしさにも
心打たれる一冊です。
写真好きな方々も、
旅好きな活字マニアさんも、
ぜひ、手に取ってみてくださいね♪