テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 挿絵で愉しむ《西遊記》 ~

2021-02-11 23:35:13 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 わわふゥ! これはァ、みすまッちィ??」
「がるる!ぐるがるる!」(←訳:虎です!挑戦だねえ!)

 こんにちは、ネーさです。
 《ドラえもん》が《グッチ》とコラボ……!
 と聞いてビックリ、
 でもコラボ商品の画像を目にしてみれば、
 予想外な可愛らしさ♪
 問題はお値段よね~と苦笑しながら、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

 


 
     ―― 西遊記 (新装版)――



 原作は呉承恩(ご・しょうおん)さん、
 文章は小沢章友(おざわ・あきとも)さん、
 絵は山田章博(やまだ・あきひろ)さん、
 2013年3月に発行されました。
 
「さいゆうきィ~!」
「ぐるるがるる!」(←訳:悟空の大冒険!)

 活字マニアの皆さまは、
 ご記憶でしょうか。

 2019年秋、
 ラグビーワールドカップに
 日本中が沸いている頃、
 小野不由美さん著《十二国記》の最新刊が刊行!
 台風襲来にもめげず、
 発売を待ちわびていた大勢の方々が
 書店さんに足を運んだことを。

「ずゥ~ッとォ、まッてたんだもんッ!」
「がるるるぐるるる!」(←訳:ワクワクしながら!)

 そして、
 活字マニア諸氏を魅了する
 《十二国記》の醍醐味のひとつが、
 物語を彩る挿絵の数々、ですね。

 シリーズ全作品の装画&挿画を担当している
 山田章博さんのファンタジックな絵画は、
 『《十二国記》画集』で見ることが
 出来ますけれども……。

「そろそろォ、しんさくゥ!」
「ぐるるがるぐるる?」(←訳:次巻はまだですか?)

 《十二国記》の新作を読みたい!
 でも、まだ先のことなのかしら……と、
 しょんぼりしている方々に
 おすすめしたいのが、
 こちらの青い鳥文庫版『西遊記』です。

 表紙と
 本文内の挿絵はすべて、
 山田章博さんによるもの!ですよ。

「やまださんのォ、そんごくうゥ!」
「がるぐるぅ!」(←訳:最高ですぅ!)

 小説や映画、アニメ、マンガなどなど、
 多くの画家さんによって描かれてきた『西遊記』。

 山田さんが描く悟空くんは……
 超絶の身体能力&運動神経!

「すばやいィ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:なんたる跳躍力!)

 この御本では、
 前半部分の殆どを
 “悟空が三蔵法師に出会うまで“
 に費やしています。

 独り花果山で生まれ、
 何者の助けも得られぬまま成長し、
 猿たちの王となり、
 仙人になろうと
 修行の旅に出る小さなおサルさんの半生は、
 なぜでしょうか、
 三蔵法師さまのお供となった後半の
 冒険に次ぐ冒険のシーンよりも、
 はるかに印象深い……。

「こどくなァたたかいィ、でス!」
「がるるぐるる!」(←訳:天をも畏れぬ!)

 山田さんの挿絵目当てに
 手に取ったはずが、
 読み始めてみれば、
 うふふ、
 小沢章友さんが綴る文章にもう夢中です。

 金角と銀角兄弟、
 牛魔王と鉄扇公主、
 『西遊記』のスター妖怪さんたちも
 大暴れしてくれますよ。

「ぶんしょうもォ、さしえもォ!」
「ぐる!」(←訳:迫力!)

 山田さんの挿絵を愛する方々、
 名作の魔力にどっぷりハマってみたい方々は
 一読してみてくださいね♪

 なお、山田章博さんは
 講談社青い鳥文庫の《三国志》シリーズでも
 イラストを担当しています。
 そちらも、ぜひ。
 
 

 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする