テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 洛中洛外、轟くその名は ~

2024-02-08 22:06:08 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 らいしゅうゥはァ、どこォでスかァ~?」

「がるる!ぐるっるがるる!」(←訳:虎です!出張っていいね!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 2024年冬季のベストドラマは『#居酒屋 新幹線2』かも?

 今度はどこへ日帰り出張するのかしら?と次回を楽しみにしながら、

 さあ、読書タイムですよ。

 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

       ―― シャーロック・ホームズの凱旋 ――

 

 

 著者は森見登美彦(もりみ・とみひこ)さん、

 2024年1月に発行されました。

 『The Triumphant Return of Sherlock Holmes』と英語題名が付されています。

 

「ひゃあッ! でたァッ!」

「ぐるるるるがるるぐる!」(←訳:有り得ないものが出た!)

 

 いやースゴイわ!

 物語の舞台は、ヴィクトリア朝京都!

 名探偵シャーロック・ホームズさんの下宿先は、

 寺町通221B!

 ワトソン先生は下鴨神社界隈に診療所を開設しようとして……

 って、もう!

 著者・森見さんの発想力にやられた!

 いや、どんどんやってくれい!

 と拍手また拍手!でございます。

 

「まさかのォ~にッぽんッ!」

「がるるるぐーるるるる!」(←訳:日本国のホームズさん!)

 

 頬が緩んでしまうのを抑えられぬまま、

 期待満々で本文へと進んでゆけば、

 あら。ワトソン博士による『プロローグ』がありましたよ。

 ……え?

 なんですって?

 

 スランプ……?

 

「ええッ??」

「ぐるるるっ??」

 

 ワトソン博士は語ります。

 どんなプロフェッショナルにも、失敗があり、挫折があり、

 不遇の時代がある。

 それは名探偵シャーロック・ホームズも例外ではないのだと。

 

 いったいこれはどういうことかと、

 私たち読み手は途方に暮れざるを得ません。

 ホームズさんが、スランプ?

 せっかく、世にも美しい京都という都市に拠点を得たというのに、

 何かが彼の、名探偵の活動を阻害している?

 

 はらはらしながら、さらにページを捲ってゆけば、

 意外な出来事、意外な事件が次々と……?

 

「もどッてきてよゥ、めいたんていィさんッ!」

「がるるぐる~!」(←訳:寂しいよう~!)

 

 不遇の日々に終わりはあるのか。

 暗黒のスランプ期を、ホームズさんは脱け出せるのか。

 そして、ホームズさんを見守るワトソン博士は……?

 

 森見さんのファンの方々はもちろん、

 暗記するほど《聖典》のホームズ作品を読んでます!

 というミステリマニアさんにも

 おすすめの一冊ですよ。

 

 なお、本屋さんによっては、

 この御本のための特別なカバーを用意してくださっていて、

  

 はい、↑こ~んな感じで、

  

 ↑こうなって、

  

 ↑こうなりました!

 

「めいたんていのォ、よこがおにィ~」

「ぐる!」(←訳:竹林!)

 

 本屋さんの新刊コーナーで、

 皆さま、ぜひ、探してみてくださいね~♪

 

 

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