「こんにちわッ、テディちゃでス!
うううッ、あいすけさァ~んッ!」
「がるる!ぐるるるぅ~!」(←訳:虎です!なんでだぁ~!)
こんにちは、ネーさです。
今日の朝ドラ『ブギウギ』には泣かされてしまいました……
ドラマなんだから史実を変えちゃっていいのよ!
と熱望していたんですけれど……。
沈んだ気持ちを上向かせるためにも、さあ、読書タイムです。
本日は、こちらのコミック作品を、一挙にどうぞ~♪
―― 片田舎のおっさん 剣聖になる 2巻~5巻 ――
原作は佐賀崎しげる(さがざき・しげる)さん、
鍋島テツヒロ(なべしま・てつひろ)さん、
漫画は乍藤和樹(さとう・かずき)さん、
最新刊の第五巻は2024年2月に発行されました。
「おじさァ~んッ、がんばッてるのでスゥ!」
「ぐるるぅ~!」(←訳:いいぞぉ~!)
『~ただの田舎の剣術師範だったのに、
大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~』
という長~い副題が付された長編コミック作品を、
はい、2巻から最新の5巻までをドーンと御紹介です。
のんびり長閑な、都市からは離れた田舎町で、
父の道場の後を継ぎ、
剣術を教えていたベリル・ガーデナントさん。
このまま、草深い田舎に埋もれてしまうのが
俺の運命なのかもなぁ~…なんて
ちょっぴり思わないでもないベリルさんでしたが。
「とつぜんのォ、だいてんかんッ!」
「がるるぐるるがる!」(←訳:首都で要職に就任!)
弟子の一人の、アリューシアさんに請われ、
王国でいちばんの剣士たちが集まる
レべリオ騎士団の剣術指南役に就くことに。
騎士団に加わって間もなく、
冒険者のギルドから
新人冒険者の迷宮攻略に参加してほしいと頼まれたり。
その結果、グリフォン退治をする羽目になったり。
挙句は、
魔法を使う謎の組織と敵対する事態にも。
「ふわわァ~…ふつうのォおじさんがァ~」
「ぐるがるーぐぅるる!」(←訳:もうフツーじゃない!)
あれよあれよの活躍ぶりに、
お弟子さんたちは、
さすが我が師!と心の中でニヤリ♫
しかし。
隣国に拠点を持つ宗教団体との抗争?という
シリアスな展開が佳境に。
「あとにはァ、ひかないィもんッ!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:お師匠さま剣を!)
第一巻をご紹介した折にも書きましたが、
《剣と魔法》プラス《剣豪小説》の趣きを有する
剣士ベリルさんの物語、
一段と剣術コミック色が強くなってきました。
そう、ベリルさん、“おっさん“でいいんです。
引け目もコンプレックスも、何も気にしなくていい。
何故って、
“おっさん“の経験と智慧が、彼の剣技に鋭さをもたらし、
生き残る道を示してくれるのですから。
「たよりにィなるのはァ~」
「がるるるるぐる!」(←訳:積み上げた研鑽!)
ベリルさんが生きる世界には、
ほんのり昏い影がある――
この昏さは、『宮本武蔵』の吉川英治さんよりも、
『眠狂四郎』の柴田錬三郎さんに近いようにも思えます。
はたして今後、
世界を覆う影は薄れるのか、
いっそう濃くなってゆくのか。
という訳で、
コミック好きさんの間では既に大評判&大ヒットの
ルックスで判断しちゃいけない《剣聖》物語は、
剣豪小説好きさんにも
歴史エンタ作品好きな活字マニアさんにも
おすすめですよ。
ぜひ、本屋さんのコミックコーナーで、
探してみてくださいね~♪