テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 目覚める、剣豪! ~

2024-02-02 22:02:22 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 うううッ、あいすけさァ~んッ!」

「がるる!ぐるるるぅ~!」(←訳:虎です!なんでだぁ~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 今日の朝ドラ『ブギウギ』には泣かされてしまいました……

 ドラマなんだから史実を変えちゃっていいのよ!

 と熱望していたんですけれど……。

 沈んだ気持ちを上向かせるためにも、さあ、読書タイムです。

 本日は、こちらのコミック作品を、一挙にどうぞ~♪ 

  

  

  

  

 

 

     ―― 片田舎のおっさん 剣聖になる  2巻~5巻 ――

 

 

 原作は佐賀崎しげる(さがざき・しげる)さん、

 鍋島テツヒロ(なべしま・てつひろ)さん、

 漫画は乍藤和樹(さとう・かずき)さん、

 最新刊の第五巻は2024年2月に発行されました。

 

「おじさァ~んッ、がんばッてるのでスゥ!」

「ぐるるぅ~!」(←訳:いいぞぉ~!)

 

 『~ただの田舎の剣術師範だったのに、

 大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~』

 という長~い副題が付された長編コミック作品を、

 はい、2巻から最新の5巻までをドーンと御紹介です。

 

 のんびり長閑な、都市からは離れた田舎町で、

 父の道場の後を継ぎ、

 剣術を教えていたベリル・ガーデナントさん。

 

 このまま、草深い田舎に埋もれてしまうのが

 俺の運命なのかもなぁ~…なんて

 ちょっぴり思わないでもないベリルさんでしたが。

 

「とつぜんのォ、だいてんかんッ!」

「がるるぐるるがる!」(←訳:首都で要職に就任!)

 

 弟子の一人の、アリューシアさんに請われ、

 王国でいちばんの剣士たちが集まる

 レべリオ騎士団の剣術指南役に就くことに。

 

 騎士団に加わって間もなく、

 冒険者のギルドから

 新人冒険者の迷宮攻略に参加してほしいと頼まれたり。

 

 その結果、グリフォン退治をする羽目になったり。

 

 挙句は、

 魔法を使う謎の組織と敵対する事態にも。

 

「ふわわァ~…ふつうのォおじさんがァ~」

「ぐるがるーぐぅるる!」(←訳:もうフツーじゃない!)

 

 あれよあれよの活躍ぶりに、

 お弟子さんたちは、

 さすが我が師!と心の中でニヤリ♫

 

 しかし。

 隣国に拠点を持つ宗教団体との抗争?という

 シリアスな展開が佳境に。

 

「あとにはァ、ひかないィもんッ!」

「ぐるるるるがる!」(←訳:お師匠さま剣を!)

 

 第一巻をご紹介した折にも書きましたが、

 《剣と魔法》プラス《剣豪小説》の趣きを有する

 剣士ベリルさんの物語、

 一段と剣術コミック色が強くなってきました。

 

 そう、ベリルさん、“おっさん“でいいんです。

 引け目もコンプレックスも、何も気にしなくていい。

 何故って、

 “おっさん“の経験と智慧が、彼の剣技に鋭さをもたらし、

 生き残る道を示してくれるのですから。

 

「たよりにィなるのはァ~」

「がるるるるぐる!」(←訳:積み上げた研鑽!)

 

 ベリルさんが生きる世界には、

 ほんのり昏い影がある――

 この昏さは、『宮本武蔵』の吉川英治さんよりも、

 『眠狂四郎』の柴田錬三郎さんに近いようにも思えます。

 はたして今後、

 世界を覆う影は薄れるのか、

 いっそう濃くなってゆくのか。

 

 という訳で、

 コミック好きさんの間では既に大評判&大ヒットの

 ルックスで判断しちゃいけない《剣聖》物語は、

 剣豪小説好きさんにも

 歴史エンタ作品好きな活字マニアさんにも

 おすすめですよ。

 ぜひ、本屋さんのコミックコーナーで、

 探してみてくださいね~♪

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする