「こんにちわッ、テディちゃでス!
いよいよいよォ~あしたァなのでスゥ!」
「がるる!ぐるるがるぐるる~!」(←訳:虎です!いよが1つ多いよ~!)
こんにちは、ネーさです。
新元号発表を固唾を飲んで待つ今日3月31日は、
平成30年度ラストの読書タイムとなりました。
記念すべきこの回に御紹介いたしますのは、
いま大々人気のあのアーティストさんの作品です。
さあ、こちらを、どうぞ~♪
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―― CIRCUS ヒグチユウコ 画集 ――
著者はヒグチユウコさん、2019年1月に発行されました。
『EXHIBITION EDITION』と副題が付されています。
「ふァいッ! げんていィばんッ、なのでス!」
「ぐるるるがるる~!」(←訳:展覧会場限定版~!)
ちょうど今日――
3月末日をもって惜しまれつつも閉幕した世田谷文学館の
《CIRCUS ヒグチユウコ展》……
先日は、世田谷文学館へお出掛けした際のプチレポを
お送りいたしましたけれども、
図録についてはほんのちょっと触れただけでしたので、
あらためて、ここで御報告いたしますね。
現在、書店さんで販売されている『CIRCUS ヒグチユウコ画集』には、
1st作品集『ヒグチユウコ作品集』以降の、
ここ数年間にヒグチさんが手掛けたお仕事と、
書き下ろし作品『卑怯な蝙蝠』が収録されています。
「ずるゥ~いィこうもりのォ、おはなしィ!」
「がるっるぐるる!」(←訳:イソップ童話の!)
はるか昔、紀元前6世紀頃には
およその原型が整っていたとも言われる《イソップ童話》
(イソップ寓話、イソップ物語、とも表記されます)。
『アリとキリギリス』
『ウサギとカメ』など、
現代でもよく知られる物語の中のひとつにあるのが、
これもまた有名な『卑怯なコウモリ』。
ヒグチさんの繊細な筆遣いで
新たに描き出された『卑怯な蝙蝠』は、
鳥類大好き&ケモノたち大好き♪な方々もうっとりさせられる
ふわふわ羽毛モコモコ毛並み集団の大行進が
ページを埋め尽くしています。
一方、展覧会場限定版『CIRCUS』には、
『卑怯な蝙蝠』の代わりに、
夢野久作(ゆめの・きゅうさく)さん(1889~1936)の
短編小説作品である
『きのこ会議』を
ヒグチさんが“絵画化”したものが収録されています。
「あやしィ~かいぎィ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:出席者も怪しい!)
或る夜、森の奥にて集いましたるは、
初茸、松茸、椎茸、木くらげ、といった
さまざまなきのこたち。
冬を前にしてのお別れの宴会でございますから、
皆で呑めや歌えや……で楽しむ予定が、
まずは椎茸が、
次に松茸が
たいそうな演説なぞブチますうちに、
会議はおかしな雲行きに……?
「ううゥ~むゥ! あやしさァ、にばいィ!」
「がるぐぅるるるがるるる!」(←訳:二倍じゃなくて三倍増し!)
はたして、会議の結論は?
きのこたちは、どのような行動に出るのか?
夜明けの森で何かが起こる?
「そこからァさきはッ!」
「ぐるがる!」(←訳:秘密だよ!)
『ドグラ・マグラ』で知られる夢野さんらしい、
奇妙奇天烈でミステリアスなストーリーは、
キノコ愛好家ヒグチさんのために書かれたのでは?と
思ってしまうほど“お似合い”です。
『卑怯な蝙蝠』、
『きのこ会議』、
どちらも分量は16ページですが、
羽毛フワフワ派でゆくか、
きのこノコノコ派を取るか、
これは読み手さんの好みの問題ですねえ。
「どちらもォ~!」
「がるるる!」(←訳:捨て難い!)
世田谷文学館での展覧会は終了しても、
まだまだ終わらない《CIRCUS》の世界。
今後は西日本方面への巡回も予定されています。
展覧会場へ行く機会がありましたら、
皆さま、限定版『CIRCUS』中の
愉快でヘンテコなきのこたちの会議録を、
ぜひ、一読してみてくださいね。
おすすめですよ~♪
いよいよいよォ~あしたァなのでスゥ!」
「がるる!ぐるるがるぐるる~!」(←訳:虎です!いよが1つ多いよ~!)
こんにちは、ネーさです。
新元号発表を固唾を飲んで待つ今日3月31日は、
平成30年度ラストの読書タイムとなりました。
記念すべきこの回に御紹介いたしますのは、
いま大々人気のあのアーティストさんの作品です。
さあ、こちらを、どうぞ~♪

―― CIRCUS ヒグチユウコ 画集 ――
著者はヒグチユウコさん、2019年1月に発行されました。
『EXHIBITION EDITION』と副題が付されています。
「ふァいッ! げんていィばんッ、なのでス!」
「ぐるるるがるる~!」(←訳:展覧会場限定版~!)
ちょうど今日――
3月末日をもって惜しまれつつも閉幕した世田谷文学館の
《CIRCUS ヒグチユウコ展》……
先日は、世田谷文学館へお出掛けした際のプチレポを
お送りいたしましたけれども、
図録についてはほんのちょっと触れただけでしたので、
あらためて、ここで御報告いたしますね。
現在、書店さんで販売されている『CIRCUS ヒグチユウコ画集』には、
1st作品集『ヒグチユウコ作品集』以降の、
ここ数年間にヒグチさんが手掛けたお仕事と、
書き下ろし作品『卑怯な蝙蝠』が収録されています。
「ずるゥ~いィこうもりのォ、おはなしィ!」
「がるっるぐるる!」(←訳:イソップ童話の!)
はるか昔、紀元前6世紀頃には
およその原型が整っていたとも言われる《イソップ童話》
(イソップ寓話、イソップ物語、とも表記されます)。
『アリとキリギリス』
『ウサギとカメ』など、
現代でもよく知られる物語の中のひとつにあるのが、
これもまた有名な『卑怯なコウモリ』。
ヒグチさんの繊細な筆遣いで
新たに描き出された『卑怯な蝙蝠』は、
鳥類大好き&ケモノたち大好き♪な方々もうっとりさせられる
ふわふわ羽毛モコモコ毛並み集団の大行進が
ページを埋め尽くしています。
一方、展覧会場限定版『CIRCUS』には、
『卑怯な蝙蝠』の代わりに、
夢野久作(ゆめの・きゅうさく)さん(1889~1936)の
短編小説作品である
『きのこ会議』を
ヒグチさんが“絵画化”したものが収録されています。
「あやしィ~かいぎィ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:出席者も怪しい!)
或る夜、森の奥にて集いましたるは、
初茸、松茸、椎茸、木くらげ、といった
さまざまなきのこたち。
冬を前にしてのお別れの宴会でございますから、
皆で呑めや歌えや……で楽しむ予定が、
まずは椎茸が、
次に松茸が
たいそうな演説なぞブチますうちに、
会議はおかしな雲行きに……?
「ううゥ~むゥ! あやしさァ、にばいィ!」
「がるぐぅるるるがるるる!」(←訳:二倍じゃなくて三倍増し!)
はたして、会議の結論は?
きのこたちは、どのような行動に出るのか?
夜明けの森で何かが起こる?
「そこからァさきはッ!」
「ぐるがる!」(←訳:秘密だよ!)
『ドグラ・マグラ』で知られる夢野さんらしい、
奇妙奇天烈でミステリアスなストーリーは、
キノコ愛好家ヒグチさんのために書かれたのでは?と
思ってしまうほど“お似合い”です。
『卑怯な蝙蝠』、
『きのこ会議』、
どちらも分量は16ページですが、
羽毛フワフワ派でゆくか、
きのこノコノコ派を取るか、
これは読み手さんの好みの問題ですねえ。
「どちらもォ~!」
「がるるる!」(←訳:捨て難い!)
世田谷文学館での展覧会は終了しても、
まだまだ終わらない《CIRCUS》の世界。
今後は西日本方面への巡回も予定されています。
展覧会場へ行く機会がありましたら、
皆さま、限定版『CIRCUS』中の
愉快でヘンテコなきのこたちの会議録を、
ぜひ、一読してみてくださいね。
おすすめですよ~♪
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