テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

遊談《三国志》BOOK!

2009-07-10 22:30:48 | ブックス
 こんにちは、夏ヤセ街道まっしぐらのネーさです。

「こんにちわゥ、くまもォ、なつにはァ、よわいィのでスゥ……ふゥ!」

 テディちゃ、夏バテに効くのはね、
 鰻でもカキ氷でもなく、楽しい御本よ!
 さあ、本日は、こちらを、どうぞ~!


 
              ―― 三国志談義 ――


 
 著者は安野光雅さん&半藤一利さん、’09年6月に発行されました。
 『三国志』を主題に、
 安野さんと半藤さんが語りつくす対談集です。

 では改めて御紹介いたしましょう。
 赤コーナー!
 安野光雅(あんの・みつまさ)さーん!
 『絵本 三国志』他、多数の絵本・画集で人気の画家さんでーす!

「きゃぽォ~ッ! ぱちぱちぱちィ!」

 青コーナー!
 半藤一利(はんどう・かずとし)さーん!
 もと『週刊文春』の編集長さんにして
 歴史小説の著作多数~!

「いェぴィ~ッ! ぱちぱちぱちィ!」

 『三国志』そして中国の歴史と文化に詳しい御二方が
 わいわいと語り合うのですから、
 面白くない訳がありません。
 映画はみたけれど小説はまだ……という御方も大丈夫!
 読んでいるうちに、
 自然と『三国志』の物語や時代背景が見えてきます。

「むむッ、
 こころづよいィ、でスねッ」

 中国史、日本史、世界史の境界線を
 悠々と跳び越える御二方の語りには
 発見がいっぱいです。
 例えば――

 あの『赤壁の戦い』に関しては
 まともな記録が残っていない……!
 詳細はほとんど不明?

「えッ?」

 『白波』という、
 泥棒や盗賊を意味する言葉は
 『三国志』に発祥が!

「わほッ!」

 『お饅頭』つまり現代でいう『肉まん』の普及に
 孔明さんが係わっていた?

「……ふァァ??」

 現地を訪れた画家さんならではの安野さんの見方、
 漢籍に通じた半藤さんならではの解釈――
 『三国志』ファンさんには垂涎の対談集でしょう!
 映画ファンの方々も、
 この御本を読めばレッドクリフを含めた大きな流れが
 手に取るように解ります。
 歴史小説好きさんは
 御二方の脱線ぶりに、遠慮なく、ぷふふっ、と。

「わらえちゃうゥのでス!」

 巻頭には安野さん描く『絵本 三国志』の名場面、
 また、地図や関連人物表、
 俳句や川柳も飛び出す変幻自在の『三国志』読本!
 熱波に耐え得るパワーを
 この御本からいただいちゃいましょう!
 
「えいえいッ、きゃぽォーッ!」  
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