「こんにちわッ、テディちゃでス!
きょうはァ、うすいィ~なのでスゥ!」
「がるる!ぐるがるるる~!」(←訳:虎です!雪よバイバイ~!)
こんにちは、ネーさです。
今日2月18日は《雨水(うすい)》、
ウグイスくんたちの鳴き声も
聴こえてこようかという節気、ですね。
桃の花がパフっとほころびるのを待ちつつ、
さあ、読書タイムも春っぽく!
↓こちらの御本を、どうぞ~♪

―― 東京藝大 仏さま研究室 ――
著者は樹原アンミツさん、
2020年10月に発行されました。
『東京藝大』という題名に
二宮敦人さん著の『最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常』
を連想する方々もおられるかもしれませんが……
「こちらはァ、ふぃくしょんッ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:小説なんです!)
物語の舞台となっているのは、
藝大――
ただし。
藝大は藝大でも、
東京藝術大学大学院美術研究科の
文化財保存学専攻保存修復彫刻研究室、
という、
長~い名称を持つ研究室です。
略称は《保存彫刻》、
通称は《仏さま研究室》。
「なむゥ~」
「がるぐる~」(←訳:南無南無~)
えへん、
《仏さま研究室》で行われているのは、
読経ではなく、
文化財保存学の一環として
彫刻の保存修復を研究する、こと。
修復技術者になりたい!
と願う学生さんにとって、
仏像修理が学べる
国内唯一の大学組織
《仏さま研究室》は、
”憧れの地”であり、
”夢の空間”……だと思ったら?
「あくせんッくとうゥ!」
「ぐーるるがる!」(←訳:ハードル高し!)
藝大はやっぱり藝大、
なんでしょうか。
修士生は2年に進むと、
修了制作に臨まねばなりません。
《仏像を一体、摸刻せよ》
っていうこの課題が、
簡単どころか、
もう至難の極みで。
「くじけそうゥ!」
「がるるぅる~!」(←訳:泣いちゃう~!)
『あたし』こと川名まひる さんは、
すっかり頭を抱えてしまっています。
ほんの一年、
仏像について学んだだけで、
国宝級の仏像を作れ、ですって?
難し過ぎる~!
「だよねェ~」
「ぐるる~」(←訳:ですね~)
第1章『三月 まひるは仏を探す』では
まひるさん。
第2章『五月、シゲ、木に煩悶する』では
波多野繁さん。
第3章『九月 アイリと不動明王』では
弓削愛凛さん。
第四章『十二月 ソウスケなんとか決断する』では
斎藤壮介さん。
と、各章ごとに語り手を替えながら、
綴られてゆく
《仏さま研究室》の青春と情熱と未来。
アート好きな方々はもとより、
仏像好きな方々にも
激おすすめの快作を、
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
きょうはァ、うすいィ~なのでスゥ!」
「がるる!ぐるがるるる~!」(←訳:虎です!雪よバイバイ~!)
こんにちは、ネーさです。
今日2月18日は《雨水(うすい)》、
ウグイスくんたちの鳴き声も
聴こえてこようかという節気、ですね。
桃の花がパフっとほころびるのを待ちつつ、
さあ、読書タイムも春っぽく!
↓こちらの御本を、どうぞ~♪

―― 東京藝大 仏さま研究室 ――
著者は樹原アンミツさん、
2020年10月に発行されました。
『東京藝大』という題名に
二宮敦人さん著の『最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常』
を連想する方々もおられるかもしれませんが……
「こちらはァ、ふぃくしょんッ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:小説なんです!)
物語の舞台となっているのは、
藝大――
ただし。
藝大は藝大でも、
東京藝術大学大学院美術研究科の
文化財保存学専攻保存修復彫刻研究室、
という、
長~い名称を持つ研究室です。
略称は《保存彫刻》、
通称は《仏さま研究室》。
「なむゥ~」
「がるぐる~」(←訳:南無南無~)
えへん、
《仏さま研究室》で行われているのは、
読経ではなく、
文化財保存学の一環として
彫刻の保存修復を研究する、こと。
修復技術者になりたい!
と願う学生さんにとって、
仏像修理が学べる
国内唯一の大学組織
《仏さま研究室》は、
”憧れの地”であり、
”夢の空間”……だと思ったら?
「あくせんッくとうゥ!」
「ぐーるるがる!」(←訳:ハードル高し!)
藝大はやっぱり藝大、
なんでしょうか。
修士生は2年に進むと、
修了制作に臨まねばなりません。
《仏像を一体、摸刻せよ》
っていうこの課題が、
簡単どころか、
もう至難の極みで。
「くじけそうゥ!」
「がるるぅる~!」(←訳:泣いちゃう~!)
『あたし』こと川名まひる さんは、
すっかり頭を抱えてしまっています。
ほんの一年、
仏像について学んだだけで、
国宝級の仏像を作れ、ですって?
難し過ぎる~!
「だよねェ~」
「ぐるる~」(←訳:ですね~)
第1章『三月 まひるは仏を探す』では
まひるさん。
第2章『五月、シゲ、木に煩悶する』では
波多野繁さん。
第3章『九月 アイリと不動明王』では
弓削愛凛さん。
第四章『十二月 ソウスケなんとか決断する』では
斎藤壮介さん。
と、各章ごとに語り手を替えながら、
綴られてゆく
《仏さま研究室》の青春と情熱と未来。
アート好きな方々はもとより、
仏像好きな方々にも
激おすすめの快作を、
ぜひ、一読してみてくださいね~♪