喫茶 輪

コーヒーカップの耳

読み語り

2022-01-08 09:03:37 | 新聞記事
もう昔のこと、「読み聞かせ」という言葉に違和感を持っていた。
子どもに本を読んでやるのに「読み聞かせ」というのは、なんか恩着せがましくて、わたしにはなじめなかった。
そんな時、わたしと同じ思いの人がおられた。
何かで読んだものに、「読み聞かせとは言わず、読み語りという」というのがあって、
以来わたしもその言葉を使っている。
で、今朝の神戸新聞「発言欄」。
「読み語り」と書いておられる。
我が意を得たりだ。

読み語りにピッタリの本。『コーヒーカップの耳』どこか読み語らせてくださるところはないですかねえ。
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和算の関孝和

2022-01-07 14:10:47 | 本・雑誌
今朝は寝坊してしまった。
遠くの方から妻の呼ぶ声がする。
気持ちよく夢を見ていた。
何の夢かは目覚めたとたんに忘れてしまった。
時計を見ると、7時半!
「うわっ!」である。
今日はM病院の予約受診の日。
しかも9時予約である。
寝坊の原因は昨夜の将棋だ。
今年最初のお相手が〇△四段という強敵。
疲れたのである。
将棋はつくづく体力勝負だと思う。
この一局に精力を使い果たしたのだ。
で、今朝の寝坊になってしまったというわけだ。

ところで病院だが、検査の結果は前回とほぼ同じで、また三か月後ということに。良かった。
しかし病院は、正月明けということでエラ混みでした。
最初血液検査なのだが、検査室に入れず廊下にまで行列。
こんなことは初めてのこと。
しかも受診も9時予約が10時にずれ込み。
終って会計も30分ぐらい待たされた。
ま、病院では患者それぞれですから仕方のないことで。

病院へは必ず文庫本を持って行くことにしている。待ち時間に読むため。
今日はこれ。
『天才の栄光と挫折 数学者列伝』(藤原正彦著・文春文庫)。
著者の藤原さんは、数学者であり文学者でもある人。
また、作家、新田次郎・藤原ていのご子息。そして今、姫路文学館の館長さん。

今日は待ち時間が異常に長かったので、遅読のわたしでも90ページほど読めた。
その中で、この件。感動しました。
不運の和算家、関孝和の章から。孝和の一番弟子、建部賢弘(かたひろ)に関するところ。

《傷心の孝和にとって一番弟子建部賢弘のほれぼれするような天才と人格は、慰めだったろう。賢弘は孝和の『発徴算法』に種々の改良を加えた『発徴算法演段諺解(えんだんげんかい)』を著し、孝和の業績を世に広め後世に残した。また 、主に孝和と自らの業績を集めた和算全集『大成算経』二十巻の著作編集を兄賢明、師孝和の三人で開始した。二十数年後、孝和の他界した二年後に、これは二十巻の書物として完成したが、師への敬慕と、名を包み隠すという人柄から、賢弘は署名さえしなかったのである。したがってこの書は共著でありながら、長い間孝和の著と誤解されたほどである。》

これには感動しないわけにはゆきませんね。


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今年の初対局

2022-01-06 22:36:20 | 将棋
今年最初の将棋会例会でした。
一番目のお相手は〇△4段。
相手振り飛車、わたし居飛車の対戦で、中盤で優勢になり、じっくり指してなんとか勝てました。
二番目のお相手はT二段。
角換わりで激戦になりましたが、終盤、悪手を誘って勝ち切りました。
次に小学4年生相手に指導将棋。2勝2敗でした。
子どもが途中でいい手を指した時には、その手をほめて負けてやります。
最後にN3級と平手戦。
終盤ゆるめて、わたしの逆転負けに。
楽しい一夜でした。
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小説における言葉の美しさとは

2022-01-06 11:15:50 | 本・雑誌

小川洋子さんの『遠慮深いうたた寝』に出て来る言葉。

《小説における言葉の美しさとはつまり、一文一文、一語一語に対する慎重さに尽きるのだ。(略)同じ簡潔な一文でも、無意識にあっさりと書かれたものより、混乱と逡巡の末にようやくたどり着いた文章の方が美しい。もちろん見た目には何も変わらない。途中の痕跡はきれいに消え去り、最初からこの姿でここに置かれていたのです、とでもいうようなさり気ない、しかし確固とした風情を漂わせている。にもかかわらず、やはり、残酷なほどに誤魔化しきれない違いが、そこにはある。何度もその一文に触れた、作者の指の体温が、言葉に奥行を与え、そこにこだまする音の響きが美しさを生む。その美はこれ見よがしにこちらに迫ってくることなく、あえて美しいと名づけられることも求めないまま、言葉の連なりの陰に身を潜めている。》

「小説」を、「詩」あるいは「随想」と置き換えてもいいのでしょう。
わたしも心しよう。
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菅原洸人さんのこと

2022-01-06 08:57:55 | 菅原洸人画伯
『KOBECCO』のバックナンバーからの切り抜きですが、
わたしの連載ページのほかのものがまだありました。
これは2014年5月号の「菅原洸人さんのこと」というわたしが書いた原稿です。
まだ「出石アカル」というペンネームを使っていた時のもの。
←二段階クリックで。



洸人さん、お亡くなりになってからもう8年になるのですねえ。

それからこれは2020年3月号。
拙著『完本コーヒーカップの耳』が出版された時に「神戸っ子出版」の編集員さんが取材してくださったもの。
←クリック。



これらはやはり、残しておきましょう。
まだほかにも残しておいた方がいいページはあるのでしょうが、もう思い切ります。
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『KOBECCO』の古い記事

2022-01-05 14:35:52 | 神戸っ子
20年分の『KOBECCO』のわたしのページ切り取りが終了。
他の記事を確かめているととても終わりません。
貴重な記事もあるんですけど、他のページは目をつむって。
でもどうしても目に入ってしまうものがあって、これは切りぬいておきました。
2003年5月号。



「二十一歳で散った作家 久坂葉子 没後五十年に語る」というもの。
座談会の記録で、久坂葉子研究会の柏木薫さんも出席。
この記事よりも後にわたしは宮崎翁の話に基づいて久坂のことを『KOBECCO』に書きました。
そして柏木さんに記事を知らせました。その縁で何度か手紙のやりとりをさせていただきました。
こんな記事があったことを知らずに。

もう一つ。
「2004年は竹中郁生誕100年 モダニズム詩人の再評価 杉山平一さんに聞く」という記事。
同じ号にページ続きで載ってました。
つい先日、杉山平一先生のことを神戸で講演させてもらったとこでした。これも切りぬいて残しておきましょう。

切り抜き済みの『KOBECCO』、思い切って処分します。


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深尾須磨子

2022-01-05 08:11:59 | 
今朝の神戸新聞「正平調」欄。拝借お許しを。
←クリック。
詩人深尾須磨子の詩が引かれています。
その深尾の直筆ハガキ、わたし所持しています。



その文面。詩人北川冬彦について書かれています。
←クリック。
いえ、わたしが直接に戴いたハガキではありません。
消印は昭和29年です。わたしはまだ11歳。
この時深尾は新宿に住んでたんですね。

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エッセイ、231回分

2022-01-04 14:24:55 | 神戸っ子
月刊『KOBECCO』にエッセイを書かせていただくようになってから、もうすぐ20年になります。
第一回目は2002年7月号(494号)でした。



そして最近の2022年1月号(724号)。



231回、一回も休まずに書いてきました。
ということで大量のバックナンバーがあります。



この際、処分することにしました。
ただし、わたしのページをカッターナイフで切り取ります。



それをファイルしようと思います。
そうしておけば、必要なページを簡単にコピーすることもできます。

この『KOBECCO』から『コーヒーカップの耳』も『喫茶・輪』も『触媒のうた』も生まれたのでした。
まだ本にしていないよくできたエッセイもたくさんあります。機会があればそれも本にしたいと思っていますが、さて…。
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お正月の墓参

2022-01-03 15:24:46 | 日記
お正月のお墓参りに行ってきました。





いいお天気でした。
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集合

2022-01-02 23:04:16 | 
姫路、大阪の孫たちが久しぶりに集結。
「なんじゃもんじゃ」、「大富豪」などのカード遊びでにぎやかな時間を過ごしましたが、



姫路の一家は姫路へ、大阪は大阪へ帰って行きました。
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2022年初詣

2022-01-01 10:02:28 | 日記
2022年の初もうでに行ってきました。
隣のお地蔵さまです。
いいお天気の穏やかなお正月です。









今年はいい年になりますように。

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