あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

アヤミハビルって? モスラのモデルだよ

2009-06-23 20:28:30 | しましまもよう*与那国島
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                  写真:翅の先端に注目!蛇が二匹いる!!

  
 奈良地域では入梅後、降りそうで降らない日が続いていました。ところがここ数日は音響のカミナリさまや一時的な大雨が! 近年、とくに都市部などで「ゲリラ豪雨」の被害が報道されますが、これも熱帯性の雨に近づいているためなのでしょうか??


 
 今回からまた亜熱帯の「しましまもよう*与那国島」に戻ります。やや間延びしてしまった感は否(いな)めませんが、まだまだ紹介したいことがあるので、しっかりと最後までレポートします。?

 
 写真:アヤミハビル館には島を案内するムービーやたくさんの標本が。


 「大昔、南の島から陸地を求めてきた男が大海原にぽつんと浮かぶ『どぅに』を発見しました。・・・」 この男は神様にお祈りしたり、大雨に悩まされたりしながら与那国島(どぅなん)を造っていきます。大雨がやみ、最初に太陽の光が射した場所が「てぃだん(太陽)・どぅぐる(来た所)」と呼ばれるところなのです。
 

 ちなみに「与那国島」を指す方言「どぅなん」は「渡難」とも表し、たどり着くことがとても難しい島、という意味もあるそうです。


 「アヤミハビル館」では島に生息する鳥・動物・昆虫・植物などを展示・紹介し、こんな国つくり物語も説明しています。アヤミハビルというのは、かの映画「モスラ」のモデルになった世界最大級のガ「ヨナグニサン」のことです。本物が一匹、鉢植えの木にしっかりつかまっていましたが、ちょっと寂し~い感じも・・・。?

                    写真:屋外の遊歩道は草が茂り蝶々がいっぱい舞っています

  
  ただし翅を広げると24cmにもなる超大型で威厳があり、複雑な茶褐色の模様は美しい。なんといっても特徴的なのが、前翅の先端部分。鮮やかな赤い色と黒い点は、まさに二匹の蛇が睨んでいるようで、「蛇に擬態している」と考えられています。自然の力ってすばらしい!!?



写真:島固有の在来種、与那国馬の赤ちゃん。体格は小さく性格が温厚で現在約120頭生息しています。


  アヤミハビルは羽化して成虫になると、交尾・産卵をしてほぼ一週間前後で寿命がつきます。蝶々のように蜜を吸うこともなく、成虫後は短い一生です。
それでも蛇に擬態して、敵から守る必要があったのですね。

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  館内に入る前に周辺をぐるりと回ってみました。屋外にある(おそらくガや昆虫などの)育成用ビニールハウスは荒れ果て、観察用の散策路は草が生い茂って進入が困難です。訪れる人が少ない、つまり予算が少ないこともあるのでしょうが、せっかくの施設が活かされていないようです。



  ところで館の入り口でチケットを購入(¥500)するとき、係りの女性の大柄な体格と顔に見覚えがありました。「あのお、空港の案内にいた方ではないですか?」と聞くと、肯定し「飛行機が着く時刻には空港の案内係もしている」そうです。これも予算の関係?


 

写真:島で見れなかった夕焼けが沖縄本島に向かう飛行機で!色が素晴らしい!
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