地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

出雲崎町での断層露頭

2004年10月18日 07時04分25秒 | 新潟地理歴史
 新潟県三島郡出雲崎町役場の近く、同町の西越地区から出雲崎港へ向かう道路沿いに写真のような断層露頭があった。この道路は、丘陵の山並みを横断するように通っていて、切り通しの状態である。  たまたま道路の補修工事が入っていたところを通りがかりに撮影した。掲載している写真以外にも中小のずれを確認できるが、最大のずれが確認できる部分を撮影した。  先日、長岡平野西縁断層の危険度が発表された。そこか . . . 本文を読む

佐渡海洋深層水

2004年10月16日 18時11分58秒 | 佐渡地理
 本州と佐渡島に挟まれた海峡を越佐(エッサ)海峡という。その海峡に面する多田漁港脇に海洋深層水の分水施設がある。この施設での海水は、多田地区の沖合水深332mの所から取水している。総取水量は1日あたり1200立方メートルだが、水産利用にだいたい60~70%を使用し、残りを多目的に利用できるようになっている。  佐渡沖の海洋深層水は「日本海固有水」と呼ばれるもので、水温が低いという特徴があるようだ。 . . . 本文を読む

新潟県7.13水害

2004年10月14日 23時55分10秒 | 新潟地理歴史
 2004年7月13日は忘れられない日になりそうだ。いつもの梅雨末期の雨とはいえ、夜中からの断続的な激しい雨は続いている。絶え間ない雨の中ただならぬ雰囲気を察知した午後には、ラジオやテレビで、見附市内、中之島町、そして三条市での大変な被害が報道され始めた。  写真は翌日の中之島町での堤防決壊現場のものであるが、破堤した箇所から水が出て行った方向の被害は甚大であった。川からの水と折りからの雨で . . . 本文を読む

あわや廃棄?東芝トライエックス

2004年10月14日 18時53分10秒 | 趣味と管理人から
 仕事から帰って、一通り家事をこなした後のこと。コーヒーカップと仕事用のメモリー類、それにトライエックス1600一台を両手に持って階段を上がる。また新たな記事を投稿しようといそいそと2階へ上がる途中のことだ。うかつにも階段から足を踏み外してつまずいた。とたん、手に持っていたすべてが宙を舞ってしまった。しまった...。床には珈琲が、おまけにメモリー類の入ったケースに珈琲がかかる。さらに、階段をガタゴ . . . 本文を読む

砂州の上の両津

2004年10月14日 00時19分37秒 | 佐渡地理
 私のふるさとは両津市(現佐渡市)の加茂歌代と言うところである。両津市街は、写真から見た湖と両津湾に挟まれた狭く細長い橋のような地形上にある。地理に詳しい方ならわかると思うが、加茂湖はラグーンで両津の市街は砂州の上である。  かつては、加茂湖は完全に海と砂州で隔てられていたが、現在は砂州の中央で海とつながっている。今では加茂湖沿岸の重要産業は蠣の養殖である。写真は両津の町を見下ろすのにうってつけの . . . 本文を読む

TFM-2000F

2004年10月12日 18時57分52秒 | 趣味と管理人から
 中学生時代から始めたBCL。遠く海外の放送が聴けると言うことで、はじめて間もなくはまってしまった。しかし、そのころの自分はたいした小遣いもあるわけではないので、TFM-2000Fなどは決して手の出るものではない高級機であった。  今やっと少しは自分の小遣いがもてるようになり、気がついたら当時あこがれていたラジオをネットオークションとかで集めはじめた。  最近、手に入れるのは難しいだろうと思ってい . . . 本文を読む

9R-59D

2004年10月11日 10時28分01秒 | 趣味と管理人から
 ひょんな事から、古いBCLラジオのコレクションをしている。今後同じ趣味の方もいるのではと思い、時々所有するラジオの紹介もしてみたいと思う。現在30台程度所有。  さて、自分のコレクションとしては唯一の無線機型だが、トリオの9R-59Dは大好きな機種である。学生時代にラジオ関係の雑誌にあった”売ります・買いますコーナー”で手に入れた。購入価格は15K。当時学生だった僕にとってはかなりの出費であった . . . 本文を読む

天井川について・コメント募集します。

2004年10月10日 19時13分43秒 | 新潟県中越地震
 旧両津市(現佐渡市)、加茂湖に注ぐ河川で貝喰川という川がある。小さな川であるが、夏には鮎、秋には鮭を見ることができ、子供の頃によく遊んだ川である。注:鮭については近年の稚魚放流による。  さて、天井川についてというテーマで書き出したが、実はこの川はかつてとんでもない天井川であった。当時の本線(現在も本線というが、国道350号)と呼ばれる道路は、この川にさしかかると結構きつくて長い坂を上って越えな . . . 本文を読む

小泊須恵器窯跡を訪ねて

2004年10月10日 18時18分24秒 | 佐渡歴史
 国道350号を佐渡市真野から小木へ向かっていく途中、海岸段丘上にある一集落に小泊というところがある。道沿いに白山神社が見えたら、窯跡への入口表示が近くにある。この辺は段丘面に相当し、緩い傾斜面に集落と棚田の体をした水田が広がる。道は細いが、水田から見える丘陵の麓を目指す。すると写真のような石碑がやがて見られるはずである。現在、その手前の水田地帯では発掘中であった。行ってみるとおびただしい数の須恵 . . . 本文を読む

台風22号が去り快晴の10月10日に第一号です。

2004年10月10日 11時49分11秒 | 佐渡地理
10月22日。台風22号が去り快晴の今日。いよいよ自分のブログを立ち上げることになった。中心的話題はふるさとの佐渡が島に関するものだ。普段から地理学に関わる場所に身を置く者として、地理的なトピックを極力織り交ぜながらの記録をしていきたい。また、これをごらんになる方々に少しでも観光案内に載る話題以外の視点で、佐渡を楽しめるよう心がけたい。 写真は今夏、訳あって調査した佐渡市西三川(にしみかわ)の鉄砲 . . . 本文を読む